西框清隆

小説や日々のことを書いていこうと思っております。 どうぞよろしくお願いします。

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最近の記事

ぼんやりと生きる 2全力で逃げること

突然ですが、生きるのって難しくないですか? と、いきなり重い言葉を載せてしまうのは些か、引いてしまいそうになるな、と思ってはしまうのですが、でもやはりそう思うことの方が日々暮らしているとよくあるので、聞いてみた限り。 仕事も恋も人間関係も家事も育児も親のことやらなんやら、沢山ありすぎて人が抱えられる悩みを生まれながらにして許容量を既に超えているのでは? それが現代日本という堅苦しい言葉を用いると、まっなんだ政治的な発言かよって冷たい言葉を投げかけられるんだろうなと思う。

    • ぼんやりと生きる。1読書をするってこと

      ぼんやりと生きるをテーマに日記のような随筆のような不思議なものを書こうとする今回の連載。 連載?勝手に連載と呼ぶことにしているので、連載だ。金にもならない連載でも、ここで連載すると決めたので誰にも否定はさせないつもりなのだけど、不安は不安だよね。、 ということで、本日は自分にとって身近な読書について。 本を読むようになったのは、とても遅く、受験勉強が嫌になっていた高校三年生の夏。 死ぬほど逃げたくなって、とりあえずオタク友達で本の虫(家族全員本を読むらしく、家が本で傾くと

      • くだないことをグダグダと

        知らないことを知らなくていいと、なんの判断なのかは知らないが、それでいいとなにか新しいことを面白がるチャンスをみすみす失ってしまうのは、なんという損失だろうかと思うのはまっ私の勝手なのだけれど、あっでも、やっぱり何かを知ることの面白さはその辺の刹那的な快楽よりもずっと楽しく、快楽原則にもしっかり則っているような気がする。 そんな本日のテーマは、学ぶこと。 私が学ぶことを書くというのは。これは如何に!!! 成績は山あり谷あり。人生とおなじなのよね。人生まだまだ折り返して前だけ

        • 1章 independent love song

          1.1 ▹▸ ――― 冷たい。  最初に口から出た言葉はそれだった。  息を吐くと口元から白い煙がゆらゆらと形を変えながら立ち上る。酷く乾燥した空気の中で指先の皮膚が硬くなっていくのがわかる。冷えきった風が過ぎ去ると、突き刺さるように痛覚が刺激された。アスファルトに削られてしまった小さな枯葉が、かわいた音を立てながら足元を掠める。  気づくと、私はひとりで細く薄暗い路地に立ち尽くしていた。周囲を確認しても私以外には誰もいない。ビルの薄汚れた壁と苔むした室外機だけが私の横で鎮

        ぼんやりと生きる 2全力で逃げること

          星空と月と花火の下

          この題名を見て、あっ、水樹奈々さんの曲だ、と思う人がいればまさにその通りです。 少なくとも私はこの曲が好きで、高校時代は悪いことと知りながら登下校の道を自転車を漕ぎながらイヤホンをつけてリピート再生でよく聞いていた。 それだけ当時、この曲から感じる切なさと美しさは私の胸を打った。 そして、今回この題名を利用させてもらって、何か文書は書けないかと思ったのです。 さらに、ならば7人の女性の物語を書こうと決めて、そのオムニバスの題名を と決めました。 これは、7章の物語は、全

          星空と月と花火の下

          小説を書くという苦行について

          題名があまりにも大仰なものになってしまったが、実際書いてる時、楽しさ半分苦しさ半分であり、後で見返る時は苦しさ全開なので、少なくともこのタイトルは嘘ではない。 どのくらい苦しいかといえば、思春期の日記を未だに生産し続けているくらいには苦しいのである。美少女を主人公にした物語を書いていた頃のオタク全開な高校時代。生徒会の一存しかり、物語シリーズしかり、を真似たような作品群を今更見返すのには余程の鉄人的な精神力がいる。そして、それは今も尚生産し続けている作品にも同じことが言えてし

          小説を書くという苦行について