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文系でも分かる!ChatGPTで定時に帰る方法

最近注目を集めているAI技術「ChatGPT」は、その回答精度の高さから様々な活用方法が提案されています。その中にはプログラムの修正・提案といったエンジニア向けの活用方法だけでなく、ビジネスパーソンの方々にとっても嬉しいものが数多く存在します。

この記事では、弊社が日々行っている活用方法、お客様から伺った活用方法をまとめる形で、ビジネスパーソンが今日から使えるChatGPTを用いた業務効率化のテクニックを紹介します。ぜひ、本記事を活用して、定時退社を勝ち取ってください!

テクニック1:表の作成・修正

ChatGPTとの対話の中で、いくつかの事例等を提示してもらった後、それを表にしてまとめて欲しい時があります。

そのような時は、会話の中で「表にまとめてください」と指示することで、表形式での出力をすることが可能です。
さらに、「この列のこの情報を抜き出して新しい列を作って」といった指示で、表の細かな修正まで行うことが可能です!

プロンプト例:結果を「〇〇」「▲▲」「■■」の列からなる表にまとめてください。

いつも通り質問をする
表の作成を依頼。修正も可能

ChatGPTを単なる情報提供に使うのではなく、資料作成までさせてしまうことでかなり効率的に仕事を進めることができます!

テクニック2:pdfなどからのコピペで崩れてしまった表を整形する

先ほどのテクニックと同じく表に関するものですが、以下のようなpdfの表をコピーして貼り付けようとすると、体裁が崩れてしまうことがよくあります。

pdfの表の例

これを自分の手で直すのは相当な手間なので、ChatGPTに整形してもらいましょう!

プロンプト例:以下はpdfの表をコピーアンドペーストしたものです。1行が1データになるように再度整形してください。出力は表形式にすること。

表データを再度整形してもらった例


このように崩れ方が不規則な場合でも、元々の形式に整形が可能です!

なお、意図した整形結果にならない場合は、「1行目は商品名 価格 売上数  前年比(%)になります」といったように、ヒントとなるプロンプトを追加してあげることで望み通りの出力結果を獲得しやすくなります。

1行目のヒントを与えた例

テクニック3:Excelの関数を教えてもらう

Excelの操作をしていて、「〇〇をするにはどんな関数を使えば良いか忘れた…」という経験はありませんか?

ChatGPTでは、行いたい操作を入力することでExcelの数式を生成することができます。

さらに、追加の条件を伝えることで数式を更新することができるため、ちょっとした変更もすぐに対応することができます!

プロンプト例:Excelで、A1, A2, A3セルにある値のいずれかに当てはまれば1、そうでなければ0を返す数式の書き方を教えてください。

複数のセルと一致判定を行う数式を聞いてみた例

従来は検索をして自分の求めている内容の記事等を探す必要があったので、かなり時間を短縮できるのではないでしょうか!

テクニック4:自分の知らない分野の一般常識を教えてもらう

今まで触れたことのない領域のタスクに取り組むことになった場合、その領域の知識をインプットする必要がある一方で、「何をどう調べていいかがわからない」「周りにその分野に詳しい人がいない」という状況になることがあります。

そのような時は、ChatGPTにその領域のプロとして振る舞ってもらいましょう!その分野の一般的な常識を、まとめて説明してくれます。

プロンプト例:あなたは今からプロの動画配信者として振る舞ってください。質問ですが、動画配信者は具体的にどのような流れで収益を得ていますか?

動画配信者の収益獲得方法について聞いてみた例

ChatGPTであれば、その道の人からすると当たり前のことでも気軽に質問することができるのも嬉しいですね!

テクニック5:書き慣れない文章を書いてもらう

規約などのかしこまった文章や、SNSでのキャッチーな投稿など、普段書くことがない文章を書くとき、どのように書いて良いか悩んで時間がかかってしまった、というご経験はないでしょうか?

そのような時は、ChatGPTに文章のアイデアを考えてもらいましょう!

プロンプト例:以下の文章を、SNSの投稿用にキャッチーなものに変えてください。

==文章==

この記事の投稿文を考えてもらった例

少しイメージと違った場合は、添付の様に「もう少しこうして欲しい」を伝えることで微調整ができます!

テクニック6:叩き台となるアイデアを出してもらう

作成した記事のタイトルや商品名は、考える際に土台となるアイデアがあることで格段に考えやすくなります。

そのようなアイデアの土台は、ChatGPTに作成をお願いしてみましょう!

プロンプト例:アプリケーションの名前を考えたいです。アプリケーションの内容・対象を以下に入力するので、名前のアイデアを3つ作成してください。なお、それぞれの名前の意図も簡単に説明してください。

==アプリケーションの仕様を箇条書きで記載==

食事のカロリー等を記録するアプリのタイトルを考えてもらった例

このように、その名前の意図も併せて生成することができるので、単にアイデアだけ提示してもらうよりも、周囲にアイデアを説明する時にも助かります。

このようなアイデアを作る仕事はどうしても初めの案出しで詰まってしまうことがあるので、ChatGPTを壁打ち相手にできるのは心強いですね!

テクニック7:英語メールを作ってもらう

仕事をしていてよくあるのが、英語でテキストコミュニケーションを取らなくてはいけないシーン。

翻訳アプリを使うのも良いですが、あくまで元の日本語文の忠実な訳なので、細かいニュアンスも含めどこまで自然な文になっているのか?不安になることがあります。

そんなときは、ChatGPTを用いることで自然な文章のメールを作成することができます!

プロンプト例:メールの件名と文章を英語で考えてください。伝えたい内容は以下の通りです。

==メールの内容を箇条書きで記載==

取引先へのメールを書いてもらった例

翻訳アプリだと土台となる文章を日本語で作成する必要がありますが、ChatGPTだと箇条書きで内容を入力することでメールを作成してくれるので時間を節約できます!

テクニック8:Webアンケートの(割となんでも良い)選択肢を列挙してもらう

アンケートを作る際、選択肢の設計に悩むことはありませんか?
例えば、趣味を聞く質問のように、回答の幅が広く、選択肢を作り込む必要がない場合は、選択肢を考えるのが手間になります。

そのような割と何でもいい選択肢を列挙したい時は、ChatGPTにお願いすることですぐに選択肢を提示してくれます!

プロンプト例:あなたはプロのWebアンケート制作者です。「あなたの趣味を教えてください」という質問に対する選択肢を10個考えてください。ただし、選択肢には被りがないよう注意してください。

趣味を尋ねる質問の選択肢を列挙してもらった例

このような選択肢を被りがないように考えて書き出すのは意外と手間なので、自動的に列挙してくれるのはとてもありがたいですね!

テクニック9:文章を要約する

会議の議事録を作成したり、資料の内容をまとめたりするのは、機会が多いかつ大変な作業ではないでしょうか。

当社が調査・体感している限り、このような文章をまとめるタスクは、ChatGPTが最も精度が高く、得意分野と言えるので、ぜひまとめをお願いしてみましょう!

プロンプト例:以下の文章をわかりやすくまとめてください。

文章のまとめを生成してみた例

さらに、プロンプト(ChatGPTに対して指示する内容)に「markdown形式でまとめてください」や「200文字以内でまとめてください」など、細かな条件をつけることでより理想に近い要約を作ることができます。ぜひ、色々なプロンプトを試してみてください!

おわりに

この記事では、ChatGPTを用いた業務効率化のテクニックを紹介しました。

この他にも、ChatGPTが役立つ場面は数多く存在します。現在取り組まれているお仕事の中で、「これはChatGPTで効率化できるのではないか?」というものがあれば、ぜひ実際に試してみることをおすすめします。

それでは、皆様よいChatGPTライフをお過ごしください!

(本記事はNishika学生インターン柳、代表取締役CTO松田が執筆しました)


Nishikaでは、企業様向けに「ChatGPT研修」をご提供しています。

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