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続)アルフォートを食べられる

ここ数日、特に何もない時間はリビングで過ごすことが多かった私は自然とホストファミリーの動きを観察していた。

ホストマザーはひたすらリビングでボッーとしているし、ホストファザーはよく仕事をしている。また、娘ちゃんは甘いものがとにかく好きなようで、よく冷蔵庫を開けてはチョコレートやアイスを食べたり、ゼリーを作ったりしている。さらに、甘いものが見当たらない時は冷蔵庫を隈なく探すほどの徹底ぶりで、先程もホストマザーと私がいる目の前で、私ののど飴を勝手に食べていた。

あまりにも自然に冷蔵庫にあったのど飴を娘ちゃんは食べたものだから、私は驚いた。たぶん、彼女は罪悪感があまりないのだと思う。罪悪感がないかどうかはさておき、彼女の中では、甘いものを食べたい欲≫私のお菓子を食べる罪悪感となっているのだろう。(だってのど飴なんか、置いてあった場所にすら戻してないからね、なんか投げてたからね)

これは厄介だなぁ…と思いつつも、アピ(私達)の概念で生きている人たちとキッチンや冷蔵庫を共有している時点で抗えないことなのかもしれない。しかし、多少ショックな気持ちもあり、おもむろに自室に置けるミニ冷蔵庫を検索してみる。

せめて、部屋にミニ冷蔵庫でもあれば…と思ったが、先日ホストマザーに電気代が高くなるから洗濯機は2日か3日に1回使ってねと言われたことを考えると、たぶん無理だろう。(あと電圧とかの関係でも厳しいと思う)

彼女はとにかく甘いものをよく食べる。ご飯はダイエットを気にしてなのか、少ししか食べないが、その分(それ以上に)甘いものを食べている。「それじゃご飯減らしてる意味ないって…」と思うのだが、それはホストファミリーというかスリランカと人全般に言えることなので、ちょっと難しい。
例えば、ホストマザーが「夜は糖質を抑えるためにご飯を食べないんだ」と言っていた日があった。しかし、そう言いながら食べていた食事はパスタだったし、食後にしっかりフルーツも食べている。全然意味ない。

こればっかりは概念と考え方の違いだから仕方がない。そう思うと、もはや日本のお菓子なんて買わないで置くことが一番のように思えてきた。しかし、ちょっと面白いのが被害に合うのは甘いものに限られているという点だろうか。

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