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生徒にあだ名を付ける

デビュー戦の最中で、私はある一人の生徒をあだ名で呼ぶようになっていた。そんな私がスリランカで初めて生徒に付けたあだ名は「ニディ」(睡眠、眠る)である。

恐らく、現在の日本の教育現場ではこんなあだ名を付けたら何かしらの処分が下るに違いない。というか、あだ名を付けること自体がNGと言われているレベルであろう。そんな社会からやって来た私も、ついにスリランカで生徒にあだ名を付けてしまう日が来るとは…いやはや環境とは恐ろしい。

「ニディ」が誕生するきっかけは、その生徒が1日中「ニディ、ニディ」と眠たそうに授業を受けていたことがキッカケだ。その次の日も、彼はどこか眠たそうで、私も「ニディダ?」(眠たいの?)と聞いていたら、そのまま「ニディ」があだ名となっていた。

最初は、外国人が急に付けてきたあだ名なのか、皆面白がったが、それ以降は本人も少し恥ずかしそうにしていた。(その上、眠たそうじゃなくなった)
スリランカでは、たまに日本では考えられないようなイジリが発生するのだが、やっぱり生徒側は恥ずかしいのだろうか?私自身の言葉が拙い分、少しは慎重になりたいなぁと思った半面、スリランカで付けた初めてのあだ名が「ニディ」ってちょっと面白いなぁと思った。


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