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バスの中でも踊る、踊る ~日帰りキャンディ旅行~

有難いことに同僚とその人が受け持つ生徒達と一緒に日帰りキャンディ旅行に出かけることになった。

現地人と観光客の差

キャンディは日本で言う京都のような場所で、有名なお寺や観光スポットがある。私はレジデンスビザを持っているので、基本的には現地人の人と同じ値段でチケットを購入できる。しかし、見た目が完全に現地人ではないため、毎回窓口や入場ゲートでIDカードの確認が発生する。この作業がまた3人ぐらいで確認しに行ったりとかして、ちょっと時間を食われるのが面倒だったりする。(日本人なので仕方ない話なのだが)

仏歯寺に行った時、一緒に訪れた同僚や生徒はチケットを買う様子がなく、なんとなくここは無料なのかな?と感じていた。しかし、その後に同僚の男性から観光客用のチケットを手渡される。そのチケットの値段は2000ルピーで、スリランカで生活しているからこそ、その値段の高さに驚く。
よくよく話を聞くと、現地人は無料なのだが(仏教徒にとってかなり神聖な場所だからだと思う)、観光客はチケットが必要らしい。私はそもそもレジデンスビザを持っているから観光客用のチケットも必要ないのだが、何よりも同僚の男性にそれを払わせてしまったことが申し訳なくて、後で2000ルピーを彼に渡した。しかし、彼は「僕たちは友達なんだから必要ないよ」と言った。いやいや、必要ないよと言えるほどの値段でもないと思うのだが…と思い、私も私で折れなかったのだが、それも彼は受け取ろうとしなかった。

彼の話いわく、私がレジデンスビザを持っていても持ってなくても、観光客用のチケットを持っている方がスムーズ(超意訳)らしい。でも、たぶんこれは場所によると思うので、普通にレジデンスビザを持ってる人は堂々と現地人価格で入ればいいと思う。

一人にさせないという価値観

家にしても会社にしてもどこでもඅපි(私たち)になった途端、とにかく一人にさせないという気概が周囲の人から生まれてくる。(たぶん私がまだピヨピヨ日本人だからってのもあると思う)しかし、どこに行っても、一人で寂しくないの?退屈してない?家族には連絡してるの?と聞かれることもあり、たぶん基本的に一人で何かをするってことが日本以上に少ないのだろうと感じた。

スリランカでビックリしたこととして、お昼ご飯として持ってきたライス&カレーを皆で一緒に混ぜて、シェアしながら食べることだ。3人集まれば3人、5人集まれば5人。それぞれが持ってきたライス&カレーを全部いっしょくたにして、それをみんなで手で食べる。
最初に見たときは、ビックリしたし、その中でカンナ(食べな)って言われたときは「このピヨピヨ日本人にご飯を食べさせないといけない」って思われているのだと思って、申し訳なくて断ってしまったのだが、今思うにあれはඅපි(私たち)の行為だったのだ。

バスの中でも踊る

帰り道、私は疲れてバスの中で爆睡してしまった。(借り上げバスだからこそ出来ること)しかし、そんな中でも大半の生徒たちは爆音の音楽をかけてバスの中で踊っていた。(借り上げバスだからこそ出来ること)
日本だったら、危ないからやめなさいみたいな話になるだろうが、先生すら踊ってしまっているので、全く問題ないのだろう。

スリランカに来て薄々感じるのだが、わりと踊るのが好きな人が多い印象がある。

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