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地面を感じて歩く

スリランカでは皆、日常的にビーサンを履いている。基本的に仕事の時は男性なら革靴か場所によってはスニーカー、女性もキレイめのサンダルを履いていることが多い。しかし、ローカルのお店の店員さんは基本的にビーサンだし、休日にどこか行くとなると、パーティーとかではない限りビーサンを皆履いている。

お寺での気付き

スリランカでお寺にお参りする時は靴を脱ぐ必要がある。その日は何か所かお寺を巡っている日で、何度も裸足で硬い石畳の床やコンクリートの地面の上を歩く中で、自分かかなり雑に歩いていることに気が付いた。もう少しちゃんと説明すると、足が地面に着く際に膝に負担がかかりそうな、足を投げ出す感じの歩き方をしていると思ったのだ。

それもそのはず、私は日常的にkeenのサンダルを愛用していた為、自分の歩き方を気にする必要なく、スリランカの地面を歩くことが出来ていたのだ。
keenのサンダルの素晴らしさは説明するまでもない。長時間歩いていても足の疲れを感じにくいし、水洗いも出来る。(モデルによっては水陸両用のものもある)発展途上国あるあるのボコボコした地面や雨季によくある急な雨にも対応できて、さらに耐久性の高いとくれば、keenの右に出るものはいない。しかも女性向けのかわいいデザインもある。とにかく最高なのだ。

しかし、私のスリランカでのモットーは「現地に馴染み、紛れること」それを考えると、最高で最強のkeenのサンダルを毎日愛用する訳にはいかない。もちろん、モットーだけでなく、自分自身の歩き方改善のためにも沢山サンダルで歩こうと思ったのだ。

サンダルデビュー

私はとにかく地面を感じて歩きたかったので、安めのサンダルを探した。この時は(今もだけど)一人でマーケットに繰り出す勇気はなかったので、職場近くのお店で800ルピーほどのサンダルを購入する。
自分の足のサイズ的だとイタリア(EU)サイズで37なのだが、何となくそれでは小さいように思えて結局40のものを購入した。スリランカではあるあるなのだが、コンセントの形にしろ靴のサイズにしろイタリア(EU)サイズとイギリス(UK)サイズが混在しているので、慣れないうちは困惑する。

そして満を持して購入したサンダルで近所を歩く。足元を少し変えただけで、全然地面の感じ方が変わる。地面のボコボコかんとかをダイレクトに感じることが出来て、だからこそちゃんと道を見て歩こうって思えるし、ボーっと出来ない緊張感も生まれる。なんかいい感じだなぁと思って、家に帰宅すると、思いっきり左足の親指と人差し指の間が靴擦れしていた。

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