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優勝! 2023/12/24、なんじぃCUP 2日目 上位トーナメント@南城市陸上競技場

昨日の結果を受けて、本日は上位トーナメントに参戦。第1試合のキックオフは8:30でしたが、8:00の時点で6名しか集まっていないという、いつもながらの脱力ぶり。熱心にウォーミングアップを進める相手チームを横目に、どうしたものかと困り果てていましたが、何とか試合開始までに9人あつまりました。

第1試合:0-0(PK 5-4) vs カルチャーFCさん

そんな感じの入りなので、どうにも緩い立ち上がり。対戦相手の前日の試合を参考にした布陣で望みますが、そもそも運動量があがらず、しっくりきません。雨で足元わるいなか、細かいパスを丁寧につないでくるカルチャーさん(みんな上手だった)に走らされます。終始押され気味でしたが、なんとか同点のまま試合終了。PK戦に持ち込みます。

みんな落ち着いてPKを決めていくのは頼もしかったですが、相手チームも外すことなく長い戦いが続きます。最終的には、GKともきのファインセーブに救われた形で何とか勝利を掴みましたが。

3:30 GKともきのファンブルは良いとして、逆サイドのじゅんがボールしか見ていない。常に首を振って周りの状況を確認してほしいですが、とくに局面が変わったときは必ず周囲の状況を再度確認しよう。

第2試合:3-3(PK 3-2) vs 船越FCさん

2試合目は、昨日に続いて船越FCさんとの対戦。地力に勝る相手に今日も大苦戦しますが、後半なんとか追いついて、2試合連続でPK戦となります。またしても、GKともきの活躍でかろうじて勝利。

この試合では自チームなりの攻撃の形を再度確認していこう、というテーマでしたが、攻め上がる分だけディフェンスが甘くなってしまいました。1試合目に続いて課題の残る試合でした。

得点/失点シーン

5:20 りく
相手ゴールキックをセンターラインあたりでりくがカット、落ちてきたボールに走り込んでロングシュートを放つと、ちょうどアウト気味の回転がかかって、ありえないぐらい良いコースへ飛んでいき先制。


6:20 失点
相手ゴール前で連続した攻撃を行って前掛かりになっていたところを、見事なカウンターを食らって失点。攻撃を優先していたので、りくが戻りきれなかったのはしょうがないけど、ともきのポジションと戻る速度が中途半端だったかな。けんじろうは、GK不慣れすぎですが、これはすぐ修正できるレベル。

9:50 失点
自陣ゴールキックを、ともきがうけてターンすると、クリアミスで相手へのパスになってしまう。キックの精度もあれですが判断のほうが問題。前を向いてそっちの方向にチャンスがなければ、クリアという選択をキャンセルして、GKに戻して更にパスを受けられる場所へ移動するとかでも良かったかも。GK不慣れすぎ、再び。

11:05 りく
相手ゴールをキックを奪って、りくがドリブルで独走、しっかりキーパーの逆をつくシュート。シュートイメージから逆算していたドリブルのコース取りだとしたら、末恐ろしいセンスですが、なんにせよスピード感最高です。

12:56 失点
相手FKを直接きめられて失点。練習したことないのでしょうがないですが、壁というよりはGKのブラインドを作ってしまった感じ(笑

0:33 ゆうき、コーナーからヘディング
コーナーキックを、ゆうきが頭で決めて同点。ちょっとコーナーキックは練習したいですね。攻撃も守備も。

9:10
ともきが相手のボールを奪ったあとに、かいりの前のスペースへ素晴らしいパス。得点には至りませんでしたが、足元ではなくスペースへパスを出すという意味でお手本的なプレー。



第3試合:4-1 vs たきばる東さん

上位トーナメントの3試合目、たきばる東さん。対戦相手は言わずとしれた強豪(直近の全日県大会では3位)、との一戦を前にして、この試合で何を勝ち取るのかを話し合います。ここまで強い相手と試合できる機会は少ないので、引いて守るパターンの練習をしてみたいよね、ということになりました。たまにやる5バックですね。

ただ、一試合を通してずーっと守り切るのではなく、局面を見ながら自分たちで判断してシステムを変更していくことも忘れずに、という意見も。というのは、たきばる東さんが今大会において前半は主力温存して、後半に本気を出してくる、というパターンが多かったためです。基本路線は、ディフェンスの練習をしましょう、なのですが相手の出方によっては方針変更する選択肢があることも忘れずに。

蓋を開けてみると、やはり前半は主力を温存してきた相手チームに対して、後ろに下がらず積極的な攻勢を展開します。結果、3-0で前半を終了します。もう少し決定機はありましたが、まぁしょうがない。

後半から主力を投入してくる相手チームの猛攻に備えて、予定通り5バックの布陣で臨みます。ペナ幅を5人でしっかりブロックすること、DF選手間の間を空けないこと、ボールサイドへ5人でしっかりスライド。そしてロングシュートを打たせないために、前の2人はしっかりプレスをかけ続けること。システム的には、5-2-0ですね。相手陣地に攻め込む必要はない、とういう方針です。ここまでやるのか、という気もしますが、ここまでやっても失点するぐらい実力の差があるので、やはりたきばる東の選手たちがどれだけ凄いか、という感じです。

後半スタートしてみると、相手チームのオフェンスは想像以上の破壊力で本当に苦労しましたが、とにかくゴールを守ることだけを徹底します。育成という観点では、決して褒められた戦術ではないかもしれませんが、選手たちの勝ちたいという気持ちを尊重して、とにかく逃げ切りを狙います。

いつもテーマにしている、ゴールキックを攻撃の起点として後ろから繋いでいくことすら放棄して、とにかくセーフティにいきます。ボールを奪ったら、どこからでも相手チームのサイドラインなるべく深いところを目指したクリアを連続して、しかも深追いはしない。なるべくペナルティエリアの中に侵入させないように外へ追い出すディフェンス、そして対角でフリーになる選手が生まれないように逆サイドのDFは身体の向きを意識して、首を振り続ける(フリーになっている相手選手の位置を確認し続ける)。集中した守備の時間が続きます。

何度も決定機を作られますが、チーム一丸となって必死に守ります。相手チームのレベルに関わらず、どんな試合でもそういう時間帯はあると思いますので、とにかく全員で守り切るという意識を徹底することが出来たのは、とても良いトレーニングになったと思います。さすがに無失点というわけにはいきませんでしたが、練度の高いコーナーキックからのヘディング1失点だけに抑えることができたのは想定外の上出来でしたね。おまけの得点までついてきて、後半のスコアは1-1。

結果、4-1で勝利をおさめ、今年のなんじぃCUPは上位トーナメント優勝という結果となりました。まさか試合開始直前まで人数が足りなかったチームが優勝するなんて、会場内の誰も思ってなかったでしょうけど、昨日の結果(3勝)におごることなく、寒い雨のなか最後まで諦めない気持ちでハードワークし続けた選手たちが掴み取った奇跡だと思います。

得点/失点シーン

7:06 れいや
ともきが自陣ゴール前からDFは裏へロングフィード、走り込んだりくがゴール前まで運び込んでキーパーとぶつかり倒れ込む。こぼれ球を拾ったれいやが、相手の位置を見てふわっとしたシュートで先制。

10:02 りく
前線でのかいりの執拗なチェイシングが相手のボール回しのミスを誘い、りくのところにボールが落ちる。思い切って振り抜いたシュートは、GKの頭上を超えてゴールへ。


12:25 りく
相手GKのミスフィードを見逃さなかったりく、カットしてDFを1枚かわしてテンポよくGKの逆をつくシュートがゴール隅に決まる。

失点
相手コーナーキックから失点、相手チーム10番のお手本のようなヘディングシュート。

15:00 りく
相手チームのクロスをりくがカット、そのまま相手陣地へドリブルで持ち込んでハーフライン越えた当たりからロングシュート。相手GKがワンタッチしてコーナーキックを獲得。チャンスだけどカウンター対策で、相手ゴール前に立つのは、ゆうきとりゅうきだけ。完全にゆうきをマークさせておいて、りくのコーナーキックはゴールを直接狙うコース(狙ったのか分かりませんがw)。これが相手GKのファンブルを誘い運良く直接ゴール。


わたし自身はなんじぃCUP初参加でしたが、素晴らしいピッチコンディションはもちろん、細やかな気配りが行き届いた非常に温かい大会でした。参加させていただき、本当にありがとうございます。連日さむいなか帯同いただいた保護者の皆さん、雨のなか審判つとめていただいた伊藤さん、與那城さん、古謝さんもありがとうございました。

選手の皆さんは、今日から冬休みかもしれませんが、年明け早々の最後の大会(おきJ)に向けて、悔いのない日々を積み上げていきましょう。実質、あと10日後ぐらいですからね。



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