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「日々日々集大成」 現代を生き抜くすべての人に向けた応援歌

 僕の小説を読んで曲を作ってくれた友人が、新曲を作った。
 友人だから紹介するわけではなく、純粋に曲が良いと思ったから勝手に紹介する。

 「日々日々集大成」は、現実と格闘する人間に対する応援歌である。

 この曲のMVは、軽やかなメロディーにボーカロイド「洛天依」が可愛らしく踊りながら明るい声で始まる。
 しかし、歌詞の内容はとてもリアルで、どちらかと言えば暗い。

 この曲は以下の歌詞から始まる

 ハロー ハロー ボクならココにいるよ
 ただいま って言って ドアを開ける
 おかえり の声は聞こえない

ハロー ハロー ボクならココにいるよ
おやすみ の声はひとりあるき
そして いつも通りの朝

 さすがに暗すぎん?

 でも、これがリアルなんだろうな。
 自宅に帰り、1人で闇に向かってただいまを言う姿が容易に想像できる。

 この暗い歌詞を、明るくボーカロイド「洛天依」が踊りながらノリノリで歌っている。
 いや、シュールすぎん?
 歌詞と曲調のギャップがすごくておもしろい。

 歌詞の内容を少し考察すると、
 就職して一人暮らしを送っている生活の中で、環境は変わっても自分は変わってない!
 という、意思を感じる。

 歌詞を一つ一つ分析してもいいが、長くなるからこんなものにしておく。

 とにかく、この歌はつらい現実に共感して、寄り添ってくれる曲である。
 「がんばれ」のような直接的な応援はないが、つらい現実を送る人に寄り添い、あなただけじゃないよと言ってくれる。

 「才能がない」の一言で、夢を諦めきれない人たち、夢を諦めそうな人たちに、曲を作ることによって態度で示している。

 自分も、「才能がない」という安易な言い訳を使わずに、夢を追いかけたいと思う。

 良い曲をありがとう。

カメ

サポートされた暁には、しっかりと喜ぼうと思います。 普段飲む牛乳のランクを一つ上げます