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No.274 「慶應高校野球部森林貴彦氏に期待する」

丁度1年前の独り言「夏の甲子園:悲劇を生んでからでは遅すぎる」で呟いたが、今夏も常軌を逸する大会が行われ、全マスコミ総出でこの大会を盛り上げ感動の渦作りに躍起となった。

純粋無垢な高校生たちを過酷な場に置かせてまでも現状を死守したいマスメディアと巨額な利権。この矛盾だらけの構図に多くの常識人たちが改革の声を上げるも主催者側に届かず。大袈裟でなく大切な命が奪われる事態を招かないかと不安は募るばかり。

そんな中、頂点に立った慶応高校野球部。そして、高校野球の在り方に真正面から疑問を投げかける森林貴彦監督。今、最も注目される氏の発言力は甚だ大きく、改革のメスを入れる引き金となることを心から願う。

疑問は、高校生の時からずっと持ち続けてきた。
なぜ、高校野球だけが注目されるのか? 
なぜ野球部は坊主なのか? 
なぜ挨拶・返事・行進が軍隊的なのか?
なぜNHKは高校野球ばかり放映するのか? 

私はバスケットボール部だったが、野球部に対して多くの疑問を持った。何より、NHKが他の高校スポーツを差し置いて野球ばかりテレビ放映することに納得がいかず、抗議の電話を入れるも全く相手にされなかった。

森林監督のご意見やお考えを拝聴するに、これまでの矛盾や疑問点が分かりやすく表面化している。今こそ改革の時機到来だ。

マスコミは森林監督の言葉に真摯に耳を傾けつつ大きく発信してもらいたい。

2023年8月

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