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No.286「高校野球、早急に命を守る改革を!」

全国高校野球選手権大会が今月7日、甲子園球場で開幕した。命を守る改革が断行されるまで、8月の独り言はこのテーマを貫こう。

2023年8月:No.274 「慶應高校野球部森林貴彦氏に期待する」
2022年8月:No.262 「夏の甲子園:悲劇を生んでからでは遅すぎる」

昨年から始まった「クーリングタイム」、今年から始まる「朝夕2部制」。この程度の小手先改革では、命は守れない。世界中で地球沸騰化か進んでいる今、命が奪われることは決して大袈裟な話ではない。事実、地方大会において、選手たちや応援者、観客たちが熱中症にかかり病院に搬送されたという話は枚挙にいとまがない。まだ死亡者は出ていないが(僕の知る範囲)、人生を棒に振ってしまうほどの後遺症を背負ったという実例は既に出ているのだ。

大会関係者は真剣に議論し、早急に命を守る対策を講じてもらいたい。マスコミも美談ばかりを取り上げず、この惨状を問題視してもらいたい。
このような「虐待」を未来の宝たちに強いることで、取り返しのつかないことになりかねない。未来の宝たちのみではない。審判員を始めとする現場で試合を支えている関係者の中には、暑さに不慣れな方や年齢を重ねた方々も少なからずいらっしゃる。地方大会を含め、この酷暑・炎天下で試合を行う危険性は火を見るより明らかなはずだ。

長嶋氏、王氏、イチロー氏、松井氏、大谷選手、どうか声を上げてくれないだろうか。あなた方が声を上げれば、必ず動きがあるはず。
再度言う。何度でも言う。
命に係わる重大な問題なのだから。


2024年8月

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