No.231 「自分が認められる世界がある」

謹賀新年

今年初めのご依頼は岡山県。高校での講演だ。

「内向きな若者が増えています。子どもたちが世界に飛び出してみたいという気持ちになるようなお話をお願いします」
校長先生からのご依頼である。

私は右寄り左寄りということではなく、日本という国を愛している
愛国者だ。だから、日本の良さは常に子供たちに伝えている。

その上で、こんな話を子どもたちにした。

男だからこうあれ。
女だからこうあれ。
学校に行くのは当然。
受験勉強は当たり前。
東大を頂点とした偏差値の高い大学が素晴らしい。
大企業に就職することが幸せ。
成人したら結婚する。
結婚したら子供を儲ける。

日本という国は、今でこそ
「生き方はいろいろ。人生もいろいろ。幸せもいろいろ」と口では言うが、暗黙の『正しいとされる』答えが、確かに存在する。

そして、多くの大人たちの価値観にどっしりと根付いている。
その大人たちは、その価値観に縛られていることにさえ気づかず、無意識の下、日々若者たちにプレッシャーを与え続ける。

日本を離れてごらん。

性ってなに?
勉強って何?
偏差値って何?
結婚、子ども?
そして、本当の幸せって何?

そこには、『正しいとされる』正解などない。

人として生まれ、自分には何ができ、どのように人生を全うするのか、
まっさらな状態から考える一歩を踏み出すきっかけを与えてくれる。

その階段の一歩を歩むためにも、日本から飛び出てみることを、心からお勧めする。

なにがきみの しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ

なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ

by あんぱんまん


2020年1月

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