見出し画像

成果を出すビジネスマンは自分の教科書を持っている!?

今日は、「アジャイル仕事術」とい本について書いてみました。
弊社では、アジャイル開発の手法の一つスクラム開発を導入しており、その開発手法を日常の業務で活かせないか考えていた時に、本屋さんで出会いました。

書籍情報『超速で成果を出す アジャイル仕事術 -プロフェッショナル2.0という働き方』

著者:坂田幸樹
プロフィール:
株式会社経営共創基盤(IGPI)共同経営者(パートナー)
日本コカ・コーラを経て、創業期のリヴァンプに入社。ハンズオン支援(事業計画立案・実行、M&A、資金調達など)に携わる
共著書に『アーキテクト思考』(ダイヤモンド社)がある。

こんな人に読んでほしい

  • 小さなチームで仕事をしている人

  • 0→1をつくる仕事をしたい人

  • ルーティンワークじゃない人

概要

業務のジャンルが多岐にわたる今の世の中では、一昔前のように自分の部署だけで完結する仕事はかなり減ってきている。そのため、個々人が真価を発揮し、他部署や他業界への一定の知識を持ち、自分なりの価値を生み出していくことが求められている。
そこで必要な力が何なのか、解説されている本です。

本書では、「アジャイル仕事術」を次の5つの力に分けて解説します。
1.構想力:独自の未来を構想する
2.俊敏力:素早くアウトプットを出す
3.適応力:環境に柔軟に対応する
4.連携力:六世の異なる人と協業する
5.共創力:コラボレーションして価値を生む

アジャイル仕事術 はじめにより

要約

ここでは、まず個人で価値を発揮していくための1.構想力の中から、「アーキテクト思考」と「自分オリジナルの教科書を作る」についてご紹介したいと思います。

「アーキテクト思考」とは


❶観察した具体的事例を抽象化して考える(抽象化思考)、❷他業界の課題解決の事例を自社の業界で使えないか当てはめてみる(アナロジー思考)、❸他社事例などを自社に実行可能なレベルに落とし込む(具体化思考)思考法のことです。

「アーキテクト思考」を身に着けるには

前提:現状を改善する施策はその場限りの解決策で同じことの繰り返しになる。
本質:「ゼロベースで白紙に絵を描くこと」
出発点:現状(As-is)を把握した後に「業界や会社の常識にとらわれない」状態(本書では「更地」と表現)を作る。

ゼロベースを作るには、異なる業界の人と話す、自分より若い世代から最新情報を得る、業界を知らない人と話すことでヒントが得られる。

2022年9月2日の日経新聞で取り上げられていたこちらの事例は、まさにこの3つの要素が入っていますよね。

自分オリジナルの教科書とは

自分の実体験に基づき、必要な時に使えるようにするためのもの。
MBAで学ぶような過去のケーススタディや書籍の事例は、他の人も読んでいるため、それだけでは戦えないので、自分オリジナルの教科書を作り、自分の置かれている環境で独自の成果を出せるようにする必要がある。

オリジナル教科書の作り方

  • 仕事で心に留まった出来事やイベント、感じたことを箇条書きで書く

  • 手書きでメモパッドに書くことで記憶に残りやすくなる

  • まずは、スマホのメモでもOK

  • ポイントは、後で思い出せるようにポイントだけまとめる

  • 目的は、「いつか見た景色」を思い出して、必要な時に取り出せるようにすること(アナロジー思考のネタとなる)

まとめ

ベンチャー企業では特に、業界に新しいことを導入する、これまでにない技術を導入するなど、日常の業務で0→1を求められることが多々あると思います。
私も、Sasukeで働く中で、何か新しい取り組みをするにあたり、「他社がやっているから」よりも「他社がやっていないから」やることの方が多いように感じます。また、「他社がやっている」ことであっても、そのまま自社で取り入れることはしません。おかれている環境が違うのに、同じことをやっても、期待している効果が得られるとは思わないからです。
そういった状況下において、このアジャイル仕事術は「仕事の進め方」や「業務に対する姿勢」を見直すきっかけとなりました。
新しい価値を生み出し、会社に貢献したいと思っている方におススメの一冊です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?