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(こんなド田舎の村じゃあどうせワシに未来なぞありゃせん……) 櫻井 六雄は腐りきっていた。 彼の気分が、という意味でもそうだったが、彼の生活、性格、人生観すべてが腐り、歪みきっていた。 臓腑まで腐っているのではないかと思うくらい、彼の息は臭い。 なぜこうなってしまったのだろう? 六雄は25年来の引きこもりだ。 引きこもりのきっかけは、中学時代のクラスでのいじめ。 よくある話だ。 家は代々豪農だったので、六雄の家は無駄にデカく広い日本家屋だった。
どうもはじめまして。 わたし、社 畜三と申します。 一介のサラリーマンです。 オフィスワークをされている皆さんにお伺いしたいのですが、クソ長くてダルくて内容のないダラダラ会議のとき、皆さんはいったいどんなエロいことを考えているでしょうか? まさかと思いますが、ルーチンな社内会議のたびに「この会議中に何らかのツメアトを残さないと……」と、建設的なように聞こえてたいして中身のない発言の機会を伺っている人ばかりではありますまい。 わたしなどは会議中、ほぼエロいこ
新入社員諸君、入社おめでとう。 とくにタチバナ律子くん。 君には人事部長として、いや、ひとりの50を前にしたただの男として、心の底からお祝いをしたい。 この不況のなか、我が社は3人の新入社員を迎えることができた。 そのうちの一人が君、タチバナくんだ。 あとの二人は男子。 採用したのはわたしだが、まあどうでもいい。 片方の名前はたしかウチヤマ? ウチモリだっけ? あともう一人のデブは名前も思い出せない。 今日、どうでもいい男子二人と入社
#10月これやる宣言 ■ おれは決めた。 イソベアヤノさん。得意先のキレイなお姉さんだ。 彼女と10月中にヤる。 イソベさんは歳のころ、30歳になったかなってないか。 少し肌が黒めだけど、ちょっと厚ぼったい奥二重。 ショートだけど少し攻めたパーマがダサめで似合ってる。 あんた、会社に入るまえはかなりギャルだっただろう。イソベさん。 いまだにギャルの名残が残ってるところが、ちょいダサくて好きだ。 いつもぴったりとしたパンツスタイルで、二つ並べたパパイ
言うまでもないと思うが、わたしはセクシーな水着グラビアが好きだ。 わたし以外の人も好きだろう。 好きじゃない? グラビア。 好きでしょ、グラビア。 そんなわけで、いわゆる水着グラビアについて今回はあれこれ考えてみたいと思う。 まず最初に言っておくが、水着グラビアというのはヌードではない。 また、これはときによーく見ないとわからないこともあるが、水着ではなく下着を着ているものとも分けて考えたい。 それは下着グラビアだ。 下着グラビアも下着グラビア
■ 何げなーく、その夜のデートで食事しているときに、勝也に言っただけでした。 まったく他意はありません。 ほんと、他愛のない話をしたつもりでだったんです。 「あのさ……今朝、朝の電車で痴漢に遭っちゃった……」 「え」 と、フォークでパスタを巻いていた手を止める勝也。 勝也はわたしの会社の同期で、付き合いはじめて半年くらい。 「え、って……その、痴漢に遭っちゃったって話よ。あたし、高校生時代はよく遭ったんだけど、大学生になってから、一度も痴漢に遭ったことな
人生に一度でいいから、冗談では無く、大まじで、『身体は正直だぜ』という台詞を吐いてみたい。 もちろん、セックスの最中にだ。 いや、言おうと思えば恋人なり、妻なり、愛人なり、あるいはお金でそういうことをさせてもらえる女性に対してなら、いくらでも言えるはずだ。 しかし、それは冗談が前提であって、いわばイメージプレイのようなものだ。 女性にたわむれに 『お代官様、お慈悲を』とか『先生、ダメだよ』とか『社長、困ります』とか言ってもらう。 そうした他愛のな