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#性癖の瓶を満たさないと出られない部屋 10centswriterさんの企画↓に参加しました。 「んん……」 中学二年生の少年、三郎は見知らぬ部屋で目を覚ました。 天井も床も、四方の壁も真っ白で、広さは十畳ほど。 ドアや窓は見当たらない。 「こ、ここは……い、いったい? ……ぼ、僕っ……」 たしか学校の帰り道だったはずだ。 かなり遅い時間で、公園の近くの暗い道を歩いていたときだ。 いきなり、後ろから羽交い絞めにされ……お決まりの何かを沁み込ませた白い
■ ユウは俺の小学校時代からの親友だ。 そのまま同じ中学に入り、2年生のときには同じクラスになり、これまでどおり仲良くやっていた。 だけど、夏休みの前に、同じ女の子を好きになった。 「お、おいユウ、お前いまなんつった?」 「ヤったよ。リコちゃんと」 夏休み明けの始業式の日、学校からの帰り道。 その日は急な雨で、俺が傘を忘れたので、ユウの傘に入って歩いていた。 男同士で相合傘とか、ちょっとハズいけど。 まあ俺とユウの仲だから、それほど気にならなかった。
教室の真ん中に机を迎え合わせにくっつけて、わたしは一人の女子生徒と面談をしていた。 眼の前の女子生徒……大杉未央は、ずっとふてくされた態度を崩さない。 まったく……ほんとに手のかかる生徒だ。 「大杉、ほんとにお前……先生の話聞いてるのか?」 「聞いてまーす……けど、先生、ウワサはウワサでしょ~? ……証拠あんの?」 そう言いながら大杉はツインテールにした髪の毛先を気にしている。 わたしに目を合わせようともしない。 くっきりした二重瞼に、ちょっと突き出た唇
■ エレベータで彼女と一緒になったのは、これで何度目だろうか。 彼女はこのマンションの住人で、僕の部屋の隣に住む人妻さんだ。 (ああ、この人はいつも……キレイだなあ……) 歳は30代半ばだろうか。背は165センチくらいですらりと高い。 背中までのゆるいウェーブヘアで、頭のてっぺんで両側に分けた髪の間には、卵型の小さな顔がある。 いつも化粧は控えめだけど、少し厚めの唇と通った鼻筋、切れ長な目がとても魅力的な美人だ。 (でも、なんと言ってもいちばん魅力的なのは…