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1話完結のエロ小説(18禁)

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一話完結もののサクっと読めるエロ小説はこちら(18禁)旧作もどうぞ。
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#カップル

ホラー映画観ながら痴女に射精させられた

直接内容は関係ないですが、↓以下の経験にインスパイアされたものです。 ■  千尋ちゃんはホラー映画が大好きだが、僕は大の苦手だ。  でもどうしても千尋ちゃんが観たい、というのでその映画を観に行った。   「ぎゃあああああああああーーーーああああああああーーーーーーーー!!!」  大画面では、ゾンビなんだか頭がおかしいんだか何だかよくわからない 不気味なおばあさんに(僕はもうストーリーについてけないくらい画面を見れていなかった)飲食店のお兄さんがグツグツ煮立つフライドポテ

通り雨、夕立ち、橋の下、はじめてのキス

■  自分の青春時代を思い出して、恥ずかしさで暴れだしたくならない人はいるだろうか?  あのときああしていれば、と思わない人はいるだろうか?  また、あのときああしていなければ、と思わない人もいないだろう。 「なんか……この感じ、雨ふりそうじゃない?」  二人で自転車を押して、橘さんとぼくは堤防を歩いていた。 「だいじょうぶじゃないかなあ……太陽も出てるし」    できるだけ、ふつうの喋り方をしていたつもりだ。  でも、心臓が口から飛び出しそうだった。  自転車のハ

変 態 た ち の 日 曜 日

 ベランダで洗濯物を干し終えて、一服煙草を吸っていた。  よく晴れて気候もだいぶ過ごしやすくなった、秋の初めの日曜日の昼。  うちのマンションは公立公園の広大な敷地の近くにあり、大通りから少し外れた場所に位置している。  南北に延びる大通りから西側に延びる細い路地と、大通りと平行に延びる路地のちょうど角にマンションは位置していた。  路地と路地が角をなす部分は土地の勾配があるため、ちょっとした石段になっている。  大通りを走る車の音からも逃れられて、静かで、見晴らしの

亜 佑 美 ち ゃ ん は 厳 し い

■  亜佑美ちゃんと仲良くなれたのは、素直に嬉しかった。  同じ学部のなかでもひときわかわいい亜佑美ちゃん。  目がぱっちりしていて、髪は黒髪ストレートで、大人しそうだけど、実はとてもノリがよくて人気者だ。  小柄でちっちゃいけれど、身体の出るとこ出てる。 「あ、亜佑美ちゃん……彼氏いるの?」  ある日、大学構内の中庭にあるベンチでたまたま一緒になったときに、勇気を出して聞いてみた。  はっきり言って、メチャメチャ勇気が必要だった。  いろいろと会話を重ねていくう

見られてたほうが興奮するやろ?

 地方に出かけたときのことだった。  その駅は無人駅で、電車を待っているのははじめ、わたし一人だ。  電車がやってくるまでは裕に40分はある。  本も持ってこなかったし、当時はスマホもなかったので、わたしにできることはいやがらせのように広がる田園風景を眺めていることくらいだった。  ああ、いったいこんなところで暮らす人間は、何を楽しみにして生きているのだろうか?  ファミレスはおろか、コンビニすらない。  たとえば10代の若者たちは、こんな場所でどんな青春を過ごすのか

痴漢に遭った話をしたら彼氏がメチャクチャ興奮した話

■  何げなーく、その夜のデートで食事しているときに、勝也に言っただけでした。  まったく他意はありません。  ほんと、他愛のない話をしたつもりでだったんです。 「あのさ……今朝、朝の電車で痴漢に遭っちゃった……」 「え」    と、フォークでパスタを巻いていた手を止める勝也。  勝也はわたしの会社の同期で、付き合いはじめて半年くらい。 「え、って……その、痴漢に遭っちゃったって話よ。あたし、高校生時代はよく遭ったんだけど、大学生になってから、一度も痴漢に遭ったことな

お兄ちゃん……壊れちゃうよ……

「あんた、あたしの妹が目当てなんでしょ?!」  香織がまっすぐに俺の目を見て言った。  どうやら冗談ではなく、マジメらしい。  おれはできるだけ自然な笑顔を作ろうと、必死に意識を顔面に送った。  ちゃんと顔面に伝わっただろうか……?    いや、ダメだ。  香織はまだ怒っている。 「なに言いだすかと思えば……どうしたの? 何かあったの?」 「なんかあったの、ってよくそんなトボケられるよね……ってかあんた、前から思ってたんだけど、ド変態だよね」 「ド変態って君、何