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1話完結のエロ小説(18禁)

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一話完結もののサクっと読めるエロ小説はこちら(18禁)旧作もどうぞ。
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2023年5月の記事一覧

姉は最低

 うちの姉はエロい。  弟の僕が言うのだからほんとうだ。  姉に対してそのような感情を持つのはまともではないと判っている。  姉には特定の彼氏はいない。  弟の僕がそんなことを言うのもなんだけど、姉はすごくふしだらな女だ。  電話一本でどんな男に呼び出されても出かけていってヤらせる女。  それが姉だ。  さっきも隣の姉の部屋から、携帯の呼び出し音がするやいなや、 「え?今から? 行く!! 行く!!! ……どこ? あ、駅前の公園??20分で行く!!」  続いて、あわ

元ギャル年上彼女

■  ふだんの美咲さんは、まるでドラマに出てくるようなクールで“デキる女”だ。  すらりとした長身に、スタイルの良さが際立つ細身のダークスーツ。  ほっそりとした両頬を覆う黒髪に、ちょっとキツめだけど鼻筋の通った丹精な顔立ち。 (……ああ、いったいどんな男があの人の彼氏なんだろうか……)  彼女と付き合い始める前、はっきり言って仕事ができない俺はいつもそんなことを考えていた。  入社3年目でそろそろ落ち着いてもいいはずなのに、俺はいつも2年先輩の美咲さんには叱られてばか

お嬢ちゃん、こんなのに興味ある?

 犬を散歩させていた。  その頃はそれくらいしかやることがなかった。  とても天気がいい日だったのを覚えている。  普段は自宅から20メートル四方を離れることはないが、さすがにあそこまで天気がいいと、駅向こうの公園まで足を延ばしてみようか、という気にもなる。  犬のほうは、あんまり乗り気じゃないようだった。  うちの犬は散歩があまり好きではない。  散歩に出かけると、ほんの5分も待たずに家に帰りたがる。  わたしのほうがこの犬に、散歩につきあってもらっているようなもん

ヒキオタニートクソキモ兄貴に

■ 「お兄様は悲しいでござるよ……たった一人のJK妹のユキちゃんがこんなにエロビッチだったなんて……」 「…………最低っ」  足の踏み場もないくらい散らかった兄貴の部屋。  一日中窓とカーテンを締め切ったその六畳間には、すえた匂いがこもっている。  兄貴が小学校のときから使っている勉強机にはPCが一台。 (なんで? ……なんであたしのスマホに入ってた画像が兄貴のPCに入ってんの?)  その液晶画面に映し出されていたのは、学校制服のブラウスを前を開いておっぱいを見せ、ス

奥さん、とても子どもを産んだカラダとは思えねえぜ

* * ちょーすちょすちょすwwwwwマジこれ聞いてwwww 電話して会ってみたらこれが巨乳の人妻wwww 年齢は33つってたけどぜんぜんそうは見えないwwwww ハナシ聞いてみるとこれが初めてだって言うしwww * *  待ち合わせ場所に立っていたのは、想像していたのよりはずっと若い感じの、一見したところふつうの会社員風の男性でした。  このような形で男性と会うのはこれがはじめてだったので、わたしは少し緊張していましたが、男性のほうはこうしたことに慣れた感じです。

人魚ちゃん

 隣のレーンでは、人魚ちゃんが見事なドルフィンキックで水中を駆け抜けていきます。 (ああ、なんてキレイなんだ……)  スレンダーな身体にぴったりとフィットした水色の競泳水着。  ただでさえ長い脚が、ハイレッグの切れ込みのせいでさらに長く見えます。  あっという間にわたしを追い越し、ずっと先を泳いでいく人魚ちゃん。 (ほんとうにキレイだなあ……どうすればあんなふうにキレイに泳げるんだろう……?)  そう思いながらバタバタ、バシャバシャと盛大な水しぶきをあげて泳ぐわたしは

本当のセックスを教えてやるぜ

「どう……?……感じる……?」  僕は聡美の耳元でささやきながら、腰を優しく動かした。  もちろん、いつものとおりの正常位だ。  僕はセックスに関して、少し持論を持っている。    セックスというのは、男本位、自分本位ではだめなのだ。  できるだけ丹念に、やさしく、女性が痛がらないように、心をつかい、気をつかうこと。    セックスの快感というのは男と女が共同作業で作り上げていくものでなくてはいけない。  自分本位、男本位ではだめなのだ。      「……気持ちいいかい

やさしいメガネ先輩

■ 「納得行かないっすよ! なんで僕なんっすか!」  場所は会社の近くの居酒屋。  自分で言うのもなんだけど、普段はおとなしい僕が酔って荒れるだけの理由はあった。 「悔しいのはわかるけど……ちょっと飲み過ぎなんじゃない?」  そう言うのはテーブルを挟んで座っている妙子先輩だ。 (だって……もう毎日、妙子先輩に会えなくなっちゃうんですよ……)  そう、きょう僕は上司からリストラを宣告された。 「僕、来年30歳ですよ。仕事もようやく面白くなってきたとこですよ……それ

万引きJKと店長

「……自分がしたことをわかってるね」  わたしはできるだけ声のトーンを抑えて、ゆっくり、どんなバカにも理解できるように、丁寧に話しかけた。  しかし目の前の女子高生は、一向にふてくされた様子を崩さない。  倉庫兼事務所の小部屋の中は、彼女の香りで満ちていた。  シャンプーの残り香と、少しの汗と、新陳代謝の香りだ。少し、桃の香りに似ている。  ピポパポン、ピポパポン。  店のほうから客が入ってくる音がした。  レジを任せている赤尾くん、大丈夫だろうか。マジメでいい子な

隣のエロい奥

■  エレベータで彼女と一緒になったのは、これで何度目だろうか。  彼女はこのマンションの住人で、僕の部屋の隣に住む人妻さんだ。 (ああ、この人はいつも……キレイだなあ……)  歳は30代半ばだろうか。背は165センチくらいですらりと高い。  背中までのゆるいウェーブヘアで、頭のてっぺんで両側に分けた髪の間には、卵型の小さな顔がある。  いつも化粧は控えめだけど、少し厚めの唇と通った鼻筋、切れ長な目がとても魅力的な美人だ。 (でも、なんと言ってもいちばん魅力的なのは…

エア痴漢

 あ、またエア痴漢だ。  反対側のドアの前に立ってる丸顔の30代なかば、いかにも溜まってそうなヨレたスーツのサラリーマン。  今日発売の『週刊ダイヤモンド』を読むふりをしながら、ちらちらとあたしのむき出しのひざ小僧と、紺のハイソックスのあたりを視線でくすぐってくる。  あたしは今日、部活ですりむいたので、膝小僧にバンドエイドを貼っていた。  どうもそれが、おっさんの目に留まったらしい。  エア痴漢にとってそんなチラ見は、運動の前の準備体操、映画の本編の前の新作映画予告