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つづきものエロ小説(18禁)

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2話以上にまたがるエロ小説は、読みやすいようにこちらにまとめます。
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#辱め

ホラー官能小説:百目(ひゃくめ)【6/7】

前回【5/7】はこちら 初回【1/7】はこちら ■  鏡で鳴門さんの表情を確認しながら、僕は彼女を突き上げつづけた。 「あっ……んんっ……す、すごっ……ね、ねえ、すごくない? い、いつもよりすごくないっ……?」 「鳴門さんが目隠しされて、ビンカンになってるだけですよ……」  嘘だった。  僕自身も、いつもの数倍は興奮していた。  鏡のなかでは目隠しをされた鳴門さんが、厚めの唇を開いて顔を歪め、頬を真っ赤にして喘いでいる。 「ち、ちがうよっ……こ、こんなっ……へ、

セルジュの舌/あるいは、寝取られた街【12/13】

前回【11/13】はこちら 初回【1/13】はこちら ■ 「う、うそだろ……そ、そんなバカな…………」  暗闇に目が慣れてくるにしたがって、セルジュの舌の様子が見えてくる。  自分のへその上、20センチほど上空に、油じみたヒゲまみれの顎の存在を感じる。  そのいかつい顎が少し開き、ガサガサに荒れた唇から、それが覗いていた。  いや、覗いていたのではなく、だらりと垂れ下がっていた。  人間の舌の長さではない。  そのいかつい顎の下……のどぼとけくらいの位置まで、赤

終電ガール:インテグラル chapter3【5/10】

前回【4/10】はこちら 初回【1/10】はこちら ■  テシガワラの手によって、スカートの布がひき下ろされていく。  と、スカートが何かに引っかかった。 「……おやおや」テシガワラがからかうように囁く「……おい、君。つっかえてるぞ……一体、いつからこんなにしてたんだい? ……そんなに待ち遠しかったのかい?」 「……んんっ………んぐっ……」  両手を背後から押さえつけられ、口をふさがれ、磔のような姿勢に固定されている終電ガール。  そんな状態でスカートが下に落ち

終電ガール:インテグラル chapter3【7/10】

前回【6/10】はこちら 初回【1/10】はこちら  おびただしい手が体毛を剃り落されたペニスに、わらわらと群がってくる。   「い、い、いや、だっ………んっ………むぐっ………」  背後から口を押さえられる。  誰の指かはわからないが、太くて湿ったしょっぱい中指が、唇を割って口内に侵入していきた。  いったい何本の手が終電ガールの下半身に集中しているのかわからないが、それぞれが5本の指を持っている。   無数の指が……まるでイソギンチャクのように下半身を嬲る。   一

終電ガール:インテグラル chapter3【9/10】

前回【8/10】はこちら 初回【1/10】はこちら ■ 「……帰りたい……帰りたい……」  気がつけば、冷え切った駅のベンチで、うわごとのように呟いていた。  全身がべとべとし、下半身にはもう感覚がない。  スカートは元通り身につけているので、誰かが履かせてくれたたのだろう。   目隠しに使われていたスカーフは、輪になったまま首に引っかかっていた。 「……帰りたい?」テシガワラの声がした。「どこに?」   見上げると、テシガワラと終電ガールの尻を犯したあのOL…

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【2/12】

前回【1/12】はこちら ■  闘いは始まった……と思った瞬間に、すべては終わっていた。    蜂屋百十郎は、打刀を抜いてさえいない。  少年武者は両手から血を流し、倒れ、喘いでいる。  彼の刀は、遠く離れた草原の地面に突き立っていた。 「……み、見たか慎之介……あの男の動きを……」  興奮を抑えきれない様子で、紫乃が上ずった声で言う。 「あ、姉上には見えたのですか? ……わたしには何が起こったのかさっぱり……」 「そなた、瞬きでもしたのか?」 「いえ、しっか

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【3/12】

前回【2/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  そして夜。九つの鐘が鳴る頃。  再び、紫乃と慎之介、そして百十郎がその夜を過ごす宿屋。  先程、慎之介と話していた部屋と続きとなっている部屋には、ふた組みの布団が敷かれ、その上に寝巻き姿で洗い髪のままの紫乃が正座していた。  百十郎は薄汚れた服のまま、紫乃の後ろに座している。 「いい匂いだな……無花果みてえな匂いだ……」  紫乃は浴衣の裾をきゅっ、と握り、唇を噛み締めていた。  枕元に灯された行燈の火が、ゆ

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【4/12】

前回【3/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  ぐったりと腹這いに横たわっていた紫乃の躯が、突然、敏捷に浮き上がった。  そして百十郎の脇をすり抜けて障子を開け、全裸のまま前転する。  まさに、山猫の動きだった。  柴乃は隣室の床の間まで転がると、刀掛から打刀を両手で攫む。    その一瞬の動きを百十郎は寝間で胡座をかいたまま、感心したように見つめていた。  自らの枕元に置かれた刀には、触れるどころか目もくれようとせずに。    柴乃の鞘から白刃が滑り出る。

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【5/12】

前回【4/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  饅鰻寺の本堂の離れにある風呂場は思ったとおり暗く、湿気が多く、いたるところが腐っていた。  しかし天井は高く、湯の加減は意外に心地よい。  なにせ、この山奥にある荒れ寺を求めて丸三日、山の中を彷徨きまわっていたのだ。  慎之介の躯は清められ、癒されることを求めていた。 「……ふう……それにしても……」  それにしても、なぜあの薄気味悪い和尚にせよ、あの美貌の小坊主にせよ、単に墓を見せてくれと云うだけの簡単な話

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【6/12】

前回【5/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  その少年と老婆の助太刀に入った浪人は、なかなかの凄腕だった。  風の強い月夜、沿道の高い草原が、ざあ、と音を立てて戦慄く。  人気のない一本道で、百十郎とその浪人が向かい合っていた。  さすがの百十郎も、今宵ばかりは最初から刀の柄に指を掛けている。  たるんだ無精ひげだらけの顔に、今、あの若気た笑みはなかった。 「……拝神武流か……抜かずともわかる。おぬしに相応しい卑しい流派よ」  完璧な間合いをつめなが

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【7/12】

前回【6/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  紫乃は刀を収めず、慎重に百十郎に歩み寄った。  しかし、その視線は百十郎の手元から……  くねくねとうねっている少年の蒼白い尻に吸い寄せられていく。 「なにを……わたしは何をすればっ……」  百十郎が自分に対してまったく殺気を見せていないことを改め、ぱちん、と刀を鞘に収めた。 「この小僧の菊座をかわいがってやれよ……おれがこの前、お前にしてやったみてえによおお…………」  げひひ、と笑う百十郎。  紫乃は

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【8/12】

前回【7/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  慎之介の躯の隅々に打たれていた鍼は、すべて抜かれた。  多少の痺れは残っていたが、おそらく躯は思うように動くようになっただろう。  然し、慎之介は油と、自らが放った精に塗れたまま、ぐったりと布団に身を横たえたままだった。  精とともに、命まで全てが尽き果ててしまったようだ。 「さて、慎之介どの……参るぞ。香蓮」 「はい……」  香蓮が手を貸し、息づく慎之介の躯を裏返しにする。  念甲がぐっ、と腰を掴み、尻

【官能時代小説】手 籠 め 侍 【10/12】

前回【9/12】はこちら 初回【1/12】はこちら ■  念甲の胸に深々と突き立った刃。  事切れた怪僧の倒れる畳に、赤黎い血溜まりが広がり、染み込んでいく。  腥坊主を貫いた刃の柄を、香蓮が握りしめていた。  柄の中身は空洞で、刃は無い。  代わりに、長い撥条が飛び出し、揺れていた。 「そ、それは……」  慎之介は茫と立ったままの香蓮の手から、その見慣れぬ刀を奪い取り、検めた。  その刀は柄の部分が異様に長く、逆に刃は1尺半足らず、と妙に短い。  刃の形もま

少 年 少 女 ア オ ハ ル 地 獄 変 【3/5】

前回【2/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  部屋の中が黄色い光で満ちていく。  自分の心臓の音が信じられないくらい大きな音で響いていた。  気が付くと直紀は違う部屋にいた。  さっき居た和室とは違う、一面が白い壁の洋室だ。  やがて直紀は自分が横になっているのに気づいた。  とても広いベッドの上に、顔の右半分をつけて横たわっている。  目の前で何かが動いていた。直紀は目を凝らす。   「よお、大丈夫か?」上から男の声がした。「彼女の方は……えらいええ感じや