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つづきものエロ小説(18禁)

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2話以上にまたがるエロ小説は、読みやすいようにこちらにまとめます。
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#美少年

終電ガール:インテグラル chapter 1【2/5】

前回【1/5】はこちら ■  14時間後……千春は輝の唇から自分の唇を離すと、今度は彼の耳たぶにキスをして、小さな声で囁いた。 「……今朝、また痴漢にあっちゃった」 「え?……また?」  輝が、上ずった声で言う。  学習塾の最寄り駅近くの、ずっと改装工事をほったらかされたまま廃屋となっているそのビルの裏に、2人の場所があった。  別に、2人のための場所というわけではない。  2人ともまだ中学生なので、いちゃつくには場所を選ぶ必要があった。  その場所は、誰にも知

終電ガール:インテグラル chapter 1【3/5】

前回【2/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  一週間は、千春にとって平和が続いた。   7時間授業を受け、学習塾に通い、そのうちの1日は終電前に……あの秘密の場所で輝とキスをした。   スカートの中に手を入れられたが、パンツの中にまで手を入れることは許さなかった。   これまでに一度も、千春は輝にそれを許したことがない。   何故かはわからない。  それを許してしまうのが、何かとても恐ろしかったからだ。  理由はなく、単に怖かった。  一週間目……その朝の

終電ガール:インテグラル chapter 1【4/5】

前回【3/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■ 『じょ、じょ、冗談じゃねー! ……な、なんであたしが……こんなこと……』   さすがにこの時点では、千春の現実感を奪っていた全身の熱も一気に冷めていたので、あわてて手を引こうとした。   しかし少年の手が、千春の手を上から押さえつけてくる。  千春の手を押さえつけた少年の手は、信じられないくらい柔らかく、乾いていて、なぜかひやりとするくらい冷たかった。  しかし、その手に押さえつけられている自分の手の中のペニスは

終電ガール:インテグラル chapter2【1/5】

第一章は ↓ こちら 前回 chapter1 最終回は こちら chapter 2「輝」 「……つまり……その、毛が……生えてなかった、ってこと?」   千春がこれまでに見たことないくらい、輝のまなざしには真摯な熱が籠もっていた。  今日は二人して、塾をさぼった。   夕方に携帯で連絡を取り合い、塾の最寄り駅の改札で待ち合わせて、マクドナルドで食事をして、街をぶらついた。  二人して塾をさぼったのは、これが初めてだった。   そして、またこの廃ビルの裏のスペース

終電ガール:インテグラル chapter2【4/5】

前回【3/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■ 「そっ……そこ…………んんっ!!」  生まれて初めて、ペニスを他人の手で弄られ、舐められた。  それも、ほかでもない千春に。  次に千春は、輝の後ろの窄まりまで犯そうとしている。 「ここ、触られると……そんなに気持ちいいの?」千春がからかうような口調で囁く。「なんか、ひくひくしてる……ほしがってるみたい~……」 「そ、そんなっ……あ、あっ!!」   浅く、千春の指が入り口から……本来は『出口』だが……進入して

終電ガール:インテグラル chapter2【5/5】

前回【4/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■ 「……あああああああんんんっっっ!!」     輝は立ったままほとんど弓なりに反り返った。   そのため千切れそうに硬直した陰茎を突き出すかたちになる。  それを迎えるように、千春がぱくっ、と口に含む。   千春の舌が亀頭に巻きつきはじめた頃には……  もう輝にはスプーン一杯の理性も残っていなかった。   ほとんど勝手に……口が喋りだしていた。 「……そ、そ、そうだよっ……あれから……ずっと……あの子のことを想像し

終電ガール:インテグラル chapter3【3/10】

前回【2/10】はこちら 初回【1/10】はこちら ■  ホームの端で終電ガールは、ローファーのかかとを神経質にすり合わせていた。   俯きながらちらちらと時おり周囲に目を配る表情からは、不安を隠しきれていない。   しかし彼がほんものの少女ではなく少年であることは、ほぼ完璧に隠すことができている。     華奢でたよりない、ほっそりとした肢体は……  ホームを行きかう多くの男性に好印象をもたらしているようだ。   終電ガール自身はそのことにまったく自信を持てないでいた

終電ガール:インテグラル chapter3【4/10】

前回【3/10】はこちら 初回【1/10】はこちら ■  終電の車内はそれなりに混んでいたが、朝のラッシュほどではない。   終電ガールとテシガワラの身体の間には、それなりの間隔があった。  二人は向かい合って立っていたが、不自然ではないくらいに距離を保っている。   終電ガールはずっと下を向いたまま、顔を上げることができなかった。  ホームから車内という密閉された空間に閉じ込められると……  ホームにいたとき以上に自分たち二人が、周りからどのような関係として見られ

終電ガール:インテグラル chapter3【5/10】

前回【4/10】はこちら 初回【1/10】はこちら ■  テシガワラの手によって、スカートの布がひき下ろされていく。  と、スカートが何かに引っかかった。 「……おやおや」テシガワラがからかうように囁く「……おい、君。つっかえてるぞ……一体、いつからこんなにしてたんだい? ……そんなに待ち遠しかったのかい?」 「……んんっ………んぐっ……」  両手を背後から押さえつけられ、口をふさがれ、磔のような姿勢に固定されている終電ガール。  そんな状態でスカートが下に落ち

終電ガール:インテグラル chapter3【6/10】

前回【5/10】はこちら 初回【1/10】はこちら ■ 「あっ………はっ……………あうっ…………んんんっ………はっ」  陰毛を剃り上げるテシガワラの手つきは、丹念この上なかった。  終電ガールは しっかりと目を閉じ、運命を受け入れている。   カミソリの歯が当たるぞっとするような感覚と、手のひらで捏ね上げられる亀頭が味わうもどかしい熱に、今は身を任せているしか術がない。   陰茎の根元の上部をわずかに覆っていた薄い茂みは、すっかり剃り落とされている。   外気にさら

終電ガール:インテグラル chapter3【7/10】

前回【6/10】はこちら 初回【1/10】はこちら  おびただしい手が体毛を剃り落されたペニスに、わらわらと群がってくる。   「い、い、いや、だっ………んっ………むぐっ………」  背後から口を押さえられる。  誰の指かはわからないが、太くて湿ったしょっぱい中指が、唇を割って口内に侵入していきた。  いったい何本の手が終電ガールの下半身に集中しているのかわからないが、それぞれが5本の指を持っている。   無数の指が……まるでイソギンチャクのように下半身を嬲る。   一

終電ガール:インテグラル chapter3【8/10】

前回【7/10】はこちら 初回【1/10】はこちら ■ 「あっ……ああああっ! ……や、やめっ……も、もうっ……やめ、てっ……」  ペニスを飲み込んだ器具はテシガワラの巧みな操作により、終電ガールに様々な刺激をもたらした。   あるときは回転してまるでガソリンスタンドの洗車マシーンのように陰茎を嬲ったかと思うと、その次には前後運動で扱き挙げる。  激しい上下の振動の後で、締め付けと開放を断続的に繰り返す。 「ほら、ほら、気持ちいいいだろう? ……これを知ったらもう君

終電ガール:インテグラル chapter3【9/10】

前回【8/10】はこちら 初回【1/10】はこちら ■ 「……帰りたい……帰りたい……」  気がつけば、冷え切った駅のベンチで、うわごとのように呟いていた。  全身がべとべとし、下半身にはもう感覚がない。  スカートは元通り身につけているので、誰かが履かせてくれたたのだろう。   目隠しに使われていたスカーフは、輪になったまま首に引っかかっていた。 「……帰りたい?」テシガワラの声がした。「どこに?」   見上げると、テシガワラと終電ガールの尻を犯したあのOL…

終電ガール:インテグラル chapter3【10/10】

前回【9/10】はこちら 初回【1/10】はこちら  月曜の朝も朝の電車は混んでいた。   千春は電車に揺られながら、先週末の深夜、輝から掛かってきた電話について考えていた。   ……あれから何度かラインや電話をしてみたが、輝から反応はない。  何かあったのだろうか?  それとも、この前あんまりにもいじめたので、避けられてるんだろうか?  それとも、あの少年としたことをあまりにどぎつく語り過ぎたから……  嫌われたんだろうか?   いずれにせよ、輝と連絡が取れない