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つづきものエロ小説(18禁)

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2話以上にまたがるエロ小説は、読みやすいようにこちらにまとめます。
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#女子中学生

ホラー官能小説:百目(ひゃくめ)【5/7】

前回【4/7】はこちら 初回【1/7】はこちら ■  そのままセックスになだれ込みたいとこだったが、セックスする前には例の儀式がある。  さっきまでもうノリノリだった鳴門さんは、さっと素に戻ると、せっせとガムテープと新聞紙とタオルで部屋中を覆いはじめた。  鳴門さんはとても嬉しそうだ。  頭がおかしくなって、精神病院に入院してしまった「身近な人」にしてみれば大変気の毒だが……  鳴門さんのしてくれた話は、奇妙なことに僕を物凄く興奮させている。  ヘンだろうか?  

セルジュの舌/あるいは、寝取られた街【1/13】

■全話こちらから読めます。 【1/13】 【2/13】 【3/3】 【4/13】 【5/13】 【6/13】 【7/13】 【8/13】 【9/13】 【10/13】 【11/13】 【12/13】 【13/13】 ********************************************************************************** 君にやさしくするよ、むりやりなんてしない なにが怖いの? 怖がることなんて何もないんだよ お

セルジュの舌/あるいは、寝取られた街【2/13】

初回【1/13】はこちら ■  その翌日、クラスに和男の姿はなかった。  その翌日も、さらにまた翌日も、和男は登校してこなかった。  恵介には何の連絡もない。LINEでも返事をよこさない。  何か、イヤな予感がした……何かがあったに違いない。  その日の昼休み、恵介は担任の江藤を廊下で呼び止めた。 「先生、和男……どうかしたんですか?」 「えっ、恵介くんも知らなかったんだ……二人、仲がいいから連絡取り合ってると思ったんだけど……」  江藤は昨年この中学に赴任して

セルジュの舌/あるいは、寝取られた街【3/13】

前回【2/13】はこちら 初回【1/13】はこちら ■  カーテンを締め切った部屋で、和男は毛布にくるまっていた。  まるで凍えているかのように頭からすっぽり毛布を被り、顔を出さない。  部屋には生臭い異臭が立ちこめている。    複雑な異臭だった。  10代男子の、活発な新陳代謝の匂い。  なにかが腐ったような匂い。  そして……なにか恵介にとってもなじみ深い匂い。  部屋は静まり返っていて……和男がカチカチと神経質そうに噛み合わせる音だけが聞こえる。  和男は

セルジュの舌/あるいは、寝取られた街【6/13】

前回【5/13】はこちら 初回【1/13】はこちら ■  落ち着かなかった。  カーラジオからはあべ静江の「恋はみずいろ(日本語バージョン)」が流れている。  恵介はまるでシートベルトによって座席に拘束されたまま、爪を噛み、貧乏ゆすりをし、奥歯をカチカチと鳴らしながらセルジュの家を見ていた。  ちらりと車のデジタル時計を見ると、江藤がセルジュの家に入ってから、5分が過ぎている。  恵介にとっては1時間にも思える5分間だった。 (セルジュが留守だった……ってわけじゃ

セルジュの舌/あるいは、寝取られた街【7/13】

前回【6/13】はこちら 初回【1/13】はこちら ■  和男の葬儀は、町の公民館で行われた。  クラスメイトたちや教師たちを始め、多くの町の人々が弔問に訪れた。  もちろん、恵介も学校の制服を着崩さずきちんと着て、公民館に向かった。  恵介の両親も、妹の千帆も同道した。  恵介と和男は、小学校の頃から兄弟も同然だった……家族ぐるみでキャンプに行ったことも2度ほどある。  公民館へ の道中は、誰もが無言だった。  両親は、和男のあまりにも早すぎる死を率直に悲しん

セルジュの舌/あるいは、寝取られた街【8/13】

前回【7/13】はこちら 初回【1/13】はこちら ■ 「サイっっっっっっっっっっっアクっ!」  千帆がそう吐き捨てて踵を返し、駆け出す。 「まて、待ってくれ千帆っ!」  恵介は友里江の顔を引き離した。  友里江の唇と恵介の先端との間で、名残惜しそうに粘液が糸を引く。 「あははははははははは! お兄ちゃんサイっっっっっっっっアクっ!」  突然、友里江がヒステリックに笑いだした。  友里江を突き飛ばす恵介。  ごろり、と友里江の身体が地面に転がり、短いスカートが

終電ガール:インテグラル chapter 1【1/5】

■あらすじ■ 14歳の女子中学生。千春はある朝の通学電車の中で、奇妙な痴漢に遭う。 触ってきたのはセーラー服姿の、美しい少年だった。 千春の恋人、輝は千春の体験談に異様なほどの執着を見せて引き込まれる。そして、これまで誰にも話したことのない自らのトラウマとなった体験を語り始める。 その物語はどこか、美しいセーラー服の少年の話とシンクロしており…… ※読まなくても大丈夫ですが、このお話↓とすこーし繋がっています。 『列車の振動は興奮を誘(いざな)い、腰髄にまで欲望を忍ばせる

終電ガール:インテグラル chapter 1【2/5】

前回【1/5】はこちら ■  14時間後……千春は輝の唇から自分の唇を離すと、今度は彼の耳たぶにキスをして、小さな声で囁いた。 「……今朝、また痴漢にあっちゃった」 「え?……また?」  輝が、上ずった声で言う。  学習塾の最寄り駅近くの、ずっと改装工事をほったらかされたまま廃屋となっているそのビルの裏に、2人の場所があった。  別に、2人のための場所というわけではない。  2人ともまだ中学生なので、いちゃつくには場所を選ぶ必要があった。  その場所は、誰にも知

終電ガール:インテグラル chapter 1【3/5】

前回【2/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  一週間は、千春にとって平和が続いた。   7時間授業を受け、学習塾に通い、そのうちの1日は終電前に……あの秘密の場所で輝とキスをした。   スカートの中に手を入れられたが、パンツの中にまで手を入れることは許さなかった。   これまでに一度も、千春は輝にそれを許したことがない。   何故かはわからない。  それを許してしまうのが、何かとても恐ろしかったからだ。  理由はなく、単に怖かった。  一週間目……その朝の

終電ガール:インテグラル chapter 1【4/5】

前回【3/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■ 『じょ、じょ、冗談じゃねー! ……な、なんであたしが……こんなこと……』   さすがにこの時点では、千春の現実感を奪っていた全身の熱も一気に冷めていたので、あわてて手を引こうとした。   しかし少年の手が、千春の手を上から押さえつけてくる。  千春の手を押さえつけた少年の手は、信じられないくらい柔らかく、乾いていて、なぜかひやりとするくらい冷たかった。  しかし、その手に押さえつけられている自分の手の中のペニスは

終電ガール:インテグラル chapter 1【5/5】

前回【4/5】はこちら 初回【1/5】はこちら ■  『わあ……あたし今……アホなエロ小説みたいなことしてるよ……』  セーラー服を着た少年の手を強引に引っ張って電車を降りたのは、輝とともに通う学習塾のある駅だった。   今日はもう、学校をサボることに決めた。  学校をサボるなんて、これまで頭に思い浮かべたこともなかった……  とにかく、今の千春は強烈な感情に支配さている。  一体、自分でもこれからどうなるのか、まったく先が読めない。   千春は少年の手を引きな

終電ガール:インテグラル chapter2【1/5】

第一章は ↓ こちら 前回 chapter1 最終回は こちら chapter 2「輝」 「……つまり……その、毛が……生えてなかった、ってこと?」   千春がこれまでに見たことないくらい、輝のまなざしには真摯な熱が籠もっていた。  今日は二人して、塾をさぼった。   夕方に携帯で連絡を取り合い、塾の最寄り駅の改札で待ち合わせて、マクドナルドで食事をして、街をぶらついた。  二人して塾をさぼったのは、これが初めてだった。   そして、またこの廃ビルの裏のスペース

終電ガール:インテグラル chapter2【2/5】

前回【1/5】はこちら ■ 「あっ……あ、あっ……んっ……そ、そんなっ……ああっ……」   輝にとってそれは目もくらむような感覚だった   千春はこともなげに、輝のその部分を口に含むと、舌で転がし始めた。  ……んちゅっ……ちゅばっ……ちゅるっ……んちゅっ……くちゅっ……   普段自分の指でその部分を弄くりまわすときに味わう感覚など、小さなあくびがもたらす快感くらいに感じられるほど、それは刺激的だった。  そして輝は翻弄される。  最初に感じたのはするどい痛みの