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書け!書くんだじょお!

なんでも書け!
とにかく書け!!
日記でもいいから書け!!!

そう言ってもらって喜びました。
わたしの中で最近はめっきり姿を現さない
キッズだったころの自分も嬉しくてひょっこり。

「え!書いてもいいの!?」

昔からわたしは書くのが大好きで、
思春期の日記は単行本5冊分ほど…

「あれは…見せらんないね(笑」

そうだね。まったくだよ(笑
自分でごみ処理場まで行って確実に燃やしたもんね。

年頃の思春期的不安定さを書き殴ったあの子たち。
鍵をかけた箱にいつも隠してた。
ほんの少し、物が移動してるだけでも
誰かが勝手に部屋に侵入したんだと
気が狂ったように怒っていたあの頃。

「だって誰にも見られたくなかったんだもん」

わかるよ。
今だから笑えるけど、ほんと
書くことでしか吐き出せない
気持ちがいっぱいあったよね。
あんなの、書いてなかったら死んでる。
よかったよ、ありがとね。
書いててくれて。
あと、ちゃんと燃やしてくれたことも♪

その頃、おじいちゃんが退職金で
まだ小学生だったわたしに
パソコンを買ってくれた。
今じゃ普通に感じるけど
当時はまだまだネットもそんなに
普及してなくてね、新しかった。

ひたすら面白い文や素敵な言葉を
書いてるホームページを
片っ端から読み漁ってた。

パソコン触れない時間はひたすら読書。
登下校の時間も、休み時間も
なんなら授業中もこっそりと…
読んで読んで読みまくってた。
現代版 二宮金治郎…みたいなね。

(本当の現在、金治郎式は叱られるよ!驚)

自分もホームページを作って
書いて書いて書きまくってた。
タイトルは”JADORE”ジャドール
意味は”だいすき”

異世界で承認欲求満たしてた。

人に見てもらいたいもの。
人には見せられないもの。

みんなそれぞれに見せたい自分があるよね。

大人になってからも
手帳に毎日子どもたちの成長や
嬉しかったことを書き溜めてた。
もう、誰にも見えないように
燃やす必要のない子たち。
たまに見返して、心が温かくなる。

育児期は、忙しすぎて
愛しいのに、
日々記憶が零れ落ちていく。

毎日が変化の連続で
慌ただしくて、幸せなのに
忘れちゃいそうで、不安で
忘れたくなくって。

そんなときに書き留める日常は、
疲れすぎて字はぐちゃぐちゃだし
途中で寝落ちしちゃったり
なんか泣けちゃって手帳が
びしょびしょに滲んでしまったり。

だけど、それでわたしはまた
安心して”今”を営めた。

あの頃の自分にもすごく感謝してる。
今でも小さかった子ども達を
鮮明に思い返すことができるのは
しっかりと書き留めておいてくれたからだよ。
ありがとう。

「死ぬほど毎日疲れてたけどね!」
「でも、この幸せは一生ものだと思ったから」

いまはさ、なんだか本当に
仕事が忙しかったり、
自分は、4人の子ども達の家長
なんだという気持ちがあるからさ。
趣味も多いしね。

好きなことにそんなに自分の時間
使っちゃっていいのかな?って。
最近は書かないでいたんだよね。

だーけーど、
いいんだって!!!

くだらない日記でも、
なんでもないことでも、
書いちゃっていいんだってー!!!

「え!そうなのー!」
「やったー!!!!」
「また書いていいんだってー!!」

わいわい、がやがや

自分が尊敬している人だから
そういわれて素直に許可できちゃう。

いまの自分の中心部にいるわたしが
許可を出した瞬間、
書くことが大好きで
書いて救われ、書いて保ってきた
そんなわたしの中の
いろんなわたしが喜んで踊りだしたのでした。

そんな言葉を
わたしに投げてくれた師に感謝します。
ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくです!


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