【レース予想】アルゼンチン共和国杯 2022
アフリカンゴールド
過去10年で好走馬すらいないので、逃げ馬は買いたくないなあ。まさかの鞍上マーカンドJに変更で、はたして逃げるのか不安になっています。
ボスジラ
大外枠かつハンデがきついですね。
カントル
前走新潟から、二度の坂越えがある東京2500mに代わるのは歓迎できない。前走2000mの成績もあまりよくない。
ブレークアップ
適性と能力の面から今回は消し。
勝利した前走はラップを見るに、スローからの瞬発力巧者。道中の追走が12秒台後半であり、阪神の急坂でもほとんど減速せず走っている。倒したマリノアズラは次走の古都ステークスで2着。レースレベルが高かったとも判断しにくい。
ダンディズム
評価されている前走の内容を見ると、急坂巧者と思う。前々回に勝利した尾張特別(中京2200m)でも、坂のある区間で末脚を伸ばしている。コース携帯を考えると、坂は急なほうがよいはず。目黒記念からの好転材料もあまり考えにくいので、他bの票が相対的に評価が高い。
キラーアビリティ
勝利したホープフルSでのレースを見るに、コーナリング巧者かつ瞬発力型のタイプに見える。皐月賞もダービーもL1000m付近から徐々に上がっていくラップに対応できず、脚がたまらないせいで伸びきれていないのではないか。古馬相手で内枠から先行するならば揉まれて体力を消費するし、後方に下げても瞬発力型なので末脚が伸ばせないパターンが想像できる。
休養を経てどう変わればこのレースで勝てる馬になるか、イメージがあまりつかなかったので、今回は様子見。
ヒートオンビート
まず前提として、同コースで行われた昨年の目黒記念はあまりにも特殊なレースなので参考外。近走をみるとハンデを見込まれているとはいえ、G3で2着~掲示板を取るのがやっとの実力と言わざるをえない。その馬が57kのハンデを背負って不利な大外枠に入ったのは歓迎できない。
どこかで賞金がほしいために継続的にレースに使ってきており、昨年10月の京都大賞典から数えると、1年間で8回重賞レースに使っている。5歳でもあり、レースを叩いたことによる上積みも期待しにくい。鞍上も過去2回騎乗して着外のジョッキーに代わる。色々と厳しい。
△??ユーキャンスマイル
怖い1頭ではある。G2以下のレースでは6-5-0-5かつ、すべて6着以内にまとめている。もしスイッチが入っていると怖いが、前走は調教がかなり良かったとの情報あり。たしかに前走前は4Fが51.7で加速ラップを刻んでいた。今回は最速でも53秒台。新潟と京都で好走歴が多いことから、本質は平坦コースにあるのでは・・・?とも思う。実力はある馬だが・・・買わない可能性が高いが、直前まで悩みたい一頭。
△?レインカルナティオ
前走含め、いかにも持続的な末脚を発揮できるタイプ。2500mよりは短めの距離を使ってきているので、追走は問題ないはず。斤量も勝ち上がりの次走なので54k。十分勝負できそう。
ただ評価を下げたのは、前走がハイペース、前々走がミドルペースである点。持続的に追いかける差し馬に向いたほうの展開であったことは否定できない。
△ラストドラフト
ハンデ含め、ディアマンミノルと同程度の評価。前走は2着まで来ているが、ノヴェリスト産駒の得意な2000m(5-4-5-20)だったから、という可能性もあるので、そこまで重要視はしていない。
ただ、過去成績を見ると休み明け2走目の成績が0-2-0-1と良い。2000m以上ならまだ走れても不思議ではないし、叩いて状態に上積みがあれば面白い。
▲ディアマンミノル
同コースを走った今年の目黒記念では1着と0.1差の4着。展開が向けばこれくらいは走る能力がある。新潟記念は距離、京都大賞典は瞬発力勝負になり適性と合わなかったとみている。
過去2戦では1桁人気だったが、凡走して2桁人気になる今走はねらい目。昨年も出走し、2着とは0.2秒差の5着と及第点。あと一押しが今回くれば、好走しても不思議ではない。
☆コトブキテティス
コースの長さは違うが、東京芝コースに10回出走し、うち5回で上がり1位、9回で上がり3位以内の末脚を発揮している。長期休養明けから復帰して2戦。前走は新潟の牝馬限定戦だが、別定戦で4着とそこそこやれている。ハンデ51kのままで内枠をもらえているのは好材料。この人気薄ならちょっとだけ買ってみたい。
〇ハーツイストワール
スローの東京戦にはめっぽう強い馬。過去凡走したのは天皇賞春と、ミドルペースになった福島2000m戦。それ以外は昨年9月からすべて連帯している。今回はスローになると読むなら、高評価しておきたい一頭。6歳だが間隔をあけて使われているので、年齢はそこまで気にしなくてよいかと。前走OP勝利も含め斤量55kで済むのも好材料。大外なのは気になるが・・・
◎テーオーロイヤル
この馬も急坂で一気に減速するタイプ。勝利したG1が中山のステイヤーズSではなく、東京のダイヤモンドSだという点は、この馬を理解する上で大事だと思う。阪神2400mでの勝ち鞍があるが、ラップ推移をみると、長い直線で加速しており、急坂のあるL200mは2,3着馬同様か、それ以上に減速している。適性面からは、坂が緩くなる東京コースになるのは歓迎だろう。
実力面については今年の天皇賞(春)で3着の実績あり。前走オールカマーも内枠天国のレースで外目から対応し、デアリングタクトには先着している。
不安点を挙げるとしたら血統面。
距離延長した際のリオンディーズ産駒:19-23-21-265 勝率5.8%、単勝回収率41.7%、複勝率55.6% であり、距離延長が歓迎とはいえない。メイチもジャパンカップか有馬記念だろうし。
ただ、天皇賞(春)でも距離延長に対応できていたし、馬自身の実力と適性を疑う余地はあまりない。素直にこの馬を軸で。