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[ー閉ざされた世界ー]第3話

[安息場到着〜東区防衛部〜]
(登場人物)
ヒロキ
板屋
岩谷赤也(いわたにせきや)
東俊明(あずまとしあき)
権藤仁(ごんどうひとし)

何やかんやあって…時が経ち、二人はとある建物に到着した。来て早々板屋が言葉を発する。

板屋「ん?居ないのかな…まぁ〜アジトを空にすることはないはずだが」

二人が、辺りを見渡していると、突如建物の上から何かが飛んでくる。

ヒロキ「うわ⁈何……」
板屋「(平然と)お、やっぱ居たか…」

飛んでいたのが二人の近くに降りてきて、シューと人の形に変わる。

板屋「よ!久しぶりだな…東」
東「久しぶりではないだろほぼ毎日のように来てるだろ……うちに入りたいならリーダーに言っとくぜ。」
板屋「いやいや…俺は組織向かねぇタイプだからよ。」
東「何だよそれ……(チラッとヒロキを見て)で、誰だいこちらの青年は。」
板屋「あぁ〜またこの世界に迷い込んじゃった者だよ。ちなみに、能力者だ。」
東「能力者?(ヒロキに)何の能力?」
ヒロキ「(不意に聞かれてビクッとするが答える。)……猫です。」
東「猫?」
板屋「そう!しかも種類がイリオモテヤマネコだぜ。」
東「へぇ〜」

東が、陽気に。

東「まぁ、入れよ。リーダーもいるから紹介しよう。」
ヒロキ「え?良いんですか?」
板屋「良いのかよ。赤也に怒られるじゃないか。」
東「大丈夫よ〜・・・リーダー優しいから。」
板屋「相変わらずだな。」
東「後…君良さそうじゃん。俺個人の感想だけど…」

東と話していると、奥から権藤が歩いてくる。

権藤「東さん、お客ですか?」
東「おぅ!権藤さん」
権藤「どうも、板屋さん……君は?」
板屋「権藤さんどうも……(ヒロキを紹介する。)こいつはヒロキっています。」
ヒロキ「初めまして……」
権藤「……(じっと見ている。)」
ヒロキ「え⁈何だ?」
権藤「(口角が上がり)悪い奴ではなさそうだな」
板屋「そうですよ〜それにヒロキはこう見えて猫の力の能力者何っすよ。」
権藤「へぇ〜そうなのか。」

東が間に入り、話しだす。

東「そんじゃ、リーダーに会ってもらおうかな?(権藤に)赤也はいつもの所にいますかね?」
権藤「ん〜自分は分からないが、いるじゃないかな。」
東「分かりました行ってみます。」

東たちは、リーダーに会いに歩き始める。
少し時間が経ち、六畳位の部屋に入る。入って東が話しかける。

東「リーダー〜〜」
岩谷「(作業をしていた手を止め)ん?どうした。」
東「お客だ。」
岩谷「そうか。」

岩谷が手を止めて振り向いた。


次回: 第4話[東区防衛部リーダー:岩谷赤也]

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