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[ー閉ざされた世界ー]第6話

[南区特攻班襲来‼︎
(登場人物)

岩谷赤也
東俊明
権藤仁
ヒロキ
板屋
田村英次(たむらえいじ)
特攻班多数
荒谷宏明(あらやひろあき)

岩谷たちは、急いで表に向かった。

岩谷「東!どうした!」
東「あれを、見てくれ。」

東が、指差す方を見ると、南の近くの方向から多数の人が見える。

岩谷「何だ⁈……あの人だかり?」

東は、目をこらして見ている。

東「あの人たちの首に何か付いてるな。」
岩谷「どういうことだ……まさか……爆発物が付けられてるのか⁈」
東「そんなのを付けられてる何て。」
岩谷「もしそうなら…ここで爆発させたら危ないな。(権藤に)権藤さん、ヒロキ、板屋奥に行って住民たちを守ってきてくれないか。」
権藤「分かりました。直ちに」
ヒロキ「はい」
板屋「OK」

三人は、アジトに戻っていく。
三人が、アジトに戻った直後声が聞こえる。

荒谷「(拡声器で)あ〜〜あ〜〜聞こえるかな〜東区の者たちよ。」
岩谷「その声は……荒谷(少し怒気がこもる。)」
荒谷「そこにいるんだな……岩谷…(全体を見ながら)単刀直入に言う…分かってると思うが……ここにいる奴らは全員爆撃特攻させるつもりだ。全員爆発したらどうなるかな?(ほくそ笑みながら)」
岩谷「荒谷……その人たちは望んでるのか……特攻を」
荒谷「ふん、望んでるかって?何言ってんだ…俺は生きる意味を与えてやってるんだ。」
岩谷「与えてるだと⁈特攻も望んでる訳ないだろう!その人たちを解放しろ
‼︎
荒谷「解放?ふん…(特攻班の数人に小さく呟く)ほら〜行けよ全力で走れ。(さらに狂気に呟く)近くで爆発するなよ。」
特攻班A「(怯えながら)やらなきゃ殺される。」
特攻班B「(同じ位怯えながら)……」
特攻班C「………」
荒谷「(一人の特攻班に)行けよ。」

特攻班全体が怯えながらバタバタと走りだす。東区近くに来た特攻班が叫びながら起爆し始める。その光景を見て助け出そうとする岩谷

荒谷「はぁ〜〜爆発してるな〜岩谷〜助けてやれよ。今のお前は……無様だな〜」
岩谷「く!(特攻班の数名をできる限り助け出そうと動き回るなか間に合わず爆発した人に)すまない…くそぅ……」

岩谷から遠くの特攻班は、泣きじゃくりながら爆死していく。岩谷は、諦めずに助け出していく。
岩谷が、助け出してる時、空から何か飛んでくる。

岩谷「(チラッと上見る)お、田村か?」
田村「何じゃこりゃ⁈…それよりも何とかしないとな。」

田村は、スイッスイッと特攻班の首元の爆弾を取っていく。

田村「(取った爆弾をアジトから遠くに)よっと‼︎(投げ飛ばす。)……(荒谷を見て)アンタにあげる。(爆弾を蹴る。)」
荒谷「俺に来るか…フン!(少し能力を使い爆弾をつけられていない特攻班に向かって投げ返した。)お前が、爆発しろよ。」
田村「け、あいつ……(グイッと素早く)間に合え!(ギリギリ爆弾を足で明後日の方向に飛ばした。)」

荒谷は、飛んでいった方を見た後、不敵に笑いながら

荒谷「今日は、挨拶だ……帰る…でも(特攻班を見ながら)こいつらは……」

荒谷は、能力を発動し始める。
能力発動後、東区に近くにいた特攻班に向かって凄まじい勢いで走り始め、特攻班一人一人の爆弾を起動し始める。

岩谷「荒谷‼︎止めろ!そんなことすれば…」
荒谷「(走りながら)なら、助けてみろよ。(嘲笑いながら)」

荒谷は、ほぼ全員の爆弾のピンを抜いた。その瞬間最初に抜かれた場所から悲鳴と共に爆発し始める。

岩谷「まずい……(田村が救った人たちに)早くこっちです。」
荒谷「(ニヤニヤしながら)やっぱりお前はその程度何だよな。」

両者とも睨み合いながら無情にも爆発起き、辺りが砂埃が立つ。
少し経ち、収まった時辺りを見渡すと荒谷はいなくなっていた。

岩谷「く‼︎……(爆発した場所に向かって手を合わせる。)すいません……救えなくって……」

田村は、それを見つめていた。
岩谷は、静かな怒気を向けながら話しだす。

岩谷「皆を集めてくれ。」
田村「分、分かった。」

田村は、アジトに向かった。



次回:第7話[東区防衛部緊急会議]

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