［ー閉ざされた世界ー］第2話

［成戸明VS川平順］
（登場人物）
成戸明
川平順
権藤仁

互いに武器を構えながら睨み合う。
川平が、動く。

川平「（持ってる拳銃を成戸に）まずは！5発（一つの銃口から無数の何かが打ち込まれる。）」
成戸「‼︎（避けながら）《何だ…何を飛ばしてる⁈》ぐぅ！（何かが、肩に軽く掠った。）」
川平「あら、1発か？……まぁいいや次も5発！」
成戸「（肩を押さえながら）また来る！」
川平「（無数の何かを打ち込みながら）5発全部当ててやるよ！」
成戸「（長槍使う）おりゃ！（ブンブンっと長槍を回す）」
川平「ありゃ⁈今度は全弾払い落としやがった…」
成戸「（息を整え）次は、こっちから行くぞ！（力を入れる）ふぅーー（川平に向かう）」
川平「け！（銃口を向け）百発魚雷！（一つの銃口から大量のトビウオが打ち込まれる）」
成戸「トビウオ⁈能力が弾かよ。（避けながら前に進む）くぅ！（身体に擦り傷を負う。）」

成戸が川平の目の前に入り込み、長槍を振り上げる。

成戸「まずは、一発！…オニ槍‼︎」
川平「おぉ〜（拳銃を持ってない腕を受ける）」

成戸の、振りかぶる槍を受けた瞬間互いの力が爆発した感じになる。

成戸「え⁈（苦笑しながら）……二つ目か…それは、雲丹か？」
川平「（受けながら）ふん…これはフグだわ！こいつは防御にも攻撃にも使える！（振り上げるように）ふん！」
成戸「（槍が、上に上がる）《まずい⁈体勢が！》」
川平「今度は、こっちだ！……（成戸に向かって）フグサシ！（爪に発現させて）貫通！」
成戸「（川平の攻撃が来る瞬間槍を後ろに落とす）《ギリまで引きつけて…》ここ！（避ける。）」
川平「ふ！」
成戸「ぐぅ！マジか⁈（脇に痛みを感じる）くぅ〜〜！」
成戸「（構えながら）掠りだけかよ……お前やるね！」
川平「……お前もな（小声で）認めたないけど…」
成戸「（構えながら）次は…」

両者が、睨み合うなか同じ時間帯東区の別の場所に権藤が成戸を待っている。
場面変更:東区本部近くの支部

権藤「明……どうしたんだ？何かあったか…（遠くを凝視する）ん⁈（突然走り始める）」

場面が変わり、2人の場所に変わる。
2人ともさらに激しく争いだす。

成戸「（傷をつけながら）《くそ！…コイツやるな……でも…》」
川平「（同じ位の傷を負いながら）《コイツ……まだ立てるのか……じゃあ》」
成戸「（シュンと目の前から消えるように）《次は…打つ！》」

成戸が、凄まじい勢いで川平の目の前に長槍を振う。

成戸「捉えた‼︎（長槍が川平の眼前に迫る）」
川平「（ニヤと笑みを浮かべながら）させねぇー！（後ろに下がり避ける。）」
成戸「（避けられたタイミング）《縦の次は〜》横だ！（長槍を縦にし迎撃をする）今度は、捉えたぞ〜〜」
川平「これはーー（片腕を出す）」

成戸の長槍が川平の腕にガスンと刺さった。
刺さった川平は、刺さった状態で不敵に笑いながら

川平「次は、こっちだ…（拳銃を向け）近距離トビウオ弾‼︎」
成戸「やべぇ⁈《離れないと‼︎…槍が抜けねぇ⁈》」

成戸に川平のトビウオが襲う。
成戸は、槍を手から離しその場に膝から落ちた。

川平「（長槍をゆっくり腕から抜く）痛ぇ〜まぁ、お前の方が痛ぇだろうが…（長槍の刃を成戸に向ける）さぁ…ここらの土地買収させてもらおうか？」
成戸「《く！……》誰がするか……」
川平「そんじゃ……やっぱ、（長槍を地面に突き刺す）自分ので…（拳銃を向ける。）」

川平が成戸に拳銃を向ける。
遠くから凄まじい勢いで走り込んでくる。

川平「（手を止める）ん？……誰だ⁈（少し後ろに下がる）」
権藤「明⁈」
成戸「え⁈……権藤さん…」
権藤「（近づき）明…大丈夫か⁈動くなよ！」
成戸「え⁈…すいません。」
川平「おや？（ニヤつきながら）何か覇気がヤバい人が来た。」
権藤「（川平を見る）誰だお前？（チラッと成戸を見て）仲間に何してくれてんだ…」
川平「フフ…そこにいる人が、すんなりここの買収に応じればそんな傷負わなかったのにな。」
権藤「東の買収だと……そんな勝手許す訳ねぇだろ！（身体全体から何か飛び出す勢いの覇気が漏れだす。）」
川平「うぉぉ〜何だこれ⁈（少し冷静になり）西区幹部川平……本気出すわ。」
権藤「（何かを察して成戸に小声で）明…動けるか⁈」
成戸「え？…はい大丈夫です。」
権藤「ここを離れろ！」
成戸「……はい、分かりました。誰か呼びに行きます！」
権藤「あぁー頼む。」

成戸が、傷を庇いながら立ち上がり歩き始める。その状況見た川平が動く。

川平「（片腕にフグを付与させる）逃がさねぇけど！（成戸に向かおうとする）」
権藤「（スンと川平前に）お前の相手は、俺だ。」
川平「あら、相手変わっちゃったよ……まぁいいや」

両者、覇気むき出しになる。
続

次回:3話［権藤仁VS川平順］（前編）