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【万が一のために共有】上腕骨大結節不完全骨折の際に気を付けること

おはようございます。

愚図ついたお天気が続くニセコさんでございます。
しかも寒い。

今朝なんてほんのわずかな時間ですがストーブつけちゃいましたもん。

明日から6月だというのに・・

早く夏を味わいたいですね(*^^*)

さて、本日はですね、去る5月5日のスキー場営業最終日にシーズン初ゴケをし、それがなんと「上腕骨大結節不完全(剥離)骨折」という大事になりましたので、自身への戒めとともに、万・万が一、同じような怪我をされた方のために少しでも不安解消のお役に立てばということで、発生から現在までをまとめてみたいと思います。

機序(怪我の原因)

僕の場合は「大転倒」による、「上腕強制外転位」で転倒、ようは転倒した際に手を広げながらバンザイしたような形で転倒し、そこに大きな衝撃が加わって大結節付近(画像の赤丸で囲った付近)が剥離した、ということです。

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ちなみに転倒の原因ですが、春雪特有の「ズブズブと埋まる雪」が、転倒したその場所だけにあり、かつ、悪いことに、誰かの滑った深いシュプールも残っていてスキーが戻ってこずの転倒となってしまいました。

初期対応

この日は朝一の1本目で転倒し、すぐさま下山、下山の前に知り合いのパトロールの方が「大西さんが1本で帰るなんておかしい。しかも左肩下がってるし。」ということで声をかけてくださり、その場で少し診てくださいました。

その時は脱臼の可能性も高いということで、スキー場のホテル内にある整骨院に連絡を入れてくださり、その先生に初期対応していただきました。

この先生の診断が実に見事!
丁寧かつ的確で、すぐさま「あ、この先生信頼できる!」と思えました。

ちなみに整骨院の名前は「八光寿整骨院」さんです。

僕は基本的に病院や診察が嫌いなので、実はこの日も帰って大人しくしてれば治るなと考えていたのですが、結果として大正解。何ともないと思っても僕のように骨折ということも多々考えられますので、痛みが強い時は、皆様、無理せず専門の方に診てもらいましょう(笑)

いろいろなテストで多方面の可能性を探ってくださり、結果、「脱臼はま逃れたが、もっと症状はひどいかも・・折れてる可能性がかなり高いです。」とのことでした。

すぐさま紹介状を書いてくださり、次の日病院でレントゲン撮影。

この、病院までの1日は、とにかく冷やすということで、帰宅後から次の日の朝まで(もちろん寝ながら)氷嚢で冷やしまくりました。

ちなみに、冷やす時は意外と凍傷になりやすいので、氷嚢に入れる氷は一度水洗いし、氷を覆っている「霜」を洗い流すと凍傷になりにくいとのことでした。(これも八光寿さんが教えてくれました)

これがかなり効果あり。

受傷後の大きな腫れを抑えることに繋がり、この時の処置が早い回復に繋がっているのかなと思います。

セカンドオピニオンとして近くの整形で診てもらいましたが、整形外科での診断もやはり同じ。

骨折の「度合い」としてはひどくなく、手術や入院は必要ないとのことですが、折れている場所が「肩に限りなく近い場所」で、肩には多くの筋肉や靭帯がくっついているので、骨折の度合いとしては軽度だけれでも「厄介さ」でいえば重度なので、慎重に対処しなければならないとのことでした。

結果から書きますと、受傷後約3週間経ちますが、回復はかなり順調で、軽度なら外旋位・外転位をとっても痛みがないくらいになってきました。

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画像3

もちろん、現段階では上の画像ほど上がりも開きもできません。

ここまで行ってきたことと言えば、

①とにかく冷やす。特にお風呂の後は氷嚢で1時間は冷やしました。

②しっかり食べてしっかり寝る。普段から食事には気を付けているのですが、普段よりもタンパク質多めにし、足りないと思われる分はサプリで、主にビタミンとカルシウムを忘れずに摂るように心がけました。(これ、かなり効いていると思います。)

③焦る気持ちがありますが、とにかく安静にして動かさない。筋力は日に日に弱っていきますが、それを心配してこまめに動かすよりも、「しっかりと安静に努めて回復してから筋力を戻してもなんら問題ない、むしろそうしないと筋力の回復まで長引いてしまう。」ということを自らに言い聞かせております。

④家でできるリハビリ運動をしっかり行う。 受傷後、約3週間くらいでリハビリが開始されますので、その時に教えてもらう「うでぶらぶら運動」を毎日行う。この「うでぶらぶら運動」とは健康なほうの手で手すりに等につかまり、腰から上体を前に倒して怪我をしている腕を「ぶら~ん」と力を抜いて垂らす。そして身体自体を前後に揺らすことにより、受傷している腕を振り子のように振り、筋肉の硬直を防いでいく運動になります。

長くなりましたのでここら辺でまとめますが、受傷から今日で3週間と5日目、上記4点を継続することで、今は内出血も引いてきましたし、痛みもほぼ無く、可動域も回復してきておりますので、何かしらのご参考になれば幸いです(*^^*)

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