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マンガ「アタックシンドローム類」を読む

 マンガ「アタックシンドローム類」を23/8/30掲載分まで読みました。

 きっかけはX(旧Twitter)を眺めていたところ りこめんど で表示され、絵柄と内容に惹かれるモノを感じたからです。

 "逝っちゃってる私刑マン"。
 … 頭おかしいだろお前、というヤツです。許せぬ者たちを断罪するために自らは基地外部活動家となる。
 自分の中ではバットマンとかホーリーランドも同じ方向性のお話…と感じています…。

 読んでいくと、「アタックシンドローム類」はその期待を裏切らぬ物語でした。りこめんどでみた絵柄から受けた印象を裏切らない漫画でした。
 いやー、逸脱してますね…という。
 狂気。凶気。その道具のそんな使い方みたことない。面白い。

 ただ、そんな物語が、ガラッと印象を変えます。
 驚きました。
 ある意味禁じ手なのかもしれないですが…作者は最初からこういった構想でこの物語を描くつもりだったのでしょうか。
 だとしたら、こんな展開はまったく予想していなかったので、「やられたっ…」と思います…。

 そんな奴いるわけがない。
「現実」はそんなものじゃない。
 …そんな意図があったのかどうか。

 そして、各話の意味がそれまでと違ってくるようにも感じられました。
 第1話で表記されていた日付と、「激変」の後の日付はどういう意味なのか(わざわざ日付を表記しているのは何故なのか)。
 「激変」の回と、その次の回はまた時間が異なっているように見えるけれども、それはどういう意図なのか。
 果たして、「現実」は「どれ」なのか。
 

 他の作品を例に出して述べるのはどうかとも思うのですが、個人的に、舞城王太郎小説「暗闇の中で子供」を思い出しました。

ある種の真実は嘘でしか語れない

 現在単行本は第三巻まで発売されています。
 次の第四巻で終わりとのこと…。
 結末が気になります…。

 また、少しだけ…あの狂気が想像の産物(そもそもフィクションですけれども、作中でも想像の産物)だったら、それはちょっと残念だなとも、思いました。
 あの戦いの行方もそれはそれで読んでみたいなと…。(終わり)

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