プラスティック・メモリーズ聖地巡礼(シンガポール2024年4月)
2015年4月の放送開始から9年経ったプラメモの聖地巡礼がまだ可能なのか、2024年4月末現在の当地の状況を撮影してきたメモをお届けします。
2024/5/24 参考画像追加
プラスティック・メモリーズのみどころ
・アイラポンコツかわいい
・のでのでので
・なので
背景美術の舞台と参考資料
プラスティック・メモリーズの背景美術は電撃のインタビュー記事の通り、シンガポールの中心部の風景が元になっています。シンガポールは経済発展が著しいので、9年も経つと風景が変わってしまうのではと。
2024年4月現在で閲覧できる聖地巡礼コンテンツはいずれも数年前の状況。
参考資料:
KEIHI旅日記 - プラスティックメモリーズ舞台探訪【聖地巡礼】
旅する亜人ちゃん - プラスティック・メモリーズ聖地巡礼・ロケ地!アニメロケツーリズム巡りの場所や方法を徹底紹介!【プラメモ】
さざなみ壊変 - プラスティックメモリーズの近未来都市はシンガポールであることが判明
http://gs.dengeki.com/ss/gs/uploads/2014/11/Gsmagazine12.pdf
作中のセリフ、描写説明出典:PLASTIC MEMORIES シナリオブック
参考資料にしようとしたもの
dアニメストア:PLASTIC MEMORIES 配信
Chinatown周辺
Hong Lim Complex前交差点
第5話のマーシャ回では背景にシンガポールの街並みが多く登場します。
街中を捜索中のツカサとアイラの一場面。
Chinatown Pointから南に1ブロック、巨大なHDBマンションの前にある交差点の反対側から撮影できます。Anytime Fitnessの紫色ののぼりが目印。
◎壁は塗り替えられていますが、当時と変わらない風景です。
MRT Chinatown Station 駅前広場
MRT Chinatown駅のExit Eです。ターミナルなので、路線によってはたどり着くまで時間がかかります。目の前にChinatown Pointがあります。
◎当時と変わらない風景です。
Chinatown Point Shopping Center 館内 4Fエスカレーター前
商業施設Chinatown Pointの駅前広場から入れる側の吹き抜けです。
向かって右側のエスカレーターで4Fに上がり、エスカレーター越しに館内を見下ろすアングルです。
Chinatown Pointには、ツカサたちが立ち寄っていたカフェのモデルとなったToast Boxの店舗や、日本のオムライスが食べられる星野珈琲店が入っています(別掲)。
◎ほぼ当時と変わらない風景です。
Chinatown HDB531
ワンダラー化したマーシャを探すシーンで出てくる廃墟のモデルは、シンガポールに無数に存在する集合住宅HDBです。
マーシャを発見しプラメモソードを構える場面は、Chinatown Point 1F裏口(KFC側)から出てHDB531棟1Fの駐車場向かう通路が背景になっています。
シンガポールにはHDBのマンション群が多くあり、「HDB531」は複数存在します。Chinatown Point横のHDBなので注意してください。
◎当時のまま。
Chinatown HDB536
HDB536棟5Fの屋根、柱、壁、手すりがモデルになっています。HDB531棟の階段を昇ると渡り廊下があります。5Fまでの低層エリアには飲食店、マッサージ屋、幼稚園などがあり、比較的人通りもあります。
◎柱は黄色に塗り替えられていますが、景色はそのままです。
Chinatown Club Street
Chinatown駅から南に1ブロック、東に1ブロック、Telok Ayer駅との中間にある商店街です。
LIBERTYの看板はなくなっていますが、建物の外観はそのまま。
〇看板は変わりましたが当時のままです。
Capital Square 1 - Local Coffee People
アイラの誤解を解く場面のカフェのモデルは、Telok Ayer駅近くのCapital Square 1で営業していたToast Boxというチェーン店でした。現在はLocal Coffee Peopleという店ですがオープンカフェではなく、テイクアウトになっています。オフィス街のため土休日は休業のようです。
通りにはバーなどの飲食店が並んでいますが、柱の面積から、ビルの手前角、喫煙所側の店舗がモデルのようです。
△オープンカフェToast Boxは移転しているので、ビルくらいです。
Orchard周辺
Orchard Road, outside Wheelock Place
Orchard駅を出てスコッツ・ロード通りを渡り、ショッピングセンターの脇を建物を回り込むように進みます。スタバのある裏通りが撮影ポイントです。手前側の植栽は赤くなっていました。
◎階段もそのまま残っています。
Dempsey Hill
デンプシーヒルです。向かうにはCSC Dempsey Clubhseバス停から降りて10分くらい上り坂を歩くと目的地です。坂のためスーツケース等は避けましょう。
田舎のような風景に見えますが、シンガポール中心部から20分ほどと近く、幹線道路なのでバスが5分間隔くらいで走っています。MRTの駅まではバスですぐ到着します。
舞台はデンプシーヒル7街区の店の裏手となります。7の看板とウッドデッキが目印です。
◎意外と改修されずに残っていました。
Holland Road Shopping Centre
Holland Village(ホーランド・ビレッジ)駅から出ると見える商業施設です。広告枠と丸いカーブが特徴。道路の向かい側で撮影してもOKです。
〇ガラス張りの地下鉄の入り口が実際には大きいですが、当時のままの外観です。
Bugis周辺
Bugis+外観
ショッピングに訪れるデパートの外観は、Bugis(ブギス)駅から少し離れたショッピングモールBugis+(ブギス・プラス)がモデルになっています。
外観の模様に面影はありますが、外看板等のデザインは異なります。3話で訪れるデパートは第1話冒頭のものと同一で、高層デパートという設定のようです。
△面影がわかるかギリギリのレベルで改修されています。
Bugis+ 出入口
第1話冒頭のデパート出入口はBugis+(ブギス・プラス)のメインエントランスが舞台です。逆側の出口前にココイチがあり、日本と同じようにオムカレーが食べられます(別掲)。
◎そのまま残っていました。
Bugis+ エスカレーター前
ブギス・プラスの内部です。作中ではエスカレーター前に台形デザインのサイネージが描かれており、2015年時点では実際にあったようですが、現在は存在せず、カフェが出店しています。
△商業施設の中は変化してしまうので。
Liang Seah Street
アイラとのデートのためにツカサが仕事を頑張る描写の中で、一瞬出てくる回収対象の家のモデルは、Liang Seah Streetの中の1軒です。Bugis+からブギスジャンクションの中を抜けていくと涼しくて楽です。
The Luxe Art Museum(閉鎖)のビル【社員寮】
ターミナルサービス社員寮のモデルとなった建物です。Dhoby Ghaut駅から歩いて5分くらいの場所にあります。建物横の長い階段は、上まで行っても疲れるだけ。The Luxe Art Museumは廃業していますが、GoogleMapsで検索できるので目印にできます。
△建物は当時のままですが、坂になっていた空地が開発されて西方向からの撮影が不可能になっています。
Marina Bay周辺
The Shoppes at Marina Bay Sands
マリーナベイサンズ南ショッピングエリアの地下2階。アップルストアの並びにあり、案内表示板の「Apple→」の案内に従って進むと着きます。
実際のZARAの店舗は通路の左右にあり、アップルストア側から見て右側の店舗がモデルになっています。
◎周りの店は入れ替わっていますが、ZARAはそのまま残っていました。
Marina Bay Sands EVENT PLAZA(ルイヴィトン・Art Science Museum)
マリーナベイサンズ(MBS)ショッピングエリアから外に出たイベントプラザです。ルイヴィトンの店舗と、チューリップ型屋根の科学館が特徴的です。
正面出入口から出ると、ちょうど背景の場所になります。写真の場所は一段降りた外側です。
毎晩21:00(土日は22:00)までは正面で噴水ショーを行うため大変混雑するエリアですが、23:00以降や早朝(日の出は7:00頃)は閑散としています。
Gardens by the Bay + Singapore flyer【遊園地】
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスーパーツリーグローブ(Supertree Grove)と観覧車のシンガポールフライヤー(Singapore Flyer)を混ぜた形で表現されている作中の遊園地は、3話、4話(回想)、7話、12話、13話に登場する作品のキーとなる施設です。実際には二つの施設はシンガポール側の対岸に位置します。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは木が生い茂っているため、写真のようにスーパーツリーグローブ(Supertree Grove)とシンガポールフライヤー(Singapore Flyer)が同時に映るポイントは限られます。
スーパーツリーは2か所あり、撮影ポイントはOCBCスカイウェイがあるメインのスーパーツリー側ではなく、シルバーガーデンの3本のスーパーツリーとシンガポール・フライヤーを直線で結ぶ方向となります。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに西から入場し、橋を渡り、Chinese Gardenの案内板の手前から左奥に入り、突当りの石垣から撮影します。
Gardens by the Bayのベンチ
スーパーツリーグローブの周辺にはいくつかのベンチがあります。一年中真夏のシンガポールでは、あまり外に長居する人も少なく、比較的空いています。
Gardens by the Bay Active Garden
ここは作中に出てきませんが、鉄琴(パイプ)があります。音域はG3~C5まで。半音なしなので、移調してどうぞ。「again & again」と「好きなので」はいけるはず。OP/EDはだめです。シンガポールフライヤーが見える公園で、夜遅くまでかなり人が多いので注意。
Singapore Flyer外観【観覧車】
観覧車の外観はOP含め、何度となく登場します。
アクセスはバスが便利。
42階建てのビルに相当する高さ、アジア最大の観覧車ということで、遠くまで見渡せます。
Singapore Flyer内部【観覧車】
物語のクライマックス、最終話観覧車のシーン。作中では遊園地閉園時刻に展開され、夕暮れは19:30頃なので20時以降の訪問がおすすめです。入場料は大人S$40(4,700円)、2人で約1万円。21:15または22:15が最終入場、1周30分かかります。
お昼は誰も乗っていない時間帯もある様子です。夜19:00-20:00前後は込み合うようですが、金曜夜でも並ぶような状況はありません。19:45、20:45頃に乗ると、遠いですがスーパーツリーのイベントを上から見れます。
◎アイラちゃん無料なので。コスパいいので。
教会
ミチルとカヅキの過去のエピソードとして作中に出てきますが、特徴がないのと一般に撮影禁止なので確認しません。
交通手段
空港から市内中心部:MRT(地下鉄)が走っています。深夜でもタクシーやgrabで2,000円~4,000円程度。
ツーリストパス:必須(現金購入のみ)
バスの活用:都バス以上に走っているので、乗り間違えてもすぐ戻れます。乗る合図をしないと通過することがあります。
おまけ
オムライスの日
プラメモ探訪のシンガポールグルメはオムライスがおすすめ
星野珈琲店 China Town Point店 2024/04/28
トマトオムライス S$17.80(2,100円)
マリーナベイサンズ
シンガポールといえば、この船が乗ってるホテル。
このホテルは監督インタビューの通り、作中に出てくることはないので泊まる必要はないです。
夜間、人のいない水辺周辺を確認する場合は非常に便利です。
S$1491/泊(176,500円) T2 35F Sands Premire City View incl.BF
週末は+20%程度の様子、予約タイミングにより大幅に価格が異なります。
Gardens by the Bay フラワードーム・クラウドフォレスト
室内型植物園です。作中に登場しませんが、お土産用にハーブティーを扱っています。2館で入場料S$32(3,700円)。お土産屋は入場料不要。
ハーブティー 2缶 S$37(4,300円)
TWG
シンガポールを代表する説明不要の紅茶専門店です。Marina Bay駅からのアクセスが便利。マカロンは日持ち4日要冷なので、日本に持ち込むのが困難。現地消費としておすすめ。2個S$5(590円)、クッキーは16個箱入りでS$24(2900円)。
まとめ
制作から9年以上経っても、意外にもほとんどの場所はそのまま残っていたので聖地巡礼が可能です。撮影地はシンガポール中心部に固まっているので予備日含め5泊ありましたが、計画的に動けば1〜2泊でも十分にまわれます。シンガポールはLCCも複数社飛んでるのでお気軽にどうぞ。
プラスティック・メモリーズのゲーム版は、近年Vitaのパッケージが高騰していますが、定価のダウンロード版がまだ買えます。
アニメの結末とも異なるマルチエンディングなので、ぜひプレイしてみてください。
ではー
カード会社換算レート 為替+2.2% (2024年4月25−30日)
S$1(SGD)=117−119円
参考 1USD=159−163円
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