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【映画感想】圧巻の戦闘シーン!銀河英雄伝説新作映画第三章を観てきました!

■鑑賞日

令和4年5月15日

■題名

【映画感想】圧巻の戦闘シーン!銀河英雄伝説新作映画第三章を観てきました!

■概要

今シーズンのラストということもあり、とても期待が膨らみます。ストーリー展開から、今回は戦闘シーンが多くあることは予想できます。そして、次回作はどうなるのか?

■徒然なるままに

◎全体として

今回のエピソードにおける戦闘は、作品の中でも特にインパクトが大きい戦闘になっており、戦闘シーン多めであることは疑いようもないです。銀河英雄伝説の政治工作的や登場人物の心理描写などの部分が好きな人には、やや物足りないかもしれません。そのつもりで観に行くといいかなと思います。次の話につながる大事なエピソードではあるものの、この部分だけを切り取った場合、大味な話というイメージになってしまうかなと思います。前後の絡みがあって、はじめて成立するエピソードなんだなぁ。と改めて感じました。
いろいろと書いた後でいうのも変ですけども、かなり面白かったです。以下、いくつかトピックをあげます。

◎7~8割くらいは戦闘シーン

銀河英雄伝説における、戦闘シーンは物語の中で、一つの区切りをつけるための単なるピソードでしかないです。物語の主流は「戦略」であり、「戦術」ではないからです。しかし、新シリーズになってからは、戦闘シーンに力が入っており、物語に華を添える役割は旧シリーズとは比較になりません。前々から思っていましたが、旧シリーズを閲覧済みの方ほど、この戦闘シーンは観る価値があります。昔とは比較にならない解像度と綿密な描写で、戦闘が描かれており、以前に観ていた戦闘シーンを補完し、物語に厚みを与えてくれます。

◎マジでシェーンコップ

今回、それほど会話に絡んでくるわけではないシェーンコップ。しかし、白兵戦シーンがあります。これが秀逸。今までとは違った切り口の白兵戦になっており、スタイリッシュなシェーンコップと薔薇の騎士達(ローゼンリッター)が描かれます。旧シリーズでも十分にかっこよかったですが、今回は格別。短い時間であるものの、印象深い戦闘シーンになっており、必見です。こうなってくると、物語後半(第4期)で起こる白兵戦も期待してしまいます。

◎査問会は忠実だが・・・

大好きなエピソードである査問会。今回は後半が描かれました。全体的には、旧シリーズよりもアッサリとした印象ではありました。しかしながら、忠実な再現に満足。「寄生虫を排除」のくだりを、実在する政治家に浴びせたらどんな反応をするのか。見てみたいものです。
残念なのは、フレデリカがヤンのために奔走する姿を少々カットしてしまったことでしょうか。時間の都合上、仕方ないところではありますけど・・・。

◎注目のメルカッツ

亡命し、客将として迎え入れられたメルカッツの見せ場があります。こちらもシーンとしてはわずかになっているものの、メルカッツが亡命先での信頼を勝ち取り、そこで軍人として生きていくことになるターニングポイントのような場面です。感情移入が十分にできる、良いシーンでした。

◎気になりすぎる終わり方

今回、凄いところで終劇します。おそらく、旧作を知っている人ほど、「ここ?!」って思うことでしょう。これは観てのお楽しみ。「次も観に来なくちゃ!」となることでしょう。さて、次は9月。それまでに旧作でも復習しながら待つことにします!

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