Don’t worry about the government/Talking Heads:77

のどかな景色を雲がゆく

”松の木”と”桃の実”の香りがする

その横を抜ける高速道路は街につながる

僕はその街に住処(building)を見つけた

なんでも揃ってむちゃ便利

リラックスして仕事ができるし、きっと仕事はうまくいく

友達(Loved One)よ!遊びに来て

高速が近くて車も停めれる

僕のことは心配ないよ、仕事は都合つけるから

ワシントンD.C.では法律が作られる

友達みたいな公務員達が必死に働いて僕らの生活を支えてくれる

おかげで僕の住む街は住みやすい

僕は心配してないし、僕の心配しないでいいよ

https://open.spotify.com/track/7zPfvP2sFsLxrKqezlvVm4?si=918209dea526415d

この曲が書かれた1977年。

 現状肯定しているのか夢の世界を描いているのか、楽観主義な青年の自立の表明ともとれる。 小学校の頃、新聞に書いていることはほとんど理解できないながらも「難しことは賢い人たちがあんじょうにやってくれている」ので世界は良くなっていくと思っていた。秀才は国家公務員になりよしなにしてくれる。

ここ数年で、ブレグジットやトランプの当選などで分断が顕著になった。 なぜ、都市と田舎でこれほど投票活動が違うのか、学歴?雇用? 世の中の問題が難しくなり、専門家に頼るしかないが、信用ならない専門家も多い? 反知性主義という言葉が出てきて、テクノクラートは僕らを蔑んでいる。小選挙区の代表である政治家の言説のやり込められたとしか思えない。 政府の言うことは信用ならないが労働者の味方であったはずの左翼は実は高学歴なやつらが労働者を憐れんでいるだけ。

2020年代にこの曲のような景色はない。 

現在の若者には冗談にしか聞こえないかもしれない。 

この3分少々の曲を聞くと懐かしい小学生時代の感覚が蘇る。 曲のタイトルは「政府の心配はいらない」。そんな世界は一つの理想形である。 民主的に選ばれた人たちに心配しなくていいような世界がいったいどういうものなのか。 

ちょっと興味ある。

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