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殿堂ゼロのすすめ 2022年-2023年版

どうもブライトンです。

リアル生活がかなり忙しくなってしまい、今年度分の殿堂ゼロのすすめを執筆し始めるのが遅くなってしまいました。

現状の環境に疲れた方や殿堂ゼロに少しでも興味を持った方は参考程度に読んでみてください。

また例年通り、以前の記事を読まれていると理解し易いと思われるのでもし読まれていない方は是非ご一読していただければと思います。(読んでいなくとも分かりやすく書いてあるつもりですが、2021年版だけでも読んでいるとさらに楽しめると思うのでお勧めします)

*新規カードや環境の変化によって生まれた新規デッキタイプなどを新年度に入るまで追記していく予定です。

※この記事は投げ銭型の基本無料記事となっております。
投げ銭して頂いた方向けにおまけ部分も掲載していますが、無料部分に本文は全て掲載しています。

2023年3月追記
2023年度版を書く事が現在のペース的に不可能だと考えられたため一旦記事の名前を変更しました。


昨年度からの違い

今年度から新たな環境トップが生まれて更に環境の図が大きく乱れることになりました。

また、今年度の記事を書くまでに大きなルール変更はありませんでしたが、
低コストのメタクリーチャーの増加とタマシードの追加が変更点として挙げられます。

特に若き大長老アプルと飛ベル津バサ「曲通風」(この記事では読みにくいので「マガツカゼ」表記になります)の存在は大きく、今後の環境と研究次第では殿堂ゼロ環境でも見かけることが多くなるのかなとは思います。

また、昨年度の記事でも記載されていますが、13番目の計画の追加により、様々なデッキが組めるようになると考えられます。

引きたいカードの引ける確率は下がりますが、逆に山札の減りであったり、山札に眠って欲しいカードの眠る確率も高くなるなど考察するのは割とアリだと思われます。

~記載する項目について~

今回も新規デッキタイプと以前の記事から大幅に構築が変わったものについて主に記載していきます。
環境に明らかに居そうなものに関しては構築が変化しなくとも記載しますが、あまり見かけないものの中でほぼ構築が変わらないものに関しては省略します。

あくまで自分個人の評価であったり、新規参入したものを優先に記載しているのでTier3などは話半分で読むぐらいでいいと思います。

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パラメータの見方

【デッキ名】
パワー ・・・デッキのカードパワーの度合い
スピード ・・・ゲームでのフィニッシュおよびメインコンボ成立までの速さ  
安定性 ・・・強い動きの再現性の高さ
メタ耐性 ・・・メタカードがどれぐらい刺さらないかどうか
デュエルマスターズ ・・・筆者の主観的に「デュエルマスターズ」をしているかどうかの判断

基本的に上4つは⭐︎5を最大としてランク別にしておきます。

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Tier3

大会ではほとんど見かけないがごく稀にいそうな部類のデッキ群になります。
デッキの好みで合ったり、全盛期のデッキをそのまま持ち込んだり、はたまた環境的に刺さる部分があるので握る事があるかもしれないと思われるデッキ達です。

Jo退化

パワー ☆☆☆☆
スピード ☆☆☆☆
安定性 ☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2

全国大会での使用率も高かった今年度の顔とも言えるデッキタイプ。

最速3ターン目に光以外の呪文封殺や召喚制限もでき、そのまま連続攻撃でトドメまで刺すことが可能というデッキパワーの高さを持っている。
モモキングダムXを2ターン目に定着させ、3ターン目に殴り始めないと怪しい部分があるがそれでも制圧できれば詰みになるデッキもあるので侮れない。

最近になってデュエキングMAXカードとしてデッキパーツの再録があり組みやすくなったが、ブラックフェザーはソーゾーと言う柔軟性の高いパーツを獲得してしまった為、不採用となったのは複雑な心境になった人も多いかもしれない。
(セガーレやキャディビートル避けになって素のスペックが高いので仕方の無い事ではあった)

正直、全盛期の頃あまり握っていなかった為、全国大会のリストを参考にして再構築しただけなので有識者の方にはぜひリストを改良していただきたい。
(調整していてシ蔑ザンドが欲しいなと思う対面であったりボルバルモモキングがもう1枚必要では?と思うことはあっても言語化して調整することができなかった為、筆者自身ではこれが限界であった)

ハムカツドラグナー

パワー ☆☆☆☆☆
スピード ☆☆☆☆
安定性 ☆☆
メタ耐性 ☆
デュエルマスターズ2

2-3年前のアドバンス環境で大暴れしていた封殺がメイン戦術の踏み倒しデッキ。

ヘブフォヒビキバトライハマカツ蒼などの高速踏み倒しで強力なドラゴンを叩きつけることで対面の心をへし折っていく。

この2年間で強化になるようなパーツはほぼ無かったので気持ち程度にガイサーガを入れてはいるが、正直気持ち良くなる為だけにバトライ刃の3枚目を入れてもあまり変わらない気がした。
むしろヘブフォアイラガイサーガで2ターン目にアイラ経由でもデッドマンが侵略できるようになったのでそちらを組んでみるのがいいのかもしれない。(ただしガイサーガでデッドマンを加えることができないのは注意)

メタカード除去としてボルシャックスーパーヒーロー/英雄タイムを入れているがヒビキとアイラのバトライから捲るとバトライ閣を建築出来ずに爆発してしまう相性の悪さがある。
しかし、とこしえの超人とジョー星の2つを同時に対処可能な軽量カード除去はこれとイデアパラドックス、ヘブンキッドぐらいしか無いため消去法的にこれに決まった。
ジョー星を見るのを諦めるならスチームハエタタキに変更して良いだろう。

今回は再現性を高める為、ゲンムエンペラーを4枚にしているが後続のヒビキの効果を腐らせにくくするなら何枚かを寄生ギョウにするのもありかもしれない。

赤青アポロヌス

パワー ☆☆
スピード ☆☆☆☆
安定性 ☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ1.5

普通にアドバンス環境にいる赤青アポロになった。

殿堂ゼロとは何だ?となるデッキかもしれないが意外と殿堂ゼロ環境でもジャストダイバー付きのアポロを対処できるデッキは少なく、そうでなくとも正々堂々とでかいクリーチャーで高速で殴るデッキもあまりいないので環境の通りは悪くはない。
…はずだったのだが書いている間にこのデッキではどうやっても勝てなさそうなデッキが環境トップに躍り出てしまった為、多分使わない方が良い気がしている。

そもそもマガツカゼが刺さるデッキが多く、そのまま高速で倒し切ることがデッキは環境的に強いのではという点から考察が始まっているので刺さらないデッキがトップに来てしまうと評価が落ちるのは仕方無いことではあった。

Tier2

大会では使用者が1人ぐらいはいるかなという部類のデッキ群になります。
Tier1のいずれかに対して有利を取れるあるいは有象無象に対して有利を取れるデッキ群です。
Tier2だからと侮っていると普通に痛い目を見ると思います。

ジョバンニランデス

パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2

例年通り殿堂ゼロの環境トップへの門番をしているデッキである。

デッキによっては最速3ターン目にゲームが決まるロックが成立しているという恐ろしいデッキであり、相性の悪くデッキパワーも低いデッキであるとクソゲーを押し付けられることになるだろう。

後述するデッキにはなるが、今年度環境トップに降臨したジャックオービーメイカーがジョバンニ本来得意とするような戦術をとる対面なので、元々不利寄りであった呪文メタをしてくるデッキの勝率を上げることを諦め、オービーメイカーを確実に有利にする為に元来ありそうな構築を今年度は取ることになった。(正直オービーが台頭していなければTier3評価になっていた)

ウェイブストライカーであるアースラのツインパクトが腐っているが、元々盤面に出すこともない為、あまり気にすることはないだろう。(どうしても使いたいのであればGRにサピエントアークを入れるなどを検討するのもアリかもしれないが)

オービーメイカー側がこの対面を練習しているとかなり難しいプレイングをお互い要求されるので対面練習する事を推奨する。

呪文ソリティアと呪文メタビートを諦めてその他を破壊しに行くのであればレッドライダーズ入りの構築に戻すのも選択肢かもしれない。

ダッカルパラノーマル

パワー ☆☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ1.5

昨年度から続投で環境の大部分に対してメタをすることに特化したデッキ。

この環境下でDGパルテノンとジョー星という対処しづらいメタカードを両方採用でき、クリーチャー展開デッキにとっての最終兵器的存在であるパラノーマルすら採用できる唯一無二のデッキというだけでこの立ち位置にいる異質なデッキタイプである。

従来通り、ソリティアデッキに対してはDGパルテノンあるいはダッカルジョー星で阻害を、クリーチャーでアグロしてくるデッキに対してはパラノーマルで殲滅を、文明指定の能力依存のデッキに対してはポン置きジョー星で全てを否定していくのでハマるデッキに対しての勝率は異常なまでに高い。

今年は正義全帝という強化パーツをもらったという点と元から複数枚素引きしたくないパーツがあるのでデッキ枚数を若干増やしたいという点から今回は50枚構築になった。
初動こそ若干ブレが出る時もあるが、楯騎士と正義全帝のおかげで中盤以降のデッキの回転を低く感じる事はあまり感じられなかったので50枚だからといって困ることはあまり無いだろう。

禁断が無い為、デリートによる即死は避けられないが必要なパーツが意外と数種類と複数あるので今回も不採用になった。
もし入れたいのであれば更に5枚増やして入れることになりそうだが今以上に入れたいパーツがそこまで無いため自分はあまり推奨しない。(ただでさえ50枚というのは大きな事故要素であるのにこれ以上増やしてまで得られるメリットでは無いため)
強いて入れるとするならニヤリーゲットを2枚追加して受け札にBFFモーメントを入れるなどの改造になりそうだ。

2023/6/25追記

ver.1.0

パワー ☆☆☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ2.0

筆者が殿堂ゼロ王決定戦で使用した構築となる。

前回の構築からメタの内容を見直して環境上位に対して勝率を上げられる様に構築した。
希望のジョー星は刺さる対面が限定的で且つ刺さる対面でD2フィールドの張り替えが起こることはまず無いため、引いたら使う程度の感覚で2枚採用にし、少しでもメタカードを引き込む確率を上げる為にシナプスキューブを採用することになった。

フィニッシャーに関しては環境や嗜好に合わせてヘブフォアレフティナにしても良く、環境に合わせてオリオティスジャッジやミクセルマリハダルなどに入れても良いかもしれない。

シナプスキューブの枚数の理由であったり、その他の採用候補などはいずれ出す単独記事で書く予定なので割愛。

大地サイクリカ

パワー ☆☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ1.5

いつものフェア寄りのデッキに見せかけた1枚始動の即死コンボデッキ。

条件さえ満たしていればアマテラス1枚にアクセスするだけでソリティアに入っていた元環境デッキという文面的には極悪デッキのはずなのだが環境の高速化とメタによりあまり見かけない印象ではある。
それに加えて母なる大地が物理的にも心理的にも手に入り辛いといった点から紙の大会などで見かける事はかなりレアな気がする。(長崎長岡あたりだとカルトじみたものが形成されていたはずなのでその地域だとまだそこそこ見かけそうな気もするが)

ゼロ文明のカード指定除去であるパーフェクトジョーカーズにより小型メタクリーチャーとDGパルテノンに対しての耐性はついた一方で未だにメタビートに対しての猛攻が止めにくいいと言った弱点ではそのままになっている。

筆者は相手に効果解決権を渡さないルートが好きな宗派の為にこのリストになっているが、現環境だと爆鏡ヒビキなどのメタもいないので正直違うルートを取る構築で良い気がした。
今年に入ってオービーメイカーが仮想敵になったのでジョー星入りのリストなどを考えている愛好家もいるようだが自分はそこまで専門家では無い為、今後の改造案を見守る所存である。

ドロマーキクチパトロールver.2022

パワー ☆☆☆
スピード ☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ1.5

殿堂ゼロではお馴染みの顔になっているメタワンショットデッキ。

メタクリーチャーで時間稼ぎをし、隙があればキクチカレイコを立ててアクアパトロールを投げて相手の盾を吹き飛ばしてワンショットをする。

元々ドロマーカラーではアドを取るのが難しく、アクアンに依存気味であったりヘブフォが有効に使える盤面もあまり多くは無かったが、コアクマンとマインドリセットのツインパクトの登場により、メタの枚数を減らさずにアド要員を追加することができた。

シラズ死鬼の封はアクアンなどで落ちたアクアパトロールを蘇生できたりするので便利ではあるのだが、キクチカレイコがいると墓地に送ることができない為、微妙に相性が悪いこともあり今回は2枚採用とした。(輝羅を入れていないのはその為でもある)

サブプランとしてゲンムエンペラーやパーフェクトダークネス、パーフェクトネイチャーを2枚程度投入などの改造案も考えられるが、そもそもキクチパトロールのギミックの決定力は強いがパーツ単体のカードパワーが弱いという弱点が補えていないので高精度の考察ができないのが現状である。(〇〇だったら勝てていたなという盤面になることが少ないぐらいにはデッキパワー不足による敗北ばかりであるため)

正直キクチパトロールのギミックをサブプランにしてハンデス等で遅延してCRYMAXジャオウガを投げれるアナカラーハンデスの方が強いのでは無いかと感じる時が多々あるので不憫なデッキである。

アナカラー型のメタクリとジョー星で環境デッキのメタをしながら対応するというのも考えたが殿堂ゼロの環境デッキには勝てそうではあるが通常環境のデッキにボコされる未来が見え、果たして最強のデッキといって良いのかと疑問に思った為、今回は保留とした。

一応Tier2には居ると思いたいが現代パワーだとかなり怪しい気がする評価だと自覚している。

2023/6/25追記

ver2.01

パワー ☆☆☆
スピード ☆☆
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ1.75

筆者がデュエル・マスターズファンフェスティバルの殿堂ゼロガンスリンガーで使用した構築となる。

メタ対象をジャックオービーメイカーにすることでマリハダルとオリオティスジャッジを採用したが、思っている以上に他のデッキにも刺さる事が判明し、事実上のデッキパワー上昇に繋がる事となった。
実際はもう少し枚数配分を弄るべきであろうが、個々の環境によって弄るべきなのでここでは結論づけない事とする。

余談ではあるが、当日のファンフェスティバルのガンスリンガーでは31-7ぐらいの成績だったのでなかなか見た目以上にはヤレるデッキにはなったと個人的には感じた。

コラム~殿堂ゼロ環境における天災デドダムについて~

時折Twitter等で殿堂ゼロの環境においてデドダムがあまり強く無いのでデドダムを買わずに済むので安上がりになるというのを見かけることがあります。
その意見は半分正しくはあるのですが、半分間違いでもあります。

実際、先攻3ターンキルしてくるデッキが多い環境であるので3ターン目に3アドを稼ぐだけでゲームを決められないカードはあまり強く感じられないというのは確かにそうかもしれません。
ならば2ターン目に出せれば強いのではと感じるかもしれませんがヘブンズフォースやフェアリーギフトなどは色の関係上かなり相性が悪く、無理に狙おうとすると通常の3ターン目にプレイすることすら怪しい構築になってしまいます。(一番現実的なのはサブプランとしてギフトドルガンチェンジドギラゴン剣デドダムを利用する事な気がします)

では、デドダムを多用するようなコンセプトのデッキが弱いかというと全てがそういうわけではありません。
アドバンス環境などで考えても、4cデイヤーやジョー星ゼロルピアなどの手札マナ墓地全てを使うコンボデッキなどではコンボ成立の短期成立に直結するのでかなり強く見えましたが、一方で5cコントロールなどで使われるデドダムはそこまで強い印象を受けない人も多いかと思います。
これを感じる大きな要因は無理せずにメタクリーチャーを序盤に立てて相手の動きを遅延しながら動くことができるからではないかと筆者は考えています。

2ターンパスしてデドダムをプレイするとアンフェアデッキに対して無防備になってしまう為、かなり弱い動きになってしまいますが、1,2ターン目にとこしえの超人やマガツカゼ、セガーレ、アプルなどの明確に有効になるメタカードをプレイするとそれを処理するのにターンを余計に消費させることができるのでデドダムをプレイしてメタカードをプレイした際のハンド消費を回復させることができてかなり強力な動きとなります。(アナカラーハンデス等が通常環境だと分かりやすい例えになるとは思います。増えたリソースの使用用途が違うので良い例えではありませんが)
特に1コストのメタクリーチャーとは無類の相性の良さを持ち、仮に2ターンの間にメタカードをプレイできずとも、先攻3ターン目にデドダムからマナにおいて持ってきた1コストのメタクリーチャーを置くことで時間を稼ぎながらアドを確保できるのでこれも強力な動きになります。
もっとも、メタデッキなどのフェアデッキでは雑にデドダムを連打されるだけでも強く、アド差を引き離してボコボコにするという事もできるので何も考えずに弱いというのは違います。(ジョバンニランデス等を使用しているとデドダムを連打されるだけでかなり辛く感じ、過去のぶっ壊れデッキもインフレには勝てないなと感じることが多々あります)

なのでこのコラムの最初の問いに対する解答は殿堂ゼロではデドダムが弱いのではなく、メタカード等で時間を稼ぎながらデドダムを扱えるデッキが強く、フェアデッキ相手であればある程度の強さは担保されているので使用用途がきちんとできていれば弱くなるはずが無いになります。
これは他の通常環境でも使われているパワーカードにも言える話で、思考停止で入れて弱いと考えるのではなく、組み合わせによる採用も一度は考えてみた方がいいと思います。

Tier1.5

大会に使用者が明らかにいると想定されるデッキ群になります。
Tier1とは僅差のレベルの強さではあるが基本的に仮想敵にされてメタられている印象のデッキ達です。
あまりにも従来のTier1の基準では多くデッキが溢れてしまう為、今年度から追加された区分だったりします。

赤単轟轟轟

パワー ☆☆☆☆☆
スピード ★★★★★★★
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2.5

登場以来から理論上先攻1ターンキルができるという究極の速攻デッキの1つ。

基本的に実質的な2ターンキルを目指してとにかく殴る事を目的にしているのでかなり分かりやすくデュエマ初心者にも握らせやすいデッキタイプである。
その上、プレイング要素も実はあるのでジョバンニランデス等の受けがあるフェアデッキ(?)だと名勝負になることもしばしば発生する。(人によっては迷勝負と呼ぶかもしれないが)

昨年度からの違いとしてはブルースガーの枠をクミタテチュリスに変えた点になる。
ブルースガーと違って手札が0枚で攻撃すると爆発してしまうが持続的に殴り続ける事ができ、シヴィルカウント自体も達成しやすくデメリットもそこまで大きく無いことから変更となった。

デッキのレートさえ気にしなければ2022年12月現在だと5000円以内で組めるデッキなので殿堂ゼロを始めてみるきっかけにするデッキとしてはいいかもしれない。

赤白轟轟轟

パワー ☆☆☆☆☆
スピード ★★★★★★
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ2

赤単と同じく高速ビートをするがメタで相手に除去を強要させるデッキ。

2ターン目ヘブンズフォースからメタをばら撒いて轟轟轟で押し込むといった動きをとってアグロとメタの両方を序盤に処理させるという難題を相手に押し付けていく。

実際のところ今年度に入ってもあまり弄るところがなく、せいぜいGRにザガーンが入るぐらいであまり変わらなかった。(レッドゾーンXのためにゼロヴォイドを入れても良いかもしれないがミラー等で大型のGRをめくるとすぐ下に行ってしまう為、他のクリーチャーを優先する事にした)

”逆悪襲”ブランドや“閃忍勝”威斬斗を1枚だけ投入するのはアリだと思うが2枚以上入れると赤単より手札を吐く効率が悪いので手札詰まりによる死の確率も上がるのであまりオススメはしない。

最近だとWINアニメで相手役のモヒカンが使っていた印象が大きいのでもしかしたら意外と握っている人がいつも以上に多くなるのかもしれない。

2023/6/23追記

ver.2.0

ジャックオービーメイカーの台頭によりメタの方向性などを見直した物になる。

マリハダルはジャックオービーどころか他のアンフェアなデッキにも刺さるトンデモないメタカードなので真っ先に4投することとなった。

ソンクンはそもそも登場した時から入れても良いはずだったのにゴルドーザだったのは単純に見逃していたからである。(赤白轟轟轟にそこまで興味がなかった事がバレバレであった)
冗談抜きで2ターン目に出てくるソンクンは控えめに言って暴力なので一度試して見ると全盛期の赤白轟轟轟とは違った乾いた笑いが出てくると思われる。

その為手札消費の仕方を若干見直した結果1コスクリーチャーの比率を入れ替えたが様々なそこは各自調整して最適枚数を探して見て欲しい。

銀河転生

パワー ★★★★★★
スピード ☆☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2.5

殿堂ゼロ環境を大きく変え、メタカードの増加により第一線から離れたとしても環境の仮想敵として存在し続ける安定の高い3tキル即死コンボデッキ。

とこしえの超人や輝羅、オーリリア等のメタクリーチャーなどであまり環境では見かけなくなったがその強さは健在で対策していないデッキを余裕でボコボコにできるぐらいには残っている。
ただでさえ先攻3ターン目ループを8割以上の確率でできるというのに、雑なアグロデッキに対してもトリガー次第では相手ターン中にもループが可能なほど受けが強いというかなりタチの悪い性質を持っているので、メタカードを積んで始めてこのデッキへの挑戦権が与えられると考えても良いぐらいである。
安直にDGパルテノンを1,2枚貼るだけではこのデッキの動きを止めるには不十分なので大人しくクリーチャーを出させない、呪文を打たせない方向で対策するのが一番である。

メタクリーチャーに対して対策をとる場合はノギューゾなどで対策する事になるが最速ループの安定率は落ちるので今回の記事ではこちらの安定型を掲載した。
対策しなくとも極論ラッキーダーツから先手後手や不利対面などを全てを解決する構築も取れるがあまりにもブレが生じるので取る場合は自己責任で。

ヒラメキサイクルペディア

パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2.5

サイクルペディアが追加されたことで新たなルートが取れるようになったヒラメキウォズレックの最新版のようなナニカ。

コスト4のクリーチャーをヒラメくと最終的にメカーネンループが成立する最速3ターンキルデッキとなっている。

一応ジャックオービーメイカーメタ用に敬虔なる警官やオリオティスジャッジを採用はしているが先攻を取られてしまうとおそらくほぼ勝てなくなってしまうので全力で先攻を取りにいく必要がある。(ただし先攻を取れば勝てるかというと怪しいところはあるが)

45枚構築にしたのは必要なパーツによってデッキ枚数が圧迫されていたという点とヒラメキ先やループに必要なパーツの素引きする確率を減らす為という点からであるのでそれさえ気にしなくなれば40枚構築でもいいのかもしれない。

一応銀河転生と同じく手札2枚要求でできる最速3ターンループにはなるが、メタカードに対する耐性が低めでかつ安定した最速ループの安定度も若干低めなので現時点での構築で分類するとしてもTier2あたりになると思われる。

一応最速2ターンループルートや相手ターン中にループするルートを追加したい場合はヘブンズフォースを追加する事で可能になるが、他のヘブンズフォース使用デッキと違って出したいクリーチャーがイザナギテラスしかないので出力が大幅低下している事とデッキ枚数がさらに圧迫される事から、構築とプレイ難度がさらにスパイク化するので腕に自信のある方は調整してみるのもいいかもしれない。

Tier1

大会でほぼ確実に使用者がいると想定されるデッキ群になります。
デッキパワーが明らかにおかしい物が多く、デッキ相性であったり仮想対面によるメタを張らないと土台にすら立たせて貰えない事もある控えめに何かがおかしいデッキ達です。

ダーツデリート

パワー ★★★★★★★
スピード ☆~★★★★★★★
安定性 ☆
メタ耐性 ☆
デュエルマスターズ3

この環境名物の「デュエル・マスターズ」ではないナニカを行うデッキ。

一度ダーツを放つと高確率で即死あるいは致命傷になりうるカードをプレイできる事からいかにダーツに早くアクセスできるかという圧倒的な運の要求とゲーム前のデッキビルド力、そしてほんの僅かなプレイングによって構成されているデッキになっている。

今年度になってベンゾのツインパクトが出たのでダーツでのおかわり権とポジトロンサインでの当たりが増えて若干ながら強化が入った。

環境トップにジャックオービーメイカーが誕生し、1ターン目にメタクリーチャーを立てられると腐るカードを増やすのはあまり良く無いのでバイスホールをロマノフホールに変更して対応できる確率を上げる事になった。
超次元ホールが変更されたのでGANGPARADEの次元を他の打点形成の次元やヴォルグ2枚目に変更しても良いかもしれない。

何を握るか決まらない時はこれを握る人が多い為、殿堂ゼロをあまりやっていない人が多そうなイベントでは大体このデッキに当たると考えて出ても良いのかもしれない。

正義星帝

パワー ★★★★★★
スピード ☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ2.5

昨年度の環境を変えてしまった高速メタビートデッキ。

ヘブンズフォースに若干依存はしているもののメタビートと受けと爆発的なアドバンテージ源をある程度両立している器用なデッキタイプである。

筆者はエヴォルピアと鬼羅スターの組み合わせが腐ることを避けつつ爆発力を保ちたい為にデッキ総数を45枚にしたこの構築にしているが地域のメタなどを考えて別の構築にするのもありだと思われる。

元々呪文依存のソリティアデッキのメタをする事を第一に組んでいたので今だったらヘビポ.Starなどを抜いてその他枚数を調整した方が良い気がするが最適解を40枚でも45枚でも見つかる気がしないので筆者の中では一度保留にする。

2ターン目ヘブフォエヴォルピアキラスターアクアンをすると世界が終わる音が聞こえるので一度は体験してもらいたさがあるが、もしかしたらイザナギTTT型にしてみるのも新たな発見ができていいのかもしれない。

2023/6/25追記

今であればマリハダルを投入しても良さそうだが、正直何処を弄ればいいのか結論がついていないので今回の更新では保留とさせて頂く。

ジャックオービーメイカー

パワー ★★★★★★
スピード ★★★★★★
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ2.5

今年度の殿堂ゼロの環境を大きく遷移させたデッキ。

強力な呪文メタの為のメタビート環境に真っ向から殴りかかってきたヤバいデッキで、クリーチャーの効果封殺を最速2ターン目にしかけてくる癖に対面にはメタビートとは違う根本的なメタカードか強力な受けを要求してくる無理難題を押し付けてくる。

その上他の封殺デッキとは違って多彩な動きが可能な為、高速オービーメイカーを目指すという分かりやすい目的に対してプレイ難度は意外と難しいという使用者にとってもなかなか曲者なデッキである。

禁断採用ではなく、零龍採用なのはフルパワーにしたかったのもあるがこのデッキの苦手とする1,2ターン目轟轟轟を牽制するという役割もあったりする。

このデッキの詳細は先日書いた記事に細かく書いてあるので興味のある方はそちらを参照してもらいたい。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今年追加されたジャックオービーによりさらなる別ベクトルのメタか再現性の高い高速化が求められるようになり環境が更に混沌化しました。

今年度追加されたカードは単体でぶっ壊れというものは少ないと思いますが、専用構築であったり組み合わせる事によって強力な効果を発揮するものが多く見られるので新しいデッキを作るにしても、既存のデッキを改造するにしても考察してみるのもいいかもしれません。

新たなデッキの誕生と今後の環境の動向に期待しながら今年度は締めさせていただきます。

以上、ブライトンでした。



※この先の投げ銭部分には十分な審査ができていない為、次回以降更新予定のデッキタイプの評価の途中経過が掲載してあります。(一応今後無料部分に上げる予定のものではありますが、場合によっては没になることもあります。)
この記事を読んで殿堂ゼロに興味を持って頂けた方や今後の殿堂ゼロ記事のサポートをしたいと感じて頂けた方は投げ銭していただけると幸いです。


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