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殿堂ゼロのすすめ 2021年版

どうもブライトンです。

なぜか1年単位で更新することになった殿堂ゼロのすすめを今年も書くことになりました。

現状の環境に疲れた方や殿堂ゼロに少しでも興味を持った方は参考程度にどうぞ。

また例年通り、以前の記事を読まれていると理解し易いと思われるのでもし読まれていない方は是非ご一読していただければと思います。(2020年版だけでも読まれていることを推奨します)

*新規カードや環境の変化によって生まれた新規デッキタイプなどを新年度に入るまで追記していく予定です。

昨年度からの違い

今年もデッキの紹介などに入る前に前回から大きく変わったことがいくつかあるので軽く解説していきます。

大きく変わったことは

・「入れ替える」動きの定義の変更による閣ループの実行不可
・「場に出せない」状態での召喚の宣言が出来なくなるルール変更
・パルテノン、ジョー星、とこしえの超人、輝羅などの強力なメタカードの登場による環境の大幅な変化

この3つです。(「その後」のルールや「進化元の再構成」のルールも変更されていますが殿堂ゼロの環境ではあまり影響がなかったので割愛します)

上の2つに関してはアドバンス環境においての環境デッキに対するテコ入れみたいなもので殿堂ゼロにおいては、モルネクがゲートボールでないとフルパワーが発揮できなくなり、バリケドループとゾンビパルテノンが深く考察する前に消滅しました。

3つ目に関してはかなり大きく、アドバンス環境ですら環境を大きく変えた(あるいは歪めた)4枚が殿堂ゼロでも猛威を奮わないはずもなく多くのデッキの抑止力としてはたらく事になりました。
特に後半2体に関しては環境トップであった銀河転生に対して大きく刺さり、先攻を取られても間に合うメタカードということもあり、採用できるデッキにとっては対抗手段を得ることができました。

これらにより、また環境デッキへの選別が行われて環境外になったデッキもある一方、再評価されるデッキも出てきて昨年度以上に大きく環境の変わる1年になるかもしれません。
特に年度初めから期待の大型新人が登場して環境を大きく変えてしまい、環境を読むことが難しくなったので久方振りに考察するのが楽しくなる1年でもあると個人的には思います。

こんな年になりますが、早速デッキ解説をしていこうと思います。

6/28追記

3つ目に関しては赤い稲妻テスタロッサの追加によって更に色々なアンフェアな動きに対して対応できるデッキが増えることとなりました。
ただ凶鬼77号 ビムナムはほぼ同じ効果持ちのマタドールマルクーゼが活躍しなかったのと同じくあまり環境に与える影響は無さそうです。(一応ドロマー型の正義星帝やテラスザークなら採用できそうではありますが)

9/26追記

新たにベイBセガーレという1マナのメタクリーチャーが追加され、ついに先手2t轟轟轟を封殺できるようになりました。
とこしえの超人とはデッキと環境によって要相談ではありますが選択肢が増えるのはかなり大きいと思います。

10/23追記

山札からカードを使用する場合の処理や一連の処理のみなし処理などの裁定変更によって一部デッキが強化されたりしました。
あまりに変更が多いため詳しいことは割愛します。

2/19追記

山札の枚数が増やせるようになったり、超次元ゾーンのギミックをさらに活用するなどデュエマが更なる異次元の方向へ進化することとなりました。
新たなデッキの構築を検討できるため考察が捗るかと思われます。

~記載する項目について~

今回も新規デッキタイプと以前の記事から大幅に構築が変わったものについて主に記載していきます。
環境に明らかに居そうなものに関しては構築が変化しなくとも記載しますが、あまり見かけないものの中でほぼ構築が変わらないものに関しては省略します。

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パラメータの見方

【デッキ名】
パワー ・・・デッキ内のカードパワーの度合い
スピード ・・・ゲームでのフィニッシュおよびメインコンボ成立までの速さ  
安定性 ・・・強い動きの再現性
メタ耐性 ・・・メタカードがどれぐらい刺さらないかどうか
デュエルマスターズ ・・・個人的に「デュエルマスターズ」をしているかどうかの判断

基本的に上4つは⭐︎5を最大としてランク別にしておきます。

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Tier3

今回の変更点としては前回未評定であった零龍ギャスカと赤緑ギフト、新しくメルゲドッカンデイヤーを追加した点が挙げられます。
白緑メタリカは新規2種のメタカードを採用できるのですがそれにより劇的強くなるわけでも無く、陰陽の舞ルートを阻害してしまい納得できるものでは無かったため現段階では未掲載とさせていただきます。(構築に関しては昨年度のものを用いて良いかと思われます)
大会ではほとんど見かけないがごく稀に見かける部類となっています。

猿ループ

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パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆
メタ耐性 ☆
デュエルマスターズ1.5

昨年度はウサブレラとリツイーギョの影響により環境落ちしていた緑単ジャックこと猿ループ。
とこしえを手に入れたことにより他のデッキタイプに対しても若干ながらも抵抗できるようになった上に合法的に受け札を投入できることになった。

ただどちらかと言えば先年度のメタカードに加えて新たなメタカードの登場によりループを行うのがさらに厳しくなったためサンマッドによるアグロを行うのがメインルートとなり、狙える相手に対してはループを行うことになりそうだ。
さりげなくとこしえによって3ターンエウルブッカ建築のルートが増えて再現性が高くなっているのも面白いところではある。

使う人がいるかどうかは分からないが、猿ループはグレイトフルライフによるヴォルグループだと考えている人のための構築もここに添付しておく。(ただし、枠的にとこしえが入れられないので大きく安定度とパワーは落ちる)

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零龍ギャスカ

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パワー ☆☆☆☆
スピード ★★★★★★
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ2.5

昨年度の新規デッキタイプにて記載していたが改めてTier3として今回は記載する。

2ターン目零龍卍誕を狙い、超高速で相手を殴り倒す何故かアドバンス環境にも存在してしまったアンフェアな速攻デッキである。

当時の構築とは違い、顕在とドゥモグラが採用されているのが変更点となる。
顕在は事故の軽減とフィニッシュ強化のために入れ、ドゥモグラはトップメタのデッキなどに対しての時間稼ぎのために採用されている。

殿堂ゼロ環境では墓地メタを採用していることは限りなく無いためアドバンス環境以上にメインギミックの通りは良いのだが、メタというメタが皆無のためフルパンした返しにコンボを決められて負けるということがしばしば発生するためパラメータの表記並みの強さを発揮できているというわけでは無いのが残念なところではある。

実は意図せずにロジックサークルを使う対面へのメタができてしまっているのは内緒である。

4/15

次元とGRが追加されたついでにレシピを更新したものとなる。
呪文メタをするより自分の動きを優先したほうが良いと判断したため、ドゥモグラを抜いた。

超次元に関してはドギラゴンXが3枚あれば良いので残りの5枚は無くても最悪良かったりする。

メルゲドッカンデイヤー

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パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ1.5

アドバンス環境では登場して3ヶ月程で即規制を受けた伝説のデッキタイプの1つのリメイクとなる。

殿堂ゼロゆえに1枚しか採用できなかったアクアメルゲは当然4枚、フェアリーギフトも4枚採用することができ、当時僅か10日ほどしか採用できなかったクリスマを使えるのでもはや準備段階でマナ加速を過剰に行う必要すら無くなった。

ただ他のデッキと比べても明らかにメタカードが刺さりやすく、勝つためにはそのメタカードの除去が必要条件であるためループ補助枠も含めて11枠も取られてしまっているので環境上位に上がる事は無いだろう。
とはいえ、一応理論上3ターンキルもできるデッキタイプなので何かしらの爪痕を残してくれる...かもしれない。

個人的にはとこしえの超人などの引けないと使えないメタカードよりは自分の動きを押し通す構築の方が好みのためこの構築になったがまだまだ考察の余地があると思われるので使う前に弄った方が良いかもしれない。

赤緑ギフト

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パワー ☆☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ1.5

昨年度の新規デッキタイプにて記載していたが改めてTier3として今回は記載する。

元々のデッキコンセプトはリツイーギョとウサブレラをメタクリーチャーと絡めて殴るというものだったが、ウサブレラの通りがそこまで良くは無かったので再構築したものになる。

ギフトを用いてミランダやマナロックを早期に出して詰ませにいくのは変わらないがデッキタイプによっては2ターン目ギフトチューザを通す事で即死が狙えるので意外と侮れないデッキタイプである。

今回試験的にとこしえの超人をタッチしてみたが、火文明の枚数が少なめになってしまったので割り切って抜いてサイコロプスやカモンピッピー、ゴルドーザの増量に当てても良いかもしれない。

6/28追記

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赤い稲妻テスタロッサを採用し、とこしえの超人を抜いたものになる。

メタクリーチャーの枚数は結果的に少なくなってしまったが、ギフトなどの踏み倒し手段を用いることでマナや踏み倒し、呪文を咎めながらビートするクリーチャー主体のデッキというコンセプトは変わらない。

正直弄ることができる場所はまだまだあるので興味があれば調整してみて欲しい。

9/26追記

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ベイBセガーレを採用し、ヤドックを抜いて微調整したものになる。

元々ヤドックは銀河転生のメタ兼轟轟轟のメタ兼ダーツの超次元対策であったため、殴れるかどうかは二の次だったのでセガーレが1ターン目からギフトを使わずに出せる対策なのはかなり大きかったりする。

微調整内容としてトップラサスが抜けているが理由としては多色であり2ターン目に出しても機能しないことが多かったということがあったので泣く泣く抜く事になった。

火文明の枚数が若干枚数足りていないと感じられるため調整する場合はそこを中心に行った方がいいと思われる。

コラム〜ウサブレラについて〜

先程ウサブレラの通りが良く無いと書きましたが、デッキ作成段階ではなんだかんだ刺さるカードではありました。

というのも当時はウサブレラを先に場に出すことができれば、銀河転生の動きをかなり抑制することができたからです。(転生プログラムを打つ対象を出させなくすることができたため)

ただそれを銀河転生側も把握していたのでGRをコスト5以上で固めることにより5/6はGR召喚が成功し転生することができるという手を取ってきました。(アドバンス環境で一時期流行ったドロマーオーラのワラビー対策のようなものですね)
そのためウサブレラが致命傷を与えられるデッキタイプがほぼ存在しなくなったため採用率は低下することになりました。

とはいえ、GRを経由しなくてはいけないデッキタイプにとっては採用されなくなったとしてもある程度は意識しなくてはならないカードではあるので、どちらかといえばデッキに採用されることで強いカードでは無く、カードプール上に存在することで強いカードというちょっと変わった存在になりました。
とこしえの超人や輝羅の登場によって更に採用されにくくはなるかもしれませんが、それら2枚と違い呪文耐性があるので忘れられた頃に採用しなおすと強いという時期も来るかもしれません。

Tier2

今回の変更点としては昨年度まだ未評定であったガチャドラグナーを追加したことが挙げられます。
正直現段階では、新規メタカードによる影響であまり変更できる事は無い、あるいはまだ評定できていないものがあると思われます。
大会では使用者が1人ぐらいはいるかなという部類になっています。

大地サイクリカ

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パワー ☆☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ2.5

基本的には昨年度の内容とほぼ変わらないので大まかな部分は割愛。

輝羅ととこしえの超人単体を出されただけなのであればタケノコ道中ヒアウィ号で対処はし易いが、それと呪文メタを出された上でビートされると非常に辛いのでその部分を解消できれば強化できると考えられる。

逆にこちらがとこしえの超人を入れることも出来なくは無いが有効な枠を見つけられていないため今回は不採用にしてある。
ただ、苦手だった銀河転生に戦いやすくなるメタカードなので採用してみるのもありかもしれない。

昨年度にもリンクを貼ってはいたがループ方法に関してはこちらの記事を参考に。

9/26追記

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昨今の環境を見て構築を改めて最適化したものとなる。

銀河転生と赤白轟轟轟などのみを見る必要が無くなり、多種多様のデッキを見るためにシャッフとヒアウィ号の枚数を減らしてでもとこしえの超人を採用することになった。
ベイBセガーレとどちらを採用するか迷ったがG・ストライクも持っておりメタ能力も多くのデッキに刺さるのでとこしえの方を今回は採用することにした。
ダーツデリートや銀河転生などにも十分刺さるので悪くはないかと思われる。
セガーレととこしえの超人のどちらを採用するかどうかは環境に合わせて変えることを推奨する。

また滅多にしない動きではあるが初動が引けなかった時の動きとしてとこしえセガーレにヒラメいてコスト2のクリーチャーを出してマナ加速ができるというのも覚えておいて損はないかもしれない。

12/24追記

画像29

パワー ☆☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ2.5

10月中旬に何故か裁定変更され、ヒラメキサイクリカがまたできるようになったことから再誕した構築となる。

神歌繚嵐から登場したイザナギテラスにより中盤での安定リソースの確保とチャンプブロックによる気持ち程度のアグロ対策ができるようになったため強化された。
さらに何と言っても銀河の裁きを使わずに無限ループを行えるようになったためデッキの中に使い辛いカードの枚数を減らす事ができた。

ループ方法は以前のマーシャルを用いた無限ストックからの無限メカーネンLOルートとなるがループ方法をここに記載するとかなりの文量となってしまうためここでは割愛させて頂く。(おまけ2の方にてPDF掲載)

7/24

最新型の構築がこちらとなる。
勝熱と弾丸と自由の決断を積んだ事でパルテノンやジョー星などのカード指定なども焼ける様になった湯あたり地獄の様な感覚で使えるカードを入れた事でメタ耐性が上昇した。
シャッフなどを入れるとしたらイザナギなどの枠を1枚削るのが良いと思うので
環境を見極めて変えると良いと思われる。

ガチャドラグナー

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パワー ★★★★★★
スピード ☆☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2

昨年度の新規デッキタイプにて記載していたが改めてTier2として今回は記載する。
2ターン目バトライ刃をして、早期に強力なドラゴンを上から投げつけていくガチャを行うのがこのデッキのメインコンセプトとなる。

当然と言えば当然だがメタカードが重くのしかかるのだがそれをケアするのがもう1つのガチャ、ドギラゴンガチャである。
大抵の軽量メタクリーチャーであれば、クシカーツを場に出すことにより1/3で除去することができ、そうでなくとも1/3で次のターンの動きに繋げることができるので余程不運でない限り仕事をしないということは無いだろう。
何よりメタカードが場になければ1/6でゲームを終わらせに行くことができるので入れない理由が無いカード群であると思われる。

余談だが他のドラグナーデッキはメタカードによる環境の変化によって立ち位置が無くなったと考えられるので紹介するレベルのデッキはこれぐらいしか無いことを記載しておく。(ハムカツドラグナーは新規メタカード2種を出されるとイヴィルヴィ以外の回答が無いので環境からスッと元から居なかったかのように消えた)

キクチパトロール

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パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ★★★★★★
デュエルマスターズ2

昨年度と同じ構築なので基本的なことは割愛する。

輝羅を採用するかどうかは悩んだが、正直輝羅を必要とする対面は大体このデッキの有利対面であるので採用する必要が無いと判断しこのままの構築になった。

ただ、後述する大型新人の存在から何かしら差別化できるところを作らないと使うメリットがほぼ無くなってしまうのが大きな課題となっている。

青黒型にするとゲンムエンペラーとハンデスが採用できるようになったりするので環境に合わせた構築にしていきたいところではある。

8/7追記

銀河転生が全盛期から数を減らし、3コスト以下の呪文による高速コンボデッキとの遭遇率が低下し、代わりにヘブンズフォースによる高速メタビートとの遭遇率が増加したため、今年度のクロニクルデッキで登場した「電脳の女王 アリス/不埒な再侵入」を採用してみたものとなる。

アリスはコスト3とキクチカレイコのコスト帯と被ってしまうがキクチパトロールまで揃っていればマナ基盤としても使っても良く、デッキから3枚見る効果によってペアが揃っていない場合は探しに行けるのがかなり使いやすい印象だった。
デッキトップに置く効果もドローロックのようにも見えなくは無いがキクチパトロールのどちらも無ければ必要枚数が2枚なのでデッキトップに置くこと自体はそこまで問題にはなっておらず、キクチが場に居れば手札に1枚加えた後に置換効果で残りの2枚はシャッフルされるのであまり気にするようなものではなかった。

呪文面に関してもただのデビルハンドで墓地利用はそれこそしないもののコスト6以上の呪文の確定除去がついでで入るのは一度場に出てしまったオーリリアや轟轟轟ブランドなどの処理がしにくいクリーチャーを処理できるようになりかなり恩恵を受けているようにも思える。
なんだかんだ書いてはみたが一番大きなメリットとしてはアクアンで拾える青マナが増えたことかもしれない。(デッキのドローソースがアクアンのみなので手札にヘブフォアクアンしかない場合だと青が詰まって終わりというのもそこそこあったので)

ジョバンニランデス

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パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2

相変わらず環境トップへの門番をしているデッキである。

基本的な事は昨年と変わらないが、輝羅を採用したことによって苦手意識があったデッキに対しても大きく出れるようになった。
ただし、こちらのGRと超次元も使えなくなるのである程度ロックした後に自分から場から退けられるように盾落ちケアも兼任できてシャッフオーリリアも除去できるアーチャーチュリス/ボルガニックアローを久々に採用することにした。

輝羅はこのデッキとはあまり相性が良いわけではないので環境に合わなくなり次第、ミクセルに戻しても良いかもしれない。

6/28追記

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輝羅がデッキの動きにも支障が出ていたのでテスタロッサに入れ替えた構築となる。

GRを多用するデッキに対しては弱くなるがそもそもデッキの性質上対面に上振れられるとメタやランデスをしても勝てないのでその点に関しては問題ないかと思われる。

むしろテスタロッサのバトル時4000になる効果によってシャッフと相打ちが取れて後攻2ターン目ヘブンズフォースを咎めれられるメリットの方がデメリットより遥かに大きかった。(正直マグナの2枚目をテスタロッサに変えてもいいかもしれない)

赤単轟轟轟

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パワー ☆☆☆☆☆
スピード ★★★★★★★
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ2.5

昨年度と同じ構築なので基本的なことは割愛する。

実質2ターンキル勢なのは変わらずで、その圧倒的な速さで受け札の少ないデッキを粉砕することに関しては赤白轟轟轟より優れていると思われる。
時折事実上の1ターンキルを行う上振れムーブも存在するのであまり対面したくはないデッキ分類に入る。

ただ今年に入って輝羅ととこしえの超人が全くもって刺さらないという大きな差別化が出来るようになったので今後握るということも考慮することがあるかもしれない。

カードをかなり安価で揃えられて速攻特有のプレイングを考えることができるので殿堂ゼロ入門セットに向いていたりする。

6/28追記

このデッキにもテスタロッサを入れても良い雰囲気が出ているが2ターン目までにシールドを最低2枚以上割っておきたいデッキの性質上お世辞にも相性があまり良いとは言えなかった。(対戦相手のマナ枚数が少ないうちに盾をほとんど割っておきたいデッキなのに1tブレイズクロー2tテスタロッサスタートした場合だと明らかに返してくるデッキの方が多いので)

我我我ガイアールブランドに関しても2ターン目に出すという動きができない都合上、殿堂ゼロの赤単轟轟轟に入るということはおそらくこれからも無さそうだ。(後手を取った場合、3ターン目が回ってこないで終わることもよくあるので)

変更点があるとしたのならほぼ見かけないであろう天使と悪魔の墳墓をケアするためにブルースガーとブンブンチュリスを2:2採用することぐらいである。(筆者はブレイズクローの旧枠プロモとの見映えを合わせるためブルースガー4枚にする予定なので正直各自で好きな方を好きな枚数入れても良いと思われる)

一応1コストの枚数配分に関しては考察しても良いところではあるが自分個人の感想としては変える必要はないかと考えている。(感想をここにも書いても良いがかなり長くなりそうな気がするのでここでは割愛させていただく)

10/23追記

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”逆悪襲”ブランドが登場したことによって轟轟轟もどきであったバルチュリスを轟轟轟っぽいものに変えることができるようになり、ニクジールを出した後などで手札が1枚の状況下でもトップが腐りにくくなり、殺傷能力が高くなった。
かなり事実上の2ターンキルが成立しやすくなったため、先攻をとってしまえばかなり受けの硬いデッキでない限り殴り切ることができるだろう。

余談ではあるが裁定変更により何故かニクジールの召喚がセガーレに引っかかるようになったため場合によっては後手1ターン目轟轟轟が成立するようになったのは内緒である。

12/24追記

新弾発売によりパラソルチュリスと変更を検討するスペックを持つDisパイロンが登場したが現状は変更しないでも良さそうだ。
というのも登場時のディスカードが役に立つ場面がパラソルチュリスよりも少なく、ニクジール無し轟轟轟持ちという手札を持っている時ぐらいが強いときであり、捨てるか捨てないかをクリーチャーを出す出さないを問わずに決められる選択肢があるのがパラソルの強みと感じているためである。
ただこれもあくまで個人の考えであるため一度試してから各々で採用を決めてもらいたい。

7/24追記

ホップチュリスを爆鏡チッタに変更したものになる。
従来の物より後続が詰まらなくなり、押し切る力が強くなった。
とはいえチッタにはジョー星がある状態だと殴れなくなるという差別化ができるので地域の環境によって変更しても良い点ではある。

Tier1

今回の大きな変更点としては正義星帝が環境トップの一員となったことが挙げられます。
他のデッキも若干の強化を得られていますが、間違いなく仮想敵にしなければならないデッキタイプであるため過去2年の中では1番大きな変化であろうと考えられます。
大会では確実に使用者がいて母数が多い部類になっています。

銀河転生

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パワー ★★★★★★
スピード ☆☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2.5

前年度から変わらず殿堂ゼロ環境トップの座を守り続けている3キルループデッキとなっている。
ただはメタカードの増加によって単独トップではないというのが今年に入って最も大きいデッキであると言えるだろう。

構築の変更点としてはロジックReキューブの参入により再現性と受け性能がさらに高くなったという点と環境からウサブレラの採用枚数が減ったことによるコスト5のGR枚数を減らすことでGRの出力を高めたという点だろう。

弾かないといけないメタカードの枚数が増えたので環境から減っているウサブレラのメタをするよりはそちらの方に向けた方が良いと判断し、呪文補助を行うルーベライノとダンダルダを投入した。
ただし、ウサブレラの多い環境であればコスト5のGRに変更してもいいだろう。

ループ方法に関しては昨年度のすすめに記載してあるので今回は割愛する。

2/20追記

13番目の計画を搭載したことによりカリヤドネの山に存在しない確率の低下とメタのメタ枠を無理なく入れられるようになった。
3ターンキル率は若干ながら減っているので環境とメタを見て使うといった構築になるので以前のものとは使い分けていくと良いだろう。

ただ現段階では著者自身はあまり45枚構築を握りたいとは思えなかったので原案を掲載し、考察を進めて頂きたいと思う次第である。

赤白轟轟轟

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パワー ☆☆☆☆☆
スピード ★★★★★★
安定性 ☆☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ2

輝羅が追加されたことにより何がなんでも絶対に銀河転生を打ち倒すデッキと化した。

ただしその弊害として自分も輝羅によるGR+超次元の使用が出来なくなってしまったためリリアングサプホセットを抜き、クリスタ型に変更せざるを得なくなった。
とはいえ、このデッキに入っているメタカードが刺さらないデッキはあまり無いため強さは相変わらずで基本的にコンボデッキに対しては滅法強いままとなった。

勿論、このデッキも環境トップの1つであるため、殿堂ゼロの大会などがあれば間違いなく使用者は多くいるので要注意ではある。

6/28追記

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パワー ★★★★★★
スピード ★★★★★★
安定性 ☆☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆
デュエルマスターズ2

テスタロッサの採用によって唯一評価が変更されることとなった。

テスタロッサは現段階で正義星帝に対して最も刺さるメタカードとなり、トリガーヘブンズフォースをケアできる盤面を作れればほぼ勝ちといっても良い最高の解答札となった。
また、ミラーに対しても後手2ターン目ヘブンズフォースをケアできるカードとなっていて、プーンギを合わせて8枚体制になったことから圧倒的先手有利の対面となった。(コスト3以上の踏み倒しを前提とするならミクセルも含めて12枚体制なのでどうやっても後手を返すのは難しくなる)
そのため輝羅の採用のために入れたクリスタが何故か仕事をし始めるという現象が起こったのはメタゲームの面白さを感じられる一面であったと個人的には思う。

正義星帝

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パワー ★★★★★★
スピード ☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆☆
デュエルマスターズ2.5

登場以来、Tier2のデッキどころかTier1のデッキも現在進行形でボコボコにしている大型新人。

正義星帝のギミックがあまりにも殿堂ゼロ環境に刺さるメタ要素であったため、殿堂ゼロでもイカれたギミックの1つであるヘブフォアクアンを搭載することで高速メタ展開とリソース確保が可能になり、手のつけられないぶっち切りの環境トップになってしまった。

正義星帝は出た次のターンは除去できない上に、進化してしまうと対面のコスト4以下の呪文詠唱を封じてしまうという点から大地サイクリカで用いられていたタケノコ道中ヒアウィ号を全否定し、出た後の対処方法がかなり限られているので呪文コンボデッキにとっては悪夢でしかないであろう。
その上でヘブンズフォースによるブン回りムーブとカウンター要素が追加されているため思っている以上に出力は高い。(キクチパトロールの亜種というより赤白轟轟轟の亜種に近い)

そして何よりこのデッキに対して輝羅やとこしえの超人が全く刺さらず他のデッキに対して大きく出れるというのが大きな差別点である。
他の環境デッキであればこの2つのメタカードが刺さらないということはあまり無く、このデッキに関してはオニカマスなどのクリーチャーの踏み倒しを咎める旧メタカードが刺さるが採用されていることは今の所あまり無いのでこのデッキの動きが阻害されないのはかなり大きい。

手札の要求枚数や事故率は少し高めではあるが、メタカードでお茶を濁すことで時間を稼げるためメタカードが刺さるデッキに対しては負けることはあまり無いと言っても良いだろう。
逆に言えばメタが刺さらなければ優位を取れると考えられるので、環境落ちしてしまったデッキを見直すことが今後環境を見る上では必須になるかもしれない。

まだまだ改良や強化が期待できるデッキタイプであるため今後も注目していきたい。

6/28追記

デッキリストの洗練によるリスト変更とテスタロッサの登場による評価の変更を行なった。(旧評価ではメタ耐性が6であった)

テスタロッサが場に出てしまうとこちらの主戦術であるメタクリーチャーを踏み倒しまくるというのが封じられてしまい弱体化を喰らってしまった。
そのためそれらが採用されていそうなデッキに対しては先攻をとるというのがかなり重要になってくるであろう。

とはいえ相変わらずこのデッキに刺さる踏み倒しメタカードが入っていないデッキに対してはかなり大きく出れるので1強状態だったのが赤白轟轟轟とともに2強になったぐらいでむしろ環境は健全化された気もしなくはない。

2/20追記

新弾でレッドゾーンバスターと新世界の創造というデュアルランドを獲得したことにより魔改造されてものになる。
レッドゾーンバスターは少ない手札要求枚数で3打点と対面の動きを止めることができるということで光コマンドの中でこのデッキと親和するザボンバとヘビポ.starを採用した。

新世界の創造はアクアンで回収できる火と水のカードでありアンタップするマナ要因であり、従来の構築ではヘブンズフォースをプレイするか自身をマナに置く以外に出せなかったエヴォルピアを素出ししやすくなった。
更に色の都合がつきやすくなったためレッドゾーンバスターの侵略元も確保がしやすくなり、同型や轟轟轟系統の殴り返しがしやすくなった。

超次元の謎の3枠に関してはごく稀に起こる場合にのみ使用する枠なので無くても問題ないと記載しておく。

ダーツデリート

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パワー ★★★★★★★
スピード ☆~★★★★★★★
安定性 ☆
メタ耐性 ☆
デュエルマスターズ3

昨年度と同じ構築なので基本的なことは割愛する。

相変わらずの殿堂ゼロ環境の問題児であり、先攻1ターン目からダーツが放たれると大抵の場合は対面が死にかけ、酷いと塵も残らず消滅する控え目に言ってヤバいデッキタイプである。
そして殿堂ゼロの環境を見る上でループデッキ以外を握るのであれば真っ先に仮想敵にしなければならないデッキタイプでもある。

昨年度までは先攻2ターン目までにダーツが打てる状況ならあらゆるメタカードを貫通できたのだが、何故か今年度からは貫通できない場合が出てきてしまいメタ耐性が弱体化した。

とはいえ何かしらフィニッシャー級の呪文、それも唱えることが出来れば勝ちというレベルの新規が出るまでは構築を変えることはまず無いだろう。

8/2追記

メタが変わったことにより構築の変更をおこなった。
にゃんこ砲の方がQ.Q.QXより使用する対面が多いので変更となった。

コラム〜殿堂ゼロにおけるラッキー・ダーツについて〜

ラッキーダーツはアドバンス環境においてもダーツデリートにて採用され、所謂デッキの上振れ要素として認識している方も多いかと思われます。

しかし殿堂ゼロ環境においてはもう1つ重大な役割を持つカードとして銀河転生や赤白轟轟轟などに採用されたりします。
その役割とはミラー相手に後手から捲るためというものです。

特に銀河転生では顕著にあらわれていたのですがミラー対決となると一番重要になるのが先手を取れるかどうかで後手を取る事はほぼ負けと同意義になるぐらいです。(銀河転生ミラーはだいたい先手:後手が9:1ぐらいの勝率になります)

ただジャンケンに全てを賭けるだけというのはあまりよろしく無いのでどうしたかというと安定性を少し落としてラッキーダーツとそれで撃ちたい呪文を採用する事で後手1ターン目からゲームを決めにいける可能性を作るという考えでした。
銀河転生ならデッキ名通り銀河を打ち抜き転生につなげる、あるいはギラングレイルを撃つことによって、赤白轟轟轟ならヘブフォかサプライズホールを撃つことができる可能性があるだけでも期待値的にも後手の勝率が上がるというわけです。

勿論、ダーツデリートのように上振れのみを追求した使い方もしますが、その場合はデッキの中身を1ターン目に撃っても腐らない呪文のみで構成し、禁断対面以外のデリート以外では盾を見てすぐ戻す状況を作ってはなりません。
ダーツを腐らせる展開=5ターン目までターンスキップというわけなので意外と運だけのガチャデッキというわけでは無く構築からゲームを組み立てるデッキタイプと言っても良いのかもしれません。

未分類のデッキタイプ

ここでは初期版以降に追加して分類ができていないデッキを順次載せていきます。

正直、環境と戦えるかどうかは怪しいものの方が多いですが、思わぬ原石が落ちているかもしれないので興味があれば調整してみるといいかもしれません。

オカルトアンダケイン

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パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2

ついこの間までアドバンス環境に存在したデッキタイプのほぼテンプレの様なものになっている。

殿堂ゼロ環境でもジョバンニランデスの最速3tロックが通用することが示していることからこのデッキのロックも刺さりはするし、墓地メタに遭遇することも少ないのだが、如何せんこのデッキに刺さるメタカードを採用していないデッキの方が少ないのでロックして勝つということは少ないだろう。(採用していないデッキでも1マナあれば動けるというものもそこそこあるのも悩みどころ)

一応以前、アクアンを採用することにより動きを強くしようとしたことがあったが、想定以上に手札が増えてしまうということが多発し手札の儀が達成できないといことが多発したため不採用となった。(むしろこのデッキ限定で言うならセブコアクアンの方が強いまであった)

正直、これを使うのであればギャスカ零龍を使った方が勝率が高いと個人的には思った。

分類するのであればTier3の下位〜中位あたりだと思われる。

(筆者は存命の時にプレイはある程度できていたもののあまり大きなデッキ調整はしていなかったので、もしここに載せてある構築より強いものができた時は連絡してください)

8/14追記

まさか公式動画の方で殿堂ゼロやるとは思っておらず驚いたが、サムネや動画などを参考して一部レシピを変更。

動画内でモールス複数枚ある時のループに関して触れられていたが、あれはモールスが2枚以上ある時にできるもので、従来の零龍卍誕後のフォールクローラーアンダケイン、フォーエバーオカルトによる1マナランデスループを零龍無しで行えるといったものになる。(場の零龍をモールスに置き換えて行い、手札のもう1枚のモールスを出して破壊したモールスを回収することで行える)

このデッキが殿堂ゼロでメタを行わなければいけない対面は銀河転生とダーツデリートの2種なのでシャッフはラビリピトと同じ枚数は必要になると考え、とこしえなどの軽量メタカードをケアするためのオブザは3枚ほどいると考え、若干安定しないがこのような構築になった。

デッキの性質上、銀河転生とダーツデリート相手にLO勝ちできる可能性は低いので攻撃する都合上、シャッフは必須かつ複数いると考えたため2枚になったが個人的には安定性を減らしてでももう1枚入れたい気持ちをここに記しておく。

9/26追記

公式動画の影響もあり、構築も遭遇頻度も増加したため環境評価をTier2の下位〜中位に改めることにした。
案外、時間をかけてメタによる圧力をかけていくデッキに対してはこちらの圧倒的理不尽な動きを速やかに押し付けることで有利に戦えるが、こちらがコンボを決める3,4ターン目までに即死コンボを決めてくるデッキや1枚始動でコンボに入ってくるアンフェアデッキに対してはやはりと言うべきか不利になりがちであった。(如何せん零龍の1ドローのデメリットがコンボデッキの早期決着の手助けになりがちなので仕方ないことではあるが)

10/23追記

裁定変更によりフォーエバーオカルトの置換コストで零龍を指定出来なくなったため1マナランデスループが従来の方法では出来なくなってしまった。
今後はランデスループを行いたい場合はモールスを2枚使うループを利用する事になるだろう。

ダッカルパラノーマル

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パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ1.5

パラノーマルが4枚使えた時代で筆者が愛用していたギャラクシールドの殿堂ゼロ版となっている。
当時のアドバンス環境と違い最低限のギミックと殿堂ゼロにて必要なメタギミックを最大限投入した。

パルテノンジョー星でループデッキやエヴォルピア鬼羅スターギミックなどを潰し、パラノーマルによりウィニーのメタクリーチャーなどを潰すといったコンセプトである。

特にダッカルジョー星の組み合わせは強烈で揃ったが最後、ダッカル1体につきお互いのクリーチャー召喚呪文詠唱コストが2上がるロックが成立し、フェア気味のデッキは大体何もできなくなってペチペチ殴られるのを待つだけになる。
こちらにもロックはかかるがギャラクシールドで盾に置くコストは変動無しでかつニヤリーゲットはコスト0なので割と問題なく動くことができるであろう。(特にニヤリーゲットに関してはダッカルの効果誘発もさせるのも相性が良い)

非コンボデッキに特有のデリートメタの禁断がこのデッキに入っていないというのが気になる人も出てくるであろうが、これは山札の減り具合が異常なまでに早く禁断無しで回しても山札切れを引き起こしそうになったので致し方ない事であった。(ニヤリーゲットを1-2枚減らしてオーリリアや他の受け札を入れるのもありかもしれない)

一応、ヘブフォを多用するデッキに対してはTierに関わらず良い勝負ができると感じており、特に最近はあまり見ないがキクチパトロールに関してはパラノーマル1枚貼るだけでかなり優勢になることは間違い無いだろう(一応アクアパトロールの本来の使い方を用いれば立て直しを図ることができるがダッカルパラノーマル側のリソースが尽きていない場合はほぼ詰みの状態で間違い無いと思われる)

デッキパワー自体はそこまで高く感じられないがメタカードの暴力によりTier2下位あたりの強さはありそうな気もする。

3/6追記

新弾等で強化が入った訳ではないがリメイクしたものとなる。
ライブラリアウトしやすく、決め手にかけるという欠点を逆手に取り、「絶対の楯騎士」にヒラメキプログラムを打つことによりシャコガイルを出してスムーズにEXwinを決める構築に変えた。

シャコガイルを素引きした場合も元々入っているブレインストームで戻せて、ヒラメキ自体もダッカルで重くなっていても打ちやすく「光魔の鎧」に打つプランもあるので思った以上に運用しやすくなった。

ただ、前回の構築と比べて即死コンボデッキに対するメタは減っているのでそこは要検討だと思われる。

4cデイヤー

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パワー ☆☆☆☆☆
スピード ☆☆
安定性 ☆☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2

約1年前にもう大暴れし環境をほぼ1色に染め上げた超万能型のループデッキ。
流石に当時とは違い、メタカードなどが量産されているのでブン回し特化でなく、除去コン気味の構築になった。

アドバンス環境とは違い、殿堂ゼロにて警戒しなくてはいけないメタカードとしてオーリリアとシャッフが存在しているためメインの受けトリガーをコスト6以上で構成し、とこしえの超人などを除去するための絶望と反魂と滅殺の決断を打てるようにするためジョー星やパルテノンなども除去できるジャックアルカディアスを採用した。(決断で墓地から蘇生して再利用ができるのも大きいポイント)

昨年度ではザビミラヴォルグフィニッシュにしていたが、とこしえの超人を4枚フル投入するために自由枠などが圧迫されてしまったのでアカカゲカットフィニッシュとなった。
また、同様の理由でメタカードを警戒した結果、kβバライフが抜け落ち、初動が7枚体制となってしまった。(初動を追加で取りたい場合はテック団、決断、シ蔑ガザンド、プロジューサー辺りを1枚抜くのがいいかと思われる)

一応、去年度はアカカゲカットフィニッシュだとダーツデリート対面にホーガンデリートを決められると負けると考えていたが、よくよく考えてみると、全てのストックを大量に貯めておけばデリートで全てのリソースを刈られても動き続ける事ができ、打たれた後の最終盤面を黒マナ含む2マナをアンタップさせた状態でシ蔑ガしても良し、テックで吹き飛ばしてからシ蔑ガしても良しで元々考えていた構築ではあったが、最終的に素出しして小型を一掃させても強い轟轟轟ブランドが入ったので特に問題はなかった。(リソース源を更なるリソースに変えた方が強そうであるならばミッツァイルに変えてもいい気がする)

とこしえや豊富な除去とリソースがあるとは言え、速度はあまり早い方では無いので環境トップになることはかなり厳しいと思われる。
とはいえ、圧倒的なリソースによってデッキパワーの低い所謂メタデッキと呼ばれる存在は圧倒的なカードパワーの暴力によって踏み潰すことができるので恐らく環境中位程度に普通に格付けできそうな気もしなくは無い。

如何せん回し足りないので使う場合は弄ってもらった方が良いかもしれない。

1/14追記

以前の構築から初動を安定させ、メインの動きに関わらないカードを抜いたものとなる。
入れたいカードはかなりあるが枠的に入らないのが悲しくなった。

オーバーパワーRX

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パワー ★★★★★★
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ2

現在進行形で通常環境を席巻しているモモキングRXの殿堂ゼロ版となる。

殿堂ゼロ環境のパワーカードによりドギラゴン剣や閃の力に頼ることも無くなり、進化先もプレミアム殿堂の王、殿堂の王、現在大活躍中の王の3つの王が揃い踏みかなりデッキの見栄えも動きの見栄えも良いデッキとなった。

通常環境でもやろうと思えばできるコンボではあるが、生命と大地と轟破の決断でモモキングRXを踏み倒してバンプを行うと進化クリーチャーを踏み倒した上で無限攻撃により盤面を制圧できるようになるのでバジュラを踏み倒してマナも壊滅させることができるのが個人的に気に入っていたりする。(パワー16000になっているため、大体のデッキは場が空になるまでマナ破壊される。特にジャック系統のデッキは悲惨な目に遭う。)

現段階ではこの構築になっているが新弾の強化が確定しているため、将来性のあるデッキであるとも言えるだろう。
その場合、ガガガンジョーカーズの枚数を減らし、人によっては次元の霊峰に変えて確実にモモキングRXなどを確実にサーチできるようにした方が良いと思われる。

環境的な評価としてはとこしえなどのメタに引っかかりにくく、呪文メタがそこまで刺さらないので環境の通りは悪くは無いように見えるがコンボの要求枚数が3枚以上なので行ってもTier2の中位あたりだと思われる。

白緑メタリカ

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パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ2

ベイBセガーレの登場と殿堂ゼロ環境を見直したことによって以前から再構築したものになる。

セガーレによりジャックの天敵であった轟轟轟の対策ができるようになり以前から問題となっていた有用な緑のカードを無理に必要枚数確保できるようになったのは大きい。

また、フィニッシュにEXwinを狙う必要がこの環境ではとくに必須というわけでも無かったので鬼羅スターとジャミングチャフによる呪文封殺しながら過剰打点で殴る方法に変更した。
鬼羅スターはブロッカー付与効果によって守りが硬くなる上にジャックによってタップしたクリーチャーを殴り返されることがなくなるのでかなり使いやすい印象を受けた。

今までベイBジャックのデッキが環境であまりよい評価がされてこなかったのはジャックを引けないとデッキの出力が大幅に下がる上にジャック+αで即勝てる組み合わせが無かったからであったが、今回の構築ではある程度ジャック依存度が緩和されてセガーレで今まで見きれていなかったデッキに対しても戦いやすくなったのでTier2の下位ぐらいの評価に上がったと思われる。

まだまだ細かいカードの枚数配分など考察ができると思われるので触ってみるときはそこを気にしながら弄ってみて欲しい。

ラッカリリアング

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パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ1.5

神歌繚嵐からイザナミテラスが登場したのでリメイクしてみたものとなる。
ヘブンズフォースから出すコスト4のクリーチャーがイグゾースト以外にも出たためヘブンズフォースのバリューが全盛期高まっていると考えられる。

ヘブフォイグゾーストヘブフォイザナミで呪文3カウントまで楽に行けるようになったのでマノミに到達しやすくなった。
またコスト3のクリーチャーがメインに入れられることが少ないため単騎マグナムとヒラメキのセットを組み込み、そこそこの確率で早い段階で単騎ラフルルを決めることができるようになった。

まだまだ回し足りていないプロトタイプの様なリストなのでTier3辺りの強さになっているが、2ターンスコーラーもできる爆発力も秘めている愉快な動きをするデッキタイプだと思うので是非調整してもらいたい。
(現構築ではパルテノンが突破不可であったりリリアングの枚数など調整できる部分は多いため)

環境適応型フルパワーミラミス

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パワー ☆☆☆☆☆
スピード ☆
安定性 ☆☆
メタ耐性 ☆☆☆
デュエルマスターズ1.5

神歌繚嵐によって追加された神歌と繚嵐の扉により実質的なミラクルとミステリーの扉が8枚搭載できるようになったところからリメイクしたものとなる。

以前から扉は環境の高速化とメタカードの増量によりかなり厳しい立ち位置にいたが、王来篇から追加されたディスペクター群により扉から出すことによって多くのデッキを詰ませることができるクリーチャーのみで構成できるようになり、ボイルチャージャーにより気持ち程度とこしえや輝羅、テスタロッサなどのメタカードを処理しながら動くことができるようになり前よりはマシな立ち位置になった。
また神歌と繚嵐の扉はコスト8のため安易なオーリリアだけで慢心しているデッキも狩ることができるのも大きなポイントだと思われる。

銀河転生カリヤドネ以外の高速コンボデッキはパルテノン対策を積み辛いこともあり、ある程度のコンボデッキと有効なメタカードが積まれていないアグロデッキに対しては大きく出ることができる地雷デッキのようなものとなった。

パルテノン自体はこのデッキとそこまで相性が良い訳では無いので回す環境によって禁断、スチームハエタタキ、ラッキーダーツなど各々交換しても良いカードに変えた方が良いだろう。(この構築が苦手としているのはダーツデリートやキクチパトロール、ラッカ鬼羅スターなど)

分類的にはTier3に入れて良いのか分からないが有利不利がかなりくっきり分かれており、それもTier1から3までまんべんなく幅広いので、環境と戦える地雷デッキあるいはTier3中位~下位あたりで想定していいかと思われる。
どちらにせよ多くのメタが刺さるデッキであり環境トップになることはほぼ無いであろうが、自身からも動けて受けからも即死させることができる類を見ないデッキタイプではあるので研究してみると良い発見が出来るかもしれない。

メタビ型ナッシングゼロジョーカーズ

パワー ☆☆☆
スピード ☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆☆☆☆
デュエルマスターズ1.5

以前掲載したワッショイ万太郎型3キルジョーカーズのリメイクとなる。
当時とは違い、パルテノンが追加されたことによりコンボデッキに対しての殺意を増すことができた。

今回の新弾により破界の左手スミスが登場したことにより何が何でもコンボ開始前にパルテノン等を引き込めるようになった。
このデッキではニヤリーゲットとナッシングゼロの仕様上、スミスが初手で使えなくともあまり邪魔することは無くおそらく現段階では一番スミスが使いやすい部類のものになると感じられた。

パルテノンなどでコンボデッキ相手には時間を稼ぎやすくはなったのでリソースとフィニッシュ力を高めるためにヘリコプ太やダンガンオー、ジョリーザジョニーを試すのもアリかもしれない。

環境的にはTier3の上位あたりの立ち位置で、場合によっては後攻を取った方が勝率が高いという変わったデッキとなった。

4/15

ジョー星ゼロルピア

パワー ☆☆☆☆
スピード ☆☆☆☆
安定性 ☆☆☆
メタ耐性 ☆☆
デュエルマスターズ2

昨年度環境で大暴れしていたもののフルパワー版となる。

地龍神の魔陣で初動の安定と若干の受けを確保した上でニヤリーゲットでデッキをブン回すという良くも悪くもわかりやすい構築となった。

とこしえの遭遇率が高い以上ヘールムエンジオンを入れてもバニラ化しやすく、デッキスロット的に墓地回収などを入れられないためリソースの管理に関しては従来のものと比べ若干難化したようにも感じられた。

セガーレととこしえの配分は環境によって変えた方が良いものではあるが、メタビートが流行っている昨今だとセガーレの方を多めにした方が今は良さそうだ。

環境的にはTier2の中位あたりな気もするがメタカードにも速攻にも対策がほぼ入っていないようなものなのでこれを使うのならダッカルパラノーマルを使った方がマシなのではという印象を受けた。

まとめ

いかがだったでしょうか?
正直、ここまで環境が変わるとは自分自身想定しておらず困惑していました。

今年度はGRどころか可愛げのある踏み倒しですら禁止してくる軽量メタクリーチャーの登場によりまたまた幾つかのデッキタイプの人権が失われた一方、旧メタクリーチャーに対して再評価をする良い機会になるのかもしれません。

今まで活躍できなかったデッキタイプももしかしたらメタカードの採用によっては活躍できるようになるかもしれないので今一度確認してみてはいかがでしょうか?

今後の殿堂ゼロの動向を期待しながら今回の記事を締めさせていただきます。

以上、ブライトンでした。


おまけ

昨年度も載せていた銀河転生LOルートの緊急プレミアム殿堂リスト
(2022年2月20日版)

銀河転生カリヤドネで相手にクリーチャーが1体以上いる時に狙えるLOループの際場に出ると問題のあるクリーチャーをまとめたものになっています。
指定したクリーチャーが山札にあると場に出なくなりループが止まりますが破産するよりは5億倍はマシなので確実に指定したほうがいいと思います。
優先度の低いクリーチャーに関しては、他に選べるクリーチャーがいる場合は問題ないと思いますがいない場合は問題があるというものなので選べるクリーチャーが1体しかいないときには指定することを推奨されます。
エクセルファイルは新規カードが来た時に自分で追加することも可能になっていますが、エクセルが開けないということもあるかも知れないので念のためPDF版も掲載しておきます。

おまけ2

12月24日に追加した大地サイクリカのループ方法を示した手引き書を掲載します。

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更新履歴

4月29日 ver.1.00 初期版
6月28日 ver.1.10 テスタロッサによる追記と未分類のデッキタイプ追加によるオカルトアンダケインの追加
6月30日 ver.1.11 ダッカルパラノーマルの追加(あと一部誤字修正)
8月7日 ver.1.20 キクチパトロールの追記と4cデイヤーの追加
8月14日 ver.1.21 オカルトアンダケインに追記など
8月23日 ver.1.30 オーバーパワーRXの追加
9月26日 ver.1.40 白緑メタリカの追加、大地サイクリカと赤緑ギフトのレシピ更新など
10月23日 ver.1.41 赤単轟轟轟のレシピの更新など
11月24日 ver.1.42 ラッカリリアングの追加
12月1日 ver.1.43 フルパワーミラミスの追加
12月24日 ver.1.50 大地サイクリカのレシピ更新など
1月14日 ver.1.51 4cデイヤーのレシピ更新、大地サイクリカのループ手順の追加など
2月20日 ver.1.60 メタビジョーカーズとジョー星ルピアのレシピの追加、2種のレシピ更新など
3月6日 ver.1.61 ダッカルパラノーマルのレシピ更新
7月24日 ver.1.62 一部リストの更新+仕様変更


2022年12月28日追記
2022年版の殿堂ゼロのすすめが完成しました。
最新版はこちらから↓


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