つらいのは夜じゃなくて……
どちらかというと、本当につらいのは9月1日の朝のような気がする。
「明日は学校に行けるよね」
「まぁ、始業式はすぐに終わるしね」
「夏休み、エネルギーは充電できたかな」
そんな風に親に言われて、自分でも「なんとかなる」って思って、
ちょっと不安はあるけれど、「大丈夫」って自分に言い聞かせて、
親を悲しませたくないし、親ともめたくないし、
だから「明日から行ける」って言ったよ。
それはウソじゃない
でもね、朝おきて、いざ「その日」になると、
なんだか昨日までの自分ではないみたいに、
グッタリと重い身体になっている。
わずかにあった「希望」が、みるみる「絶望」に変わっていく。
親のため息。
「昨日行くって言ったじゃない」と親は言わないけど、
その沈黙がまた私の身体を重くする。
つらいのは夜じゃなくて、朝なのかもしれない
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そんな光景を想像しながら、私は「居場所」で待っている
「学校ムリでも、ここあるよ」と念じながら
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