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文体練習009

どこまでも出る組み手がある。どこまでも続いているから止まっていたとしてものすごいスピードで進んでいたとして変わりは無い。それってどうにも不公平なことのように思えるゆっくり進んでいる人の方がなんだか急いでいる1人得をしているかのように思える。

どれだけ早く進めるかと言うのは冗長になるがどれだけゆっくり進めるかと言う競争はあまりないように思うでもやってみたらなんか面白いのではないだろうか例えばみんなで1列になって一緒に座るこの中で1番最初に立ち上がった人が負けと言うゲームをしよう これはいつか必ず決着がつくと思う人間はずっと椅子に座っていられないものだから多分いつか誰かが立ち上がったりこのゲームがばかばかしくなってゲームをやめたりする時その時にその時間までにある。

空にはいつも名前がない。海はどこ見ても海だと思う。でも空にはその時々の雲の風で光の加減風の向きそれを見上げたときの心の動きがぼんやりと広がっていて名前のあるものは見つからない。だから空にはいつも名前がある 名前がなくて言葉をいつも吸い込んでいくように思う 地面と空の間に言葉が浮かんでいる面の1番深いところには様々な言葉が向かっていく裏面のそれぞれの場所では虫が鳴くように鳥が鳴くように人の歌を歌うように子供が燃え移る

言葉にできないものあるかそれともないか。少し前までは言葉にできないものは何もないのではないかと思っていた。でもだんだんいろいろなことを書いてみてどうにもおかしいと思えるようになった。言葉にできていないものばかりがこの世界に溢れている。なぜ空には名前がないのか。僕にはよくわからなかったので 多分言葉にできないものはこの世界にたくさんあるのではないかと思うようになった。

はじめに言葉があった。元の言葉はどのようにしてあったのだろうか。言葉より先にある暗闇はなかったのだろうか。。とかないとかって一体何だっけ。よくわからなくなってきた。

小さな公園の時計を買った。無印良品に売っていた。

最後までお読みくださりありがとうございます。書くことについて書くこと、とても楽しいので毎日続けていきたいと思います!