宗教の作り方


概要

はじめに

「宗教」と聞いて皆さん何をイメージするだろうか?
日本で「宗教」と聞くとどうやっても悪いイメージしか湧いてこないし、私も同じである。
あえて私の立場を先に説明すると、「信じるなら自然崇拝、アニミズムでいいんじゃないかな」ぐらいである。宗教学も何も学んでいない。ただの素人である。
 で、ここで何を書くかだが、新しい宗教を設計してみよう、設計の仕方を考えてみようが趣旨。もちろん素人考えの為、おかしい点があるので、批判、要望、指摘があれば随時議論の上、納得したら修正、変更していく予定です。

背景

まず、なんで俺が宗教を設計しようとしているか?を説明しよう
youtubeのゆっくり解説で、歴史、雑学の解説動画を見るのが好きで、歴史、地政学、ユダヤ教、イスラム教、カトリック、プロテスタント、東方正教会、仏教、古代ギリシャ、中世ヨーロッパ、大航海時代、植民地政策、産業革命、世界大戦、とか色々見た結果、『やっぱ宗教ってクソだな』と思った。ただ、そこだけでは終わらず宗教には力があると思った。
・宗教を広める為に命がけで宣教する人がいたり、
・宗教観の違いで命を懸けて戦う人がいたり、
・膨大な金を集めることができたり
・救われると言って免罪符売って荘厳な教会立てたり
・人間の本能に反して美味しい豚を食べることを禁じることが可能になったり
・富の再分配のために貧しい人には施しをの精神で多額の寄付をする人がいたり
・神を信じることで心が軽くなる人もいたり
・生活の知恵も含む戒律を設定されてたり
なんかうまーいこと使えば、良いことにも悪いことにも使えるんじゃーないかと思い、頭の中の考えをこのnoteに適当に吐き出しつつ、俺の考えをまとめていく

目標

作成する新宗教(仮)の目標を設定する
既存の宗教だと、死後救われる為にとか、輪廻の輪から外れる為とかがある。
前述の通り、宗教には力があると考えらえるので、ある程度大きい目標を設定し、そこに向かうように教義、教えも設定する
 別に俺が適当に新しく宗教を設計するので、最終的に「教祖の金儲け」を目標にしてもよいが、出来れば地球全体が良い方向に向かうようにしたい
 そこで、「カルダシェフ・スケールでタイプII文明を目指す」とする

タイプII文明を目指す理由

タイプII文明については、各自wikipedia参照してもらうとして、かーなーりでかい目標をブチ上げたが、これは理由がある。

・理由1
 歴史(勝者の歴史)を見る限り、宗教観の違い、民族観の違い、国同士での争いは、もうどうしょーもない。でも、新宗教(仮)を作るなら、少なくともこちら側は、既存の宗教の預言者や神、信徒については否定せずに考え方を認めて、包括的な作りにすべきである。土着神を信じていた日本人に対し、仏教を広める際にうまい事、「その土着神は仏教で言うこの神のことやで」としてうまく仏教を広めたように。
もしくは、ユダヤ教から派生したイスラム教、キリスト教、その後の名前忘れたが新しくできた宗教側が、各宗教の預言者を認めているように。
 そのへんうまい事作れたら新宗教(仮)で、既存の宗教、信者をすべて取り込んで、宗教同士の摩擦を減らせる可能性がある
 包括的な宗教にするなら、目標はもちろん特定の人種、民族に偏らず、万人が納得できるものにする必要がある。つまり地球全体に関係する項目の中でポジティブ要素があるものがよい(環境改善、タイムマシン、宇宙)。できれば数百年、数千年、数万年後でも通用するような宗教にしたいので、「タイプII文明の太陽エネルギーをダイソン球で活用できるまで文明レベルまで引き上げる」とした

・理由2
また、人類全体での科学の進歩を推し進めたいという俺の思いがある。youtubeの宇宙の解説動画も好きなので。後述する通り、神をどう設定するかにも関係するが、科学の発展(無理な発展ではなく持続可能な発展)、宇宙の探究も新宗教(仮)の小目標となる

・理由3
 考えの違いにより争いを無くすことは出来ないといったが、地球人類の考えがひとつにまとまる可能性はある。地球崩壊レベルの災害を回避するためとか。巨大隕石衝突、環境破壊、火山噴火など。
 これに加えて、恒星間移動可能な知的生命体の接触がある。いつの時代も同じで、内部で争っている時に、共通の外部の敵を設定してやると、争いを止められたりするもんである。まっ、共通の敵を排除したら元通り内ゲバが再開すると思うが。
 そこで、全人類共通の仮想敵として、宇宙人を設定する。ちなみに俺は「宇宙に生命はいるだろうが、まだ地球に知的生命体は来てない」の考えである。植民地時代のヨーロッパ見てもらえばわかる通り、文明レベルが異なる民族がハチ合わせしたら始まるのは〇〇だろう。
 恒星間移動可能な知的生命体は、恒星間の移動が可能な高度な技術を持つと考えられ、目的は資源の可能性が高い。そんな宇宙人が地球を見つけているなら、牛から血を吸い取っている場合じゃなく、麦を倒してミステリー!とか言っている場合でもなく、エリア51に連行されている場合でもなく、もっと地球に対してエグいことやってるはず
 これに対抗するなら文明レベルを上げていき、人類(もしくはその後継の生命 or 機械)が、恒星間移動可能にするのがいいんじゃね?

小目標

 かなり長期的な目標は定めたが、でかすぎる目標は達成度合いが感じられなくなり三日坊主になりやすい
チェックポイントとなる中間目標や小目標を決める
文明レベルを上げるには、衣食住を安定させて、教育を施し、なるべく地球内部紛争を減らす必要がある。
 衣食住が安定しないと礼節もクソもなく、教育が無ければ科学は発展しないし、紛争があった国は回復まで時間がかかる
どうすればいいかなんて俺はそんなん知らんので、そのあたりは頭良い人に任せる。教義には、教育の大事さや、金持っている人は施しをとか入れてもいいかもしれない
 また、数千年後がどうなっているか知らんが、直近は今の各国の情勢が関係してくるので、近い目標としては、今自分たちが住んでいる国をどうにかさせる。


神話の設定

 この章では神話を設定する。なんか神話があると箔がつくんじゃね?
新宗教(仮)の神話は簡単である。
 その時代の最新の宇宙論に基づき設定する。神が7日で作ったとか言う必要は無い。科学的に分かっているところは、そのまま継承する。
現状はとりあえずインフレーション理論に基づき、宇宙誕生から始まって、4つの力に分かれ、霧が晴れ、どんどん宇宙拡大し、云云かんぬん、天の川銀河、太陽系、地球誕生、海が生まれて最初の原始生命どうたらこうたら。
もちろん、信じられていた天動説がひっくり返って地動説が信じられるようになったように、日々の研究により上記の話がひっくり変える可能性がある。なんと新宗教(仮)はそのへん寛容で柔軟であるため、その時代の学説通りに神話を変える。
 ちなみに神秘性が足りないと、宗教としての魅力が無くなる可能性がある。信者には夢や希望も与えるのも大事だ。そのため、「宇宙誕生の前」。
ここに神要素を取り入れてもよい。なんか神がなんかやって宇宙誕生したってことで。
 余談だが、俺が神を信じて無いのは、宇宙誕生から色々な星が生まれてきて知的生命体がどっかにはいるだろう、地球誕生から色々な生物が生まれてきたりもして、人類が誕生し、色々あって神は預言者に対し信託を出した。うーん、え?宇宙誕生からかなり時間経っていて、地球もいろいろあったけど、このタイミングで神様って人類の預言者に話しかけたの?
なんか人類に対して都合がよすぎる考え方だな

教義

ユダヤ教の厳格な戒律とか、イスラム教で豚を食べないとした理由は、合理的な考えでそうなっているらしい

 新宗教(仮)では、「うまいことこの教えを何も考えずに守ってもらえば、こんな良いことあるよ。最終的には人類が滅亡せずに、科学的な発展して、タイプII文明を目指せるよ」的な教義を設定する
 人間の本能と反する行動をさせるのには、宗教の教義、戒律はもってこいな気がするんよね

・働く

 働こう。神は見てるらしい。ニートの他に、中国でも寝そべり族とかいるらしい。働くのは大変だけど、神の教えだから嫌だけど働くしかねえよな?
しかたねえ。

・バランスの良い食事と規則正しい生活リズム

 夜寝て、朝起きよう。神もたまには二度寝するらしいが、神の二度寝も三度までだ。しかたねぇ。
 推奨する食事内容と回数は、その時代の最新の栄養学を参考にしてくれ。神もピーマンは嫌いらしいが我慢して食うってよ

・困ってる人には手を

 困ってる人には手を、困ってる振りして金をせびってくる奴には鉄拳を

・寄付をしよう

 資本主義で貧富の差はどうしようもない気がする。ただ、アメリカのように金を稼いでるやつから金が無い人へ寄付する金の流れはあった方がいいだろう。累進課税でもいいが。国民総中流がいいのかな
 あと免罪符はクソである。

・運動しよう

体を動かすと気持ちいいって神が言ってた

・生涯学習

 勉強は嫌だが、生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えが42と出してもらうには勉強するしかない。しゃあない
 また社会人になっても学び続けよう。一年に一個でもいい

・健康を目指す

 個人的な意見だが、年取って認知症発症して呼吸器つけて足腰立たず寝たきりの状態で、酒も美味しいものもスポーツもできないというと、死んでないだけで生きてもいないと考える。
 つまり寿命を延ばしてもしょうがない。健康寿命を延ばそう

あとで追加予定



境界線のパラドックス

 境界線のパラドックスとは、俺が勝手に言ってるだけのパラドックスである。意味は、「一国内の民族/宗教/貧富の境界線を薄くして解決しても、別の境界線が濃くなる。世界征服して一国に統一したとしても国内で民族/宗教/貧富の境界線が濃くなり、結果的に分裂する」。 
 内戦で国が安定しないと衣食住が保証されず、国が発展せず、科学が進歩しない。最終目標のためには、数百年レベルで国を安定させたい。
どうすればいいか
 植民地時代、欧米列挙がアフリカの国境を歴史、民族考慮せずに適当に引いたせいで、後々内部紛争の原因になった。
内戦の原因というと
・貧富の差
・政治腐敗からの軍事クーデター
・民族
・宗教
・貧困
あたりか? ここでおもしろいのは、多民族国家でもある程度国としてまとまっている国があることだ。何故まとまっているかだが、個人的見解だと
・宗教
・愛国心
・儲かっている国
あたりだと思う。<あとでこのあたりに具体的な国の例>
以上から、新宗教(仮)に、次の教義も含める予定
・新宗教(仮)で1国まとめるつもりは無く宗教国家を目指す必要はない。信仰の自由は保障すべき。代わりにできるだけ新宗教(仮)は、既存の宗教と認め、仏教が日本に広まった時のように包括可能な仕組みを目指す

・いかに儲けるかの金融経済学の小話を含むユダヤ教のタルムード並のやつ。というかそのあたりは丸パクリでもええか
 とりあえず上記で一か国安定させたとする。例えば他民族構成国で、民族間対立があり、経済的にも貧富の差があるとする。国内に民族というくっきりとした境界線がある状態である。そこをなんやかんやで、愛国心でまとめるか、宗教という形でまとめるかをして、経済的に安定させ教育、研究にも金をかけられそうになったとする。ここで、周りの国を見渡してみると、以前より国境という境界線がくっきりしてる可能性がある
 普通に考えて隣り合った国同士は大体仲が悪い。仲が良いなら1国にまとまるからね。濃い境界線は軋轢を生み、国内なら内部紛争、隣国同士なら戦争が起き、衣食住が保証できなくなる。
 なるべく境界線が薄くなるように新宗教(仮)でも対策を考えるべき(何も思いつかないが)

死生観

新宗教(仮)での死生観解釈

 死んだらどうなるかは普通の人はかなり気になる部分であり、他の宗教でも、天国に行ける、輪廻の輪で転生する、死して救われるなどある。
新宗教(仮)でどうするか?だが、特には設定しない。あえていうと科学的な研究結果に従うとする。遠い未来、科学が発展し、死んだらどうなるかが科学的に研究、一流雑誌で論文が査読され、多くの検証が行われて確からしいとなった場合、それに従う。エセ科学、オカルトは参考にしない
 未知の現象に対して、科学の目で解明を目指すのは、本新宗教(仮)の柱となる考えであるので、死後の研究を進めるでもよい。まぁそんな研究費あるなら、新宗教(仮)としては宇宙開発に金使う方を推奨する。
 死んでもどうせ土にかえるだけなんで。それ以上でもそれ以下でもない。死んだあとを心配するなんて時間の無駄である

組織階層

 カトリックのようにトップダウン構造だと腐敗する可能性がある。ただ、トップダウンなら金は集まりやすそうで、最終目標には近くはなる
「人はみな平等である」とか言っといてトップダウン構造にしている他の宗教は参考にせず、フラットな構造にする。
 ただ、新宗教(仮)は、時代に合わせて内容を変更できるようにするが、勝手に皆それぞれ改変されると最終目標、ポリシー、思想がぶれる危険がある。そのため、教義部分の変更、発行をするグループを設ける。グループの腐敗を防ぐ仕組みも必要だが、特に思いつかないので保留





あとで気が向いたら適当に更新予定




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