古きよき哉?

昨日のニュース番組で国会中継の様子が取り上げられていた。コロナウイルスのワクチン接種についての議論の中で野党の方が
「やはりまだ不安が拭えないというなかで、ワクチン接種に前向きな国民は少ないです。総理、是非先陣をきってワクチン接種をしていただきたい!!」と言っていた。

なんというか、「玉砕覚悟!」みたいな精神性だなぁと思いまして…んー、うまく言えないんですけど、これは他人が人に言うことじゃないような気がしている…

確かに国のトップが「打ちます!大丈夫です!」と言ってくれたら安心材料の一つにはなり得るが、それは自発的に言ってくださった上での効果であり、また身体に関することは自発的に、というか自分自身以外に決定権は無いと思ってる。

菅総理も発言の中で「私自身も高齢者でありますから、順番が回ってきたときには前向きに接種を考える」といったことを仰っていた。それでいいと思う。他人に焚き付けられて接種するもんじゃないし、限られたワクチンをどのような順番で接種するかを今まさに考えて、実行しようとしているんだろうし、何よりパフォーマンスの目的第一で動いて万が一があったとき、焚き付けた方はどうするつもりなんだろうか…「まだ国民の不安が拭えていない」問題を、目立つ生け贄で解決はできない。ワイドショーに任せずに、専門家を信頼して、政府からワクチンに関する情報、数値、効果、問題点を1つの情報として発出してほしい。既にあまり信頼のない日本国政府になってしまったような気がするが、それでも正しい情報を届ける気概をなくさないでいてほしい。

政治家っていう仕事は何をしたって絶対文句言われてしまう本当に大変で困難な仕事だろうとは思うが、例えばそういうメッセージが必要なんだと本人が思ったのなら本人が先陣をきって接種すればいいのではないかとも少し思った。私は望んでないが!
まぁそれはそれで権力で自分にまわしたんだろ!とかいう批判も考えられるが…うーん…難しい…(ヽ´ω`)

国でも会社でも、トップしかできないことが必ずありますが、トップに求めるものをきちんと見極めていかないと、いつの間にか生け贄のようなものに仕立て上げてしまうことがあるのかなぁと思いました。
何せ、先日の野党議員の発言が気になったって話でした!
ワクチン、私の番がくるのはだいぶ遅いと思うので、それまではマスク、手洗い等を引き続き徹底します!!



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