仕方ないはいつまで

たくさんの演奏会がなくなったこの数ヶ月。
私の大学の卒業演奏会も、無観客で行われました。学校にもよりますが、卒業演奏会は、演奏学科全員ではなく、なかでも優秀と判断された人たちが出演できる特別な演奏会です。いつも本当に素敵な同級生に囲まれているとはいえ、ここに選ばれることは確実に卒業生の憧れです。正直皆狙っていると思います。私は狙っていました(笑)

ここには、お世話になった先生方や親をはじめとした親族、4年間苦楽を共にした同期やお世話になった先輩後輩に、よかったら聴きにきてくださいと言うつもりでした。コロナにより、それはなくなりました。

仕方ないです。本当に。これはもうそれ以外に言い様はないです。無観客でも、大阪にあるとても立派なホールで吹けて本当にいい経験になりました。卒業演奏会自体なくなってしまった大学もあるなかで、演奏できるだけでも幸せでした。

しかしいつまで仕方ないとおとなしくしていればいいのでしょうか。言ってしまえば終息までなのはわかっています。そうではなく、人生で2度は訪れない舞台をみすみす逃してしまったことは素直に悔しいです。それについてはずっと怒り続けてることでしょう。

卒業演奏会は、本当はなかったことになっています。大学の心遣いで、中止ということにして、開催してくださいました。やはり楽屋等でクラスターが発生してはいけませんから。当日も徹底した体温計測で、幸い今も出演者皆元気です。
そういう意味で、もう時効だろうと卒業演奏会の動画を公開します。ちょっと迷いましたが、現状打破のための景気付けです。許して大学(笑)

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