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Season 2: GWENT World Masters 準々決勝のまとめ

グウェントプレイヤーのみなさん、おはようございます。

グウェントの今年最後の公式大会となる「GWENT WORLD MASTERS」の準々決勝が行われました。

賞金総額が8万8720米ドルに!

参加者への最低賞金は Open 大会とほぼ同額の2,200米ドルですが、賞金総額はほぼ4倍となっており、勝利数に応じで得られる Match Stake が5,000米ドル以上。優勝すると獲得賞金はおよそ5万米ドルほどになる大会となりました。

新拡張「ウィッチャーの流儀」のリーク

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日本語名は《ガランシア》になるか。《アルズール》のジャーニーストーリーの語り手。懐かしのドローシナジー。

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《選択的変異》、4点出しつつ「熱狂」付きのカードを手札に持ってこれる。

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Witcher Wiki によれば《アルズール》の弟子で、《イドル》の創造主でもある変異とキメラ生物創造に長けた魔術師。

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《サラマンドラの魔術師》は貢物4で最大6ダメージ。熱狂(5)で貢物が1コインキャッシュバック。

試合の模様はこちらから

参加者についてはこちら

第1試合:kams134 vs Gravesh

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ポーランドの kams134 選手、ドイツの Gravesh 選手はともに総クラウンポイント枠からの出場です。kams134 は「動員亡霊兵」がBANされ、Gravesh は「急所攻撃」がBANされました。

1戦目が先攻の kams134 は「奴隷化舞踏会」、Gravesh は《アルズール》入りの「鉄壁ケルトゥリス」でしたが、kams134 が《大型弩砲ヘルゲ》と《恩赦》で Gravesh の後攻 Win on Even 作戦を潰すと、第3Rもしっかりコントロールしきり、先勝。

2戦目は後攻の kams134 が「シーヒル型急所攻撃」、Gravesh が「父殺し戦士」です。ダメージを出しつつバリューを出してくる「父殺し戦士」に完全コントロールの「急所攻撃」がうまくはまらず、Gravesh が勝ちます。

3戦目は「鉄壁ケルトゥリス」同士のミラーマッチに。後攻側の Gravesh が第1Rを取り、第3Rも後攻を得て連勝します。

4戦目は Gravesh の残った「盾の壁」を後攻の kams134 が「急所攻撃」で迎え撃ちます。手札が苦しいながらもマッチアップの優位性で kams134 が第3Rを優勢に進めましたが、最後に《血塗れ男爵》を回避するプレイを見せると、これが結果的に勝ち筋を逃す一手となってしまい、引き分け再試合となります。再試合では《シェルドン・スカッグス》を16点まで育てた kams134 が1点差で勝ちます。試合はフルセットへ。

5戦目は kams134 の「鉄壁ケルトゥリス」vs Gravesh の「盾の壁」。Gravesh が第3Rの完璧な手札でキッチリと決闘で相手のキーカードを落とし、準決勝進出を決めました。

第2試合:TailBot vs Pajabol

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ポーランド同士の対戦となった第2試合の TailBot と Pajabol は両者とも Open 大会優勝枠から参加。TailBot は「共生スコイア」、Pajabol は「奴隷化舞踏会」が BAN されました。

1戦目は先攻の TailBot は「盾の壁」、 Pajabol は備蓄寄りの「殺人報酬」です。Pajabol が TailBot の強カードを対処しましたが、引き分け再試合となります。再試合後も同じような展開になりますが、TailBot が第2Rブリーディングで追い込みをかけ、手札差を失ってしまいます。Pajabol が先勝。

2戦目は後攻の TailBot が「鉄壁ケルトゥリス」、Pajabol が「動員亡霊兵」です。こちらは TailBot が《ケルトゥリス》をしっかりと機能させ、1勝を返しました。 

3戦目は先攻の TailBot が「盾の壁」、 Pajabol が「急所攻撃」です。後攻時の「急所攻撃」の強さが発揮され、Pajabol が2勝。

4戦目は後攻の TailBot が「集会」で Pajabol の残った「動員亡霊兵」を迎え撃ちます。TailBot が早々に第1Rを降りると、第3Rがロングになります。《レダニアの射手》を動員で増やして、これが点数を出し続けると同時に、《ケイドウェン軍の亡霊兵》を上手くブーストで守りきり、勝利。Pajabol が準決勝進出を決めました。

第3試合:wangid1 vs kolemoen

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全4回のOpen大会に参加した中国の wangid1 と今季はあまりプレイしていないドイツの kolemoen 。事前予想では6割以上が wangid1 の勝ちを予想。wangid1 は「急所攻撃」、kolemoen は「鉄壁ケルトゥリス」がBANされました。

1戦目、先攻の wangid1 は「父殺し戦士」、kolemoen は「共生スコイア」です。後攻時の「共生スコイア」の定石である Win on Even 狙いの kolemoen が攻めます。wangid1 はこれを避けるために第1Rから「父殺しの憤怒」を発動しますが、結局、第1Rを落とします。その後は手札に恵まれず kolemoen が先勝。

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wangid1 は第1Rからリーダーアビリティを切って、このラウンドを取りに行くが、結局、自分をブリーディングしてしまった。

2戦目は後攻の wangid1 が「動員亡霊兵」、kolemoen は「隠し物資」です。手札がよく、備蓄がしっかりと発揮され、kolemoen が連勝します。

3戦目、あとがない wangid1 は「父殺し戦士」、kolemoen は残った「激情刺青隊」です。kolemoen は《刺青隊の斥候》も《刺青隊の精鋭兵》も引けないという状況でしたが、「激情」と《ロッシュ:冷血漢》で《刺青隊の精鋭兵》を引っ張り出し《ヴォイミル》でバリューを出しました。これで wangid1 のスケリッジ戦士に勝ち切り、3連勝で準決勝進出を決めました。

第4試合:Saber97 vs Demarcation

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公式大会初出場のデンマーク Saber97 は総クラウンポイント枠での出場、中国の Demarcation は第1Open大会優勝者として出場枠を得ています。両者とも「急所攻撃」をBANしました。

1戦目は先攻の Saber97 が「父殺し戦士」、Demarcation が「動員亡霊兵」です。Demarcation のデッキが Saber97 のデッキにうまくはまらず、Saber97 が先勝します。

2戦目は後攻の Saber97 が「盾の壁」、Demarcation は先攻時に「鉄壁ケルトゥリス」を選びます。第1Rからお互いリソースを投入。Demarcation は《シリ:ダッシュ》の効果で《フォグレット》が腐ってしまうと、第1Rを Saber97 に譲ることに。ラストセイを得た Saber97 が連勝。

3戦目は先攻 Saber97 で「鉄壁ケルトゥリス」のミラーマッチに。互いにキーカードを切っていくと、Saber97 の《シリ》が出たところで Demarcation は手札差2枚を失って第1Rを取ります。結局、 Saber97 は第3Rに良いカードが引けずに負け、 Demarcation が一矢報います。

4戦目は Saber97 は後攻で残る「鉄壁ケルトゥリス」、Demarcation は「隠し物資」です。第1Rを取った Demarcation は第2Rブリーディングを敢行しますが、Saber97 に跳ね返され、手札差が1枚ついてしまいます。このまま Saber97 が勝ち、準決勝進出を決めました。

1日目の所感:手札運

「鉄壁ケルトゥリス」のミラーが顕著でしたが、手札運で決まってしまう大味な対戦が多かったように印象がありました。前回とほぼ同じ環境だったのもあって、 kolemoen の「激情刺青隊」や Pajabol の「殺人報酬」といった、Tier1 ではないデッキがアクセントになっていました。

1日目の結果

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さて、2日目も日本時間24時から配信されます。それでは、また今夜!

2日目の記事はこちら


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