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ホリエモンの味音痴をどう考えるか?

ぼくはホリエモンこと堀江貴文さんのことは好きだが、彼にはいくつかの弱点がある。ぼくが知っているのは二つで、一つはエンタメ音痴、もう一つは味音痴である。

上の動画でホリエモンは「味の素は旨い」と言っている。あるいは「うま味成分が旨い」と言っているのだが、実はそれは「科学的に間違い」だ。

なぜかというと、うま味は本質的に旨くないからである。うま味を旨いと感じるのは、いうならば子供のようなものであって、味覚が未熟だからそうなっている。そして未熟さは、必ずしもいいことではない。

例えば子供には利休の良さは分からない。しかし熟達し、修練すると分かってくる。世阿弥も、『風姿花伝』で「時分の花」と「まことの花」というのを分けている。子供にも分かるような良さは「時分の花」で、本質的ではない。まことの花の方が、より上級であるというのだ。

上記の動画の中で、リュウジ氏がレトルトのご飯に味の素やバター、醤油、鰹節をかける料理を紹介しており、ホリエモンは絶賛しているが、おそらく食べてもちっとも美味しくない。

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