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kiyofico
なぜお笑いはつまらなくなったのか?
今のお笑いはつまらなくなった。少なくともぼくは、全く見なくなってしまった。ぼくが見ないということは、つまらくなったということだ。ぼくは昔から、面白いものに敏感に反応する性質がある。特に、流行の面白いものを少しだけ先取りするところがある。そんなぼくがお笑いを見なくなったということは、これからますますつまらなくなるということだろう。
ぼくも、昔はお笑いが好きだった。好きすぎて、お笑い番組の放送作家になった。そこで、文字通り青春を捧げた。命を賭けて取り組んだ。そんなに好きだったのに、もう何の興味もなくなった。
これは、ぼくの近くの人もそうだ。お笑いよりも、YouTubeや動画配信サイトを見ている。YouTubeで草刈りする動画とか、溶接する動画とか、大工している童画とか、そういうのを見ている方が楽しい。Netflixやディズニープラスで、海外ドラマやドキュメンタリーを見ている方が楽しい。
では、なぜお笑いはつまらなくなってしまったのか?
それを、ポリコレが台頭したからだと分析する記事があった。
しかしながら、ぼくはこれは逆だと思う。ポリコレが台頭したからお笑いがつまらなくなったのではなく、世の中がお笑いを必要としなくなったからポリコレが台頭したのだ。お笑いの不必要さが、ポリコレの台頭を許した。
もし人々にお笑いを強く求められていたら、ポリコレはここまでのムーブにはならなかったはずだ。ではなぜ、お笑いが求められていないのか?
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