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日本老年薬学会・提言「高齢者施設の服薬回数を、できれば1日1回、昼に行うのが最善」

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年5月20日(月)第1225号*****

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日本老年薬学会・提言「高齢者施設の服薬回数を、できれば1日1回、昼に行うのが最善」
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 高齢者の薬物治療に関する実践と、研究等に取り組む日本老年薬学会は、先週金曜(5月17日)に「高齢者施設の服薬簡素化提言」を発表した。この中で「高齢者施設の服薬回数を、できれば1日1回、昼に行うのが最善」等と指摘した。

 一般的に「ポリファーマシー(=多くの薬を服用することにより副作用などの有害事象を起こすこと)対策」では、処方の見直しを行っても「薬剤の種類が減っても、服薬回数は変わらない」ことがある。

 これに対し、今回の「提言」では「服薬簡素化」を訴えており「薬剤数は同じでも、例えば1日3回から1日1回にまとめられる場合がある」とし、その理由として「本人や職員の負担軽減になり、誤薬事故等を防げる」ことを挙げている=画像・日本老年薬学会HPより。赤色の下線は弊紙による加工

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