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「能登半島地震」石川県が被災した介護事業所に「不足している物資等」情報提供求める

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年1月4日(木)第1137号*****

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「能登半島地震」石川県が被災した介護事業所に「不足している物資等」情報提供求める
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 「能登半島地震」は、石川県を中心に広範囲で甚大な被害をもたらし、多くの介護施設・事業所が被災している。中でも特に石川県内では、現在も100以上の施設で停電や断水が発生し、復旧のための対応に追われている。

 その石川県では現在、被災した県内の介護事業者に対して救援物資等を送るため「不足している物資等」の情報提供を求めている=画像・石川県HPより。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。連絡先は石川県健康福祉部長寿社会課で「原則メール(kaigo@pref.ishikawa.lg.jp)でお願いします」。

 その具体的な内容は、次の通り。

 ■【人的被害の状況=利用者、職員のけが等の有無】

 ■【水道の状況=断水している場合】
 ▼応急給水可能な受水槽・井戸設備の設置状況
 ▼備蓄状況(何日分か、その後の確保の見込みはあるか)

 ■【電気の状況=停電している場合】
 ▼非常用自家発電設備の設置状況
 ▼燃料の備蓄状況(何日分か、その後の確保の見込みはあるか)

 ■【暖房の状況=灯油を使用している場合】
 ▼燃料の備蓄状況(何日分か、その後の確保の見込みはあるか)

 ■【食料の状況】
 ▼備蓄状況(何日分か、その後の確保の見込みはあるか)

 ■【医薬品の状況】
 ▼備蓄状況(何日分か、その後の確保の見込みはあるか、確保に困っている医薬品名)

 ■【衛生用品の状況】
 ▼備蓄状況(何日分か、その後の確保の見込みはあるか、確保に困っている品名)

 ■【その他の困り事】
 ▼上記以外で不足している物資等

 また介護業界でも、被災した介護施設・事業所を支援するために動き出している。全国老人保健施設協会(全老健)では「令和6年能登半島地震対策本部」を設置し、石川・富山・福井・新潟県等の各県支部を通じて被災状況を調査している。

 全老健では「お伺いした内容を、厚生労働省へ報告している。また当協会より震源地の石川県へ向かい、被害状況および物資供給等に関する情報収集を行う。この後、会員の皆さまに支援物資等のご提供等、お願いすることになるかと存じます」

 「詳細等決まりましたらご案内申し上げますので、ご準備・ご協力につきまして何卒よろしくお願い申し上げます」と発表している。

◇─[後記]─────────────────

 「能登半島地震」に関するテレビのニュース映像をみていると、取り残された方々の救助が喫緊の課題になっていると感じます。また被災した介護事業所等では、多くの救援物資やマンパワーが必要とされていると思います。

 それらの要望が可能な限り短時間で叶えられますよう、その一助となるべく弊紙も、関連する情報をできるだけ早く、読者の皆さんへお伝えして参ります。

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