【新店舗紹介】未来屋書店 上尾店（埼玉県上尾市）

2020年12月4日、埼玉県上尾市に新たに開業したショッピングモール「イオンモール上尾」。その1Fに未来屋書店上尾店がオープンした。

上尾市は埼玉県の南東部に位置し、住宅都市として発展してきた。施設はJR高崎線上尾駅よりバスで5分という立地にあり、同店にも40～50代のファミリー層が多く訪れている。

同店は「Park of Tables」と名付けられた共同スペースの一角にある。ペットショップのPETEMO、カーディーラーの埼玉トヨペットの3社合同で、「テーブルを囲むように、公園に集うように。」というコンセプトのもと展開しているゾーンだ。本・ペット・車という生活に身近なそれぞれの商品を、相互送客を図りながら、新たなライフスタイルとともに提案しているのが特徴である。

共用部分は「マルシェ」として地元企業とコラボした企画などを実施。店内は、ジャンルごとに「三角書房」（中高学参・コミック・専門書）、「まどぎわ堂」（実用・文芸・文庫・ビジネス）、「こどものほんや」（小学参・児童書・育児書）の3つのゾーンに分かれておりPark of Tablesのコンセプトに合わせ、公園をめぐるような楽しみを演出している。

コロナ禍における緊急事態宣言の影響は否めないが、コミックを筆頭に児童書、看護書が特に好調。竹井義將店長は、「埼玉トヨペット様、PETEMO様や地域の団体・企業とのコラボレーションに積極的に取り組み、地元のお客様に喜んでいただける、“ここに来れば新しい発見がある”と思っていただける本屋にしていきたいと考えています」と語る。今後も各ジャンルの品揃えを増強し、状況を見ながらフェアやイベントなどの企画を実施していく予定だ。

店長　竹井義將 氏

※店内図の丸数字は、キャプションの丸数字と同じ場所を示しています。

①木材がふんだんに使われ、観葉植物が随所に置かれた店内は、ナチュラルでモダンな雰囲気だ

②店舗コンセプトに則り、「本と出逢い 出逢いを深める」をテーマに店内各所でおすすめの本にPOPを付けて展開。Twitterでもこのコンセプトとともに書籍を紹介している

③未来屋書店、PETEMO、埼玉トヨペットの共有スペースの中心は、公園で開催される「マルシェ」をイメージした空間となっている。地元の事業者から仕入れた商材や店長が選書した書籍などを展開している

④上尾中学校の生徒おすすめ本を自作のPOPとともに展開

⑤地元のバレーボールチームや企業とのコラボも多ジャンルで実施

⑥トヨペット、PETEMOでも未来屋書店選書の書籍を展開

⑦実用、文芸、文庫、ビジネス書を置く「まどぎわ堂」。本が窓になって世界を広げるというコンセプトのもとに名付けられた。窓の内部には机と椅子が設置され、読書を楽しむことができる

⑧中・高学参、コミック、専門書売場である「三角書房」は、“好きに刺さる”ようにと設計された一角。メディア化コミックはすべて面陳にするなどボリューム感ある展開で好調を維持している

⑨間口が広く入りやすい雰囲気の「こどものほんや」では、小学参、児童書、育児書を展開。新学期に向けてドリルなどの品揃えも強化している

⑩レジ裏には、Park of Tablesと上尾市のマップを設置。上尾市のマップにはお客様にお気に入りの場所を記入していただくなど、地元紹介の場として活用

【店舗概要】

所在地　　〒362-0034
　　　　　埼玉県上尾市愛宕3-8-1　イオンモール上尾1F
TEL　　　 048（783）4891
FAX　　　048（783）4892
オープン　2020年12月4日
売場面積　343坪（書籍・雑誌343坪）
営業時間　10時～21時（通常時）
従業員数　社員1名、パート・アルバイト18名
駐車台数　約1,800台（共用）
SA機器　   POSレジ3台、ハンディターミナル3台、NOCS7
設計　　　オンデザインパートナーズ
什器　　　三協立山 タテヤマアドバンス社 

（「日販通信」2021年3月号より転載）

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