【新店舗紹介】TSUTAYA BOOKSTORE 川崎駅前店（神奈川県川崎市）

2021年8月2日、京急川崎駅前にあるショッピングセンター・川崎ダイスの5階に、TSUTAYA BOOKSTORE 川崎駅前店がリニューアルオープンした。同店は、神奈川県下でTSUTAYA事業を展開するENNが2003年から同館の1階でレンタル店として営業してきたが、移転を機にこれまでの2倍強となる広さに店舗を拡張。TSUTAYAの新業態である「SHARE LOUNGE」を備えた、BOOK中心の店舗に生まれ変わった。

店舗コンセプトは「何気ない日常を楽しく豊かに」。市の人口、来館客数ともに年々女性が増えていることから女性をメインターゲットに据え、美容や健康関連の商品、食雑貨などを充実させた。また、会員制のセルフエステやジムがテナントとして入居していることで、定期的な来店を促すとともに、さまざまなアプローチで自分時間を充実できる空間を実現している。

エスカレーターを上がったメイン入口には、イギリスの書店・ウォーターストーンズを彷彿とさせる提案型の平台を展開。店内各所を含め、ノンジャンルで売れ筋トップ1000を基準に網羅し、多様なお客様のニーズに応える。
　
BOOKにおいては、固定客も多いレンタルやトレカとも親和性の高いコミックにもっとも力を入れる。また想定よりもファミリー層の来店が多く、児童書の売行きが良いことから、当初の計画から児童書売場を広げ、知育玩具も拡充している。

「何度も来たくなる、お客様に日常的に使っていただけるくつろぎのスペースにしていきたい」と語るTSUTAYA事業部アシスタントマネージャ―の岡田僚氏。買い回りの良さと提案力をより充実させ、川崎で暮らし、働く、より多くのお客様に満足いただける価値を提供していく。

（写真左から）
TSUTAYA事業部 アシスタントマネージャ―　岡田 僚 氏
店長　野本泰輔 氏

※店内図の丸数字は、キャプションの丸数字と同じ場所を示しています。

①落ち着いた内装や照明、広く取った通路幅など、ゆったりと店内を回遊でき、くつろぎを感じさせる店舗設計

②神奈川県では2店舗目の導入となる「SHARE LOUNGE」。ラウンジやシェアオフィスとして、またイベントスペースとしても使用していく

➂エスカレーターを上がってすぐのスペースでは、イギリスの書店チェーン・ウォーターストーンズの平台展開をイメージした売場づくりを行う。新刊・話題書を中心に提案型の探しやすい売場を志向

④日本各地の特色に触れることができる食雑貨もメイン通路で展開

⑤固定客のいるレンタルやトレカのスペースもしっかり確保

⑥フィットネスジム（左）や自社運営のセルフエステ（右）も併設

⑦コミックは、壁面でモニターを使い、“十大作品”として売れ筋タイトルを徹底展開。コミックジャンルで100坪超の広さを活かした品揃えでコアなお客様にも満足いただける提案を実施

⑧リニューアル後はファミリー層の来店が増加し、児童書の売行きが好調のため、急遽スペースを拡張。隣接するスペースでは知育玩具やキャラクターグッズも、視認性の高い壁面を使って販売

⑨実用書売場では、ジャンルごとに雑誌と書籍をミックス展開。よりお客様の探しやすさに配慮した陳列を行う

⑩館自体の来店客数も女性比率が増加。雑貨や美容、健康に関する商品とともに本をディスプレイし、ライフスタイル提案を強化

【店舗概要】

所在地　　　　〒210-0007　神奈川県川崎市川崎区駅前本町8　
　　　　　　　川崎ダイス 5F
TEL　　　　　  044(221)0373
オープン　　　2021年8月2日
売場面積　　　681坪（書籍・雑誌340坪、文具・雑貨31坪、レンタル・セル　　　
　　　　　　　171坪、トレカ30坪、シェアラウンジ109坪、その他）
営業時間　　　10時～22時
従業員数　　　社員6名、パート・アルバイト29名
駐車台数　　　提携駐車場（226台）
ＳＡ機器　　　POSレジ6台（有人3台、セルフ3台）、ハンディターミナル4
　　　　　　　台、NOCS7
設計　　　　　スぺース
什器　　　　　三協立山　タテヤマアドバンス社

（「日販通信」2021年11月号より転載）

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