【新店舗紹介】TSUTAYA BOOKSTORE カラフルタウン岐阜(岐阜県岐阜市)
トヨタグループが運営する大型商業施設として、2000年に開業したカラフルタウン岐阜。20周年を機に昨年より大規模リニューアルが実施されており、6月25日にはメインテナントのひとつとして、いまじん白揚が運営するTSUTAYA BOOKSTORE カラフルタウン岐阜がオープンした。
名古屋のベッドタウンでもある岐阜市は、子育て支援に力を入れている。SCの周辺にもファミリー層が多く居住しており、そのニーズに応える「日常を豊かにしてくれるファミリーリビング」が同店の店舗コンセプトだ。
「BOOK & CAFE」スタイルを採用し、店舗の中心にキッズスペースを設置。各年代にとって価値の高い売場を目指し、店内各所にリビングのように落ち着けるスペースを用意した。BOOKと生活雑貨を併売した生活提案型の売場づくりを行うなど、くつろぎと発見を提供する店舗設計となっている。
オープン時にはSCのチラシへの掲載やラジオ番組の取材を受けるなど、積極的な宣伝を実施。SCのハウスカード会員に500円引きクーポン付きのDMを送付し、認知度と来店客数のアップにつなげた。
エリア最大級の児童書、学参を在庫し、あわせてボードゲームや知育玩具を豊富に揃えており、児童書、食雑貨をはじめとする雑貨全般が好調。いずれもSCの客層にもっともマッチした商材のため、フェア展開や商品を定期的に入れ替えることで、今後も飽きのこない売場提案を実施していく。
「書籍売上のジャンル構成比が弊社の既存店とは若干違う動きをみせており、インショップ特有の強弱が出てきています。強いジャンルを伸ばしつつ厳しいジャンルにも手を入れ、総合的な売上アップを目指します」(濱﨑英博店長)
店長 濱﨑英博 氏
※店内図の丸数字は、キャプションの丸数字と同じ場所を示しています。
①SCの共有通路に面して間口が広く取られた、入店しやすいつくりとなっている。店舗奥までお客様を誘導すべく、メイン通路の突き当りにカフェを配置
②「ファミリーリビング」のコンセプトにあわせた、家族が一緒にくつろげるキッズスペース
③地元の岐阜や、成城石井の食雑貨など、毎日の生活を豊かにする商材を大きく展開。女性客に向けたアパレルをはじめ、上質なライフスタイルを提案するコーナーに足を止めるお客様が多くみられる
④店舗の最奥にあるコミック売場は、認知度アップが今後の課題
⑤有人4台、セルフ2台を備えた、広々としたレジカウンター
⑥購入前の書籍も、座りながらコーヒーを片手に選ぶことができる
⑦ファミリー層が主要客層であることから、児童書売場を店舗中央に配置した。いくつのぎふとなど絵本と親和性の高い雑貨や知育玩具もあわせて販売。売上面でも主力ジャンルとなっている
⑧家族や友人と楽しめるボードゲームを、定番から新商品まで、エリア最大級の規模で展開。セレクションやランキングなど、選びやすさに配慮した展示を実施している
⑨実用書売場では、衣食住をランクアップさせる関連書をテーマごとに提案。雑誌と書籍を一緒に陳列することで、お客様の「探しやすさ」に配慮
⑩食雑貨は特に好調な商材。地元に特化したものを中心に、食事やティータイムをワンランクアップさせる、さまざまな産地の商品が幅広く揃えられている
【店舗概要】
所在地 〒501-6115 岐阜県岐阜市柳津町丸野3-3-6
カラフルタウン岐阜1F
TEL 058(216)6630
FAX 058(216)6631
オープン 2021年6月25日
売場面積 588坪(書籍・雑誌415坪、文具30坪、生活雑貨62坪、
カフェ46坪、その他)
営業時間 10時~21時
従業員数 社員3名、パート・アルバイト28名
駐車台数 3,100台(共用)
SA機器 POSレジ6台(有人4台、セルフ2台)、ハンディターミナル5台、
NOCS7
設計 TSUTAYA
什器 三協立山 タテヤマアドバンス社
(「日販通信」2021年9月号より転載)
〉〉「日販通信」9月号:特集「店舗とお客様をつなぐ ファンづくりのためのSNS活用術」の目次はこちら
当記事を含め、特集や読みもの連載が一冊にまとまった広報誌「日販通信」も販売中です。どなたでも購入いただけますので、ページ最下部のメールアドレスよりお申し込みください。
・頒価:702円(税込・送料別/1部92円)※年間定期購読は送料込み4,760円
・仕様:A5判(9月号は56ページ)
※お問い合わせはこちら E-mail: senden@nippan.co.jp
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?