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OTJ 統率者構築済み「重窃盗罪」プチ改造

はじめに

こんにちゴンティ
統率者初心者の方と対戦する機会があり、ここぞとばかりに新たにデッキ構築しました
そこでただ組むだけでは味気ないので「デッキを組む時にどんなことを考えているのか」を少しトレースして、記事を書いています
構築済みデッキのプチ改造になりますので、これから統率者を始める方、脱初心者を目指す方へ少しでも参考になれば嬉しいです

構築済み「重窃盗罪」(黒緑青)

今回料理していくのは、巷で大人気サンダージャンクションの無法者より「重窃盗罪」
選んだ理由は、
・どうせなら最新セットの使いたい
・しかし赤青はプレ値
・残り三つの中から1d3
生物除去の黒、ドローの青、置物除去の緑となんでもできる万能楔三色なのが決め手でした
こいついつも黒緑青使ってんな??

そんなわけで早速ネット通販大手で注文(AM5時)→着弾(PM7時)
超スピード?!?!

Amaz○nで3636円

「カードを盗もう」
「マナを生み出そう」

だいぶ穏やかじゃないパッケージになっています
ちなみにコレブサンプルからは《新たなケツ族、ヴァドミル》が出ました

ではデッキリストをドンッ

統率者候補はこの二人

最強のふた…り…?

《抜け目ない取得者、ゴンティ》
戦闘ダメージがプレイヤーに通ると、ライブラリートップを追放して自分が唱えられる
《五足のフェリクス》
戦闘ダメージがプレイヤーに通ることで誘発する能力が"追加で"誘発する

この二枚から分かる通りこの構築済みのコンセプトは、
・戦闘ダメージを与えるとアドバンテージを得る
・相手からスペルを奪って唱える
ちゃんとカード盗んでますね、ヨシっ

クリーチャーは飛行、接死、畏怖、威迫、ブロック不可など回避能力持ちが多く、コンスタントに対戦相手へ戦闘ダメージを与えられるようになっています
またブロックされない事で起動できる忍術とのシナジーが強力です
忍術をチラつかせることで接死クリーチャーをブロックさせて相手のクリーチャーを除去したり、コンバットトリックに持ちこんだりと守る側にプレッシャーを与えられます
さすが忍者汚い
それ以外にも甘んじて攻撃を受けてもらえる対戦相手を殴り、得たアドバンテージで他の対戦相手の脅威に対処するなど、統率者特有の政治的なやりとりも発生します

クリーチャー37枚

スペルも青の単純ドロースペルというよりマルチカラーの相手の手札やライブラリーからカードを拝借するものが大半です
無作為にはなりますが、マナコストを踏み倒してビッグスペルを唱えられたり、相手のコンポパーツを奪ったりと単純ドローより期待値の振れ幅が大きいです

非クリーチャー25枚

調整方針

開けて出しでもいいですが、せっかくなので少し調整を施します
改善点の洗い出しですね
オリジナルを何回か回して見たところ、

①コストが重いスペルが多く、動きがもっさりしている
②コストにカードパワーが見合わないカードが多い
対戦相手のカードを奪うコンセプトが弱い(迫真)

最後はコンセプト全否定ですね
上で期待値が高いと書きましたが、そもそもランダムな上に奪って嬉しいカードとは単純にカードパワーの高いカードでそんなにないんです
あと単純にコストが重い上に1対1交換が多いです
仮にウッキウキしてめくったカードが《さまようもの》だったら……

イラストは爆アド

ただ、せっかくある素材の味を消してしまっては、構築済みを使っている面白さがありません
しかも今回は楽しむための構築、ガッチガチに勝ちを取りに行くためのデッキではありません
せっかくやりたい事ができる環境なので、めくれるカードにみんなでゲラゲラするのも楽しみです

相手のカードを奪うコンセプトをしっかり残しつつ、
・重過ぎるの置き換え
・カードパワーの向上
それに面白さを両立できるよう調整していきます

《5足のフェリクス》

二つの選択肢から悩んだ結果、今回の統率者は《五足のフェリクス》です

許せサスケェ……

スペル奪取系は枚数を揃えるのが大変だったので、ここは組みやすい方に逃げました
もちろんゴンティもデッキには入れます
しかし、二本柱のコンセプトの内、"戦闘ダメージを与えるとアドバンテージを得る"方を強化していきます

具体的には回避能力持ちのクリーチャーを増やし、誘発する機会を増やします
それだけだと打点が弱いので、忍術を追加投入してよりアドバンテージを稼げるようにします

今回の統率者初心者の方と対戦するにあたり調整をするルールとして、
①晴れる屋さん価格で合計5000円以内
②一枚2000円を超えるカードは使わない
の2点を設けました

①はある程度限度額決めないと、経験者の知恵と財力を使って、元のデッキの形が分からなくなるほど入れ替えてしまう恐れがあるためです
②はフェッチランドなどのマナベース、森知恵や黒のチューターなどのドロソなどただ強いカードを弾くために設けています
結果的に良いレベル感に仕上がったと思います

では早速入れ替えカードを見ていきましょう

16枚で………
ギリギリ計量クリアです……

ご覧の通り忍者すごい増量しましたアイエェェ
種ポケとなるブロック不可のクリーチャーも追加
あとは戦闘ダメージで誘発するカードが4種と除去のアップグレード
そこまでで金額が上限に達したので、やはりマナ基板までは弄れませんでした
しかし普通に占術ランド、M10ランド、フィルターランドなど優良土地がわんさか入っていたので、オリジナルのままでも十二分に戦えます
欲を言えば《忍び寄るタール抗》などミシュラン欲しかった……

少し入れ替えたポイントについて個別にカードを見ながら紹介していきます

《鬼の下僕、墨目》 ¥1,500

対戦相手の墓地からリアニメイトという両コンセプトを満たしながら、本人も再生持ちという体躯の良さ
神河ブロックを代表する忍者の一角と言っても過言ではないでしょう
今回の中で一番の高額ですが、それに見合った一枚だと言えます

実際豊満であった

《静風の日暮》 ¥800

墨目と肩と並べる忍者を呼ぶ忍者
こちらは自分のライブラリーから忍者を呼ぶため、二の矢、三の矢を番えることができます
しかも2マナで忍者はブロックされません、ナンデ??

《梅澤悟》 ¥50

手札を全て忍者にする忍者
新しい姿が東堂先輩に似ている

似てる

《梅澤の十手》 ¥960
《鉱炉と前線の剣》 ¥480

十手も千円以下で買える時代になりました
ダメージ誘発系の装備品も誘発2倍ということで非常に相性がいいです
同じ理由で剣サイクルはどれ入れても良かったのですが、予算縛りの関係でコスパの一本になりました

《自然の意志》 ¥100
《偵察任務》 ¥50

こちらは装備品と違い、全体に能力を付与するエンチャント
回避能力は付与できませんが、忍者で支払ったマナを回収したり、ドローでアドバンテージを稼げます

《暗殺者の戦利品》 ¥100
《自然の要求》 ¥100

《大群への給餌》はちょっと…ということで万能二枚へ

たったデッキの20%弱の入替ですが、使用感が良くなり、本来のコンセプトもより先鋭化できたと思います

ようやくできあがったものがこちら

デッキリスト

まとめ

いかがだったでしょうか?
久しぶりに構築済みを購入しましたが、収録されているカードのレベルの高さに驚かされました
開けて出しでも全然戦えるレベルです…今の初心者は怖い怖い
そこからコンセプトを洗い出して、自分色にチューンするのがTCGデッキ構築の醍醐味です
やってみてかなり楽しかったのでぜひ他の構築済みでも試してみたいですね

光過ぎだろ!この十手!!

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