この世にはどうも天使がまぎれこんでやしないですかね。
天使のルールは 天界ルール
下界に生きるにゃ 都合がわるい
笑うべきところで 泣いてしまって
泣くべきところで 笑っている
天使のルールは 天界ルール
下界のそれとは いつもあべこべ
よかったことが わるいことになり
わるかったはずなのに 笑っている
どこかで
泣いているだれかの 声がする
あれはきっと
生きるのがへたくそな 天使だ
きみがみてる 無数のかなしみを
神秘に変えて そして光らせて
ぼくがみてる 不思議な光景を
音符に変えて へたくそな歌で
届けたら きっと ああ 笑っちゃう
人間世界の、シャバのルールや常識のように生きられない。
それに合わせていると、いきいきと生きられない。
この世にはそういう人たちがいて、何よりぼくがその一人だ。
言葉のつかい方も、かんがえ方も、世界のわかり方もちがう。
なにを価値とし、なにをしないかも下界とあべこべ。
そういう人たちは、しばしば現実でトラブルを起こす。
一生懸命合わせようとしても、人間のフリをしようとしても、本性が馬脚を露す。馬じゃないんだけどね。
天使というのは美化しすぎかもしれないけれど、能天気なところはハマっていると思う。深刻になるべきところでケロッと元気になって、あわてて神妙な顔をしていたり、ぼくはけっこうする。そういう気まずさって他の人にもあるのかな。
そういうのを知ってか知らずか「自由だね」「たのしそう」と人は言う。
そうだと思うけど、もしいるとしたら、天使もつらいんだとぼくは思う。
堕天使というのは、下界で生きるのに疲れた天使のことなのかもしれない。そうなっちゃうと、せっかくの魔法が災厄を招く。
最近、「がんばってきたけど、そろそろ人間むりかもね」と思いはじめている。平気でそんなことを書いていること自体が、もうだいぶ来てるよね(笑)。
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