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人々の勾配。

新しい仕事の二週目がはじまった。
今日もまたいろんな人に会う、会う。

勤め人も自営もどちらもやった僕だが、面白いもので誰が目上の人をすぐ判断して、配慮しているのがわかる。年齢や肩書きにかかわらず、目上の人は周りからそういう扱われ方をされている。

リーダー的存在。そんな人たちに何人も会った。
それにふさわしい経歴と実力があって、すごいなあと思いつつ、同時に不思議だなあとも思う。

同じ時間、時にはそれ以上の時間を生きてきているのに、なにがその人たちをリーダー的にしたのだろう。
そうでない人たちとは、どこが違うのだろう。
明らかにわかるのだけれど、うまく言葉にできない。

自然の中に山と谷があるように、人と人の間にも勾配があって、僕のような新参者にも魔術的に作用する。

言われなくても、目上の人には下として接する。
何年勤め人を離れても、そういう姿勢は消えない。

昔はそういうのを窮屈だと感じていたが、これだけいろんな職場で同じように存在しているのを感じていると、風向きや水の流れのように逆らわなくていいものなのかもしれないと思う。不自由を感じはするが、そのことで流れるものがある気がする。

ただ、目上の人とはいつもどこか隔たりがあるような気がして、それがすこし寂しい。

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