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父のすね毛をむしる。

赤ちゃんの手が、日に日に器用にうごくようになっている。
近くにあるものに手をのばし、にぎって、そして口に入れる。

最近のおとうさんは、赤ちゃんの手の餌食になることが多い。
フリースの袖、襟、ジッパー、パジャマ、靴下、さらに唇やあご、指、髪の毛など、いろんなところをにぎられ、食べられそうになる。

今日はおふろに入れるために短パンになったら、すね毛を狙われた。届く範囲のすね毛を手のひらに集めて、ぎゅっとにぎり、引っぱる。

こりゃいかんと思い、すぐ退散。でも、赤ちゃんが「えー」という感じで残念がっていた(ように見えた)ので、もう一度、すねを差し出してしまう。親バカである。

咀嚼の力も強くなった。以前は平気だった指を食べられることも、最近は噛む力が強くなって痛いので「Sassy」にお願いしている。

にぎるだけでなく「たたく」ことも覚えた赤ちゃんの手にとって、Sassy はおとうさんと並ぶ格好の餌食だ。近づけるとすぐに握って、口に入れて、膝に置いたときには、バシバシしばいている。みつばちさんがちょっとかわいそうなくらい強めのバシバシが繰り返される。

そんな赤ちゃんも生まれて半年が経った。
生まれる前も、生まれた直後も「だいじょうぶかな」と心配していたけれど、赤ちゃんも元気だし、我々夫婦もなんとかやってこれている。

おとうさんとしては、すね毛をむしられようとこれからも元気でいてくれたらそれでいい。だって、これまで人生最良の半年だったのだから。

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