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ほんのちょっと声を出す。

平日毎朝6時半から「英語発音チューニング体操」という動画をアップしている中島小百合さんが、夜の6時半からこんな動画を上げはじめた。

以下、中島さんによる解説。

Anne Peckham の執筆したヴォーカル学部の必修科目 "Elements of Vocal Technique"の教科書「ザ・コンテンポラリー・シンガー」の日本語版(ATN刊、中島小百合翻訳)から毎回3分、よきエクササイズを見繕ってはボエ~と歌います。

歌のボイトレはプロの方にお任せするとして(本はがっつり歌の人向けの超良書ですが)StayHome3分ボイトレは文字通り「#StayHome な非シンガーのためのリハビリ的ボイトレ #WithMe 」です。トレってかリハ。ボイリハ。声リハブ。Amy Winehouse。

お外に出られるようになるまでの期間限定ですが、せっかくなので声出して遊びましょ。でも遊ぶなら本気で。ということで、普段とは違う「ガチのコラボ」に挑戦(笑) 企画書を書き説得に勤しみ。AnneとATNを口説き落としました!どこの馬の骨かわからんワタクシごときが独り善がりで何やっても意味なし。

自分が翻訳した本なので、ドコに何が書いてあるか大抵わかります♥チャチャッと、サクッと。最近ちゃんと使ってないなぁ... というご自身の声を、1日の終わりに起こしておこう!ボエ~!ってなユルぅい企画です。

StayHomeボイトレなので、大きな声も出しません。電話する以上の音量は必要ないです。いきなり大きな声とか何それコワいケガする。深呼吸と発声の間ぐらいの負荷です。

歌ったことなくて大丈夫。ボイトレしたことない人対象。ホントに歌いたい人はこの際、プロのボイストレーナーとのオンラインレッスンに挑戦するのも手ですよね。プロのボイストレーナー、いっぱい居ます。紹介します。何なら外国人とのオンラインレッスンで、この機会に英語と声を一緒にブラッシュアップしちゃうってのも楽しいですよ。リアルタイムで字幕翻訳フィード、超得意ですよ(微笑)

私の配信はあくまでもリハビリです。これだけお外に出る時間が限られると、人間は身体性を失い不要不急の不安に脳が溺れてしまうので... ちょっと気分転換に3分だけ、身体と会話してみませんかー。というお誘いです。

これだけ声だしてないと急なZoomミーティングなんかで「アレなんか声が... ぅぇっへんっっっっっ!」だの、軽い報告しただけで喉がひりひりする... だの、そういうヒト向けのやつです!れっつ4/22(水)18:30に僕とYouTube生配信でボエ~♥

特に「これだけお外に出る時間が限られると、人間は身体性を失い不要不急の不安に脳が溺れてしまうので... ちょっと気分転換に3分だけ、身体と会話してみませんかー。というお誘いです。」というところがいいなと思った。

うちは夫婦二人で暮らしているから、ひっきりなしにしゃべっているし、なんなら歌ってもいるので声は出している。でも一人暮らしだった頃は確かに誰ともしゃべらない日が何日も続いたりしていた。そういう時には声を出すことに使う筋肉がすっかり萎えている感じもあった。

それが「身体性を失い不要不急の不安に脳が溺れてしまう」ことにつながるという。そうかもしれないし、だからこそこの「ほんのちょっと声を出す」プログラムはいいと思った。

実際やってみると、エクササイズは三分どころか一分ほどで終わる。奥さんと二人で面白がりながらやれるし、部屋でやっていても周りに気にならないくらいの音量だ。

中島さんの取り組みは、本業の「英語発音チューニング体操」もそうだけれど、ささやかながらも根本に効く。

なにより夫婦で暮らしていて見えなかった「一人で声も出さずに生活している人」の姿がありありと感じられたのが、僕にとってのこの取り組みの魅力だった。いまのコロナ禍でいろんな人がいろんなことをしているけれど、こんなふうに「誰の、どんなシーンに役立つのか」が明快な取り組みって、そうはないよな、と思った。

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