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椅子来たる。

赤ちゃんが大きくなり、小脇に抱えて食事をしたり、離乳食をあげたりするのが難しくなってきたので、椅子を買ってあげることにした。

いろんな店をまわった結果、ストッケの「トリップトラップ」に惚れ込んでしまい、いまは出回っていない「赤」の椅子をメルカリで探して注文。

大型のダンボールに梱包されてやってきた椅子を奥さんが隅々まで拭きあげる。

濡れたキッチンペーパーをつかって「前の家ではどんなふうに使われていたんだろうね」「ようこそようこそ」なんて言いながら一生懸命拭いていた。歓迎の儀式のように見えたので、僕も触発されてベビーセットの部分をウエットティッシュで拭いたり、食器用洗剤で洗ったりした。

しばらく使われていなかったと思われる椅子は、拭き上げられてひとっ風呂浴びたかのように気持ち良さそう。新しい思い出ができることにワクワクしているようにすら見える。

この鮮やかな赤色が家になじむか心配だったけれど、来てみると意外なほどしっくり。見ていて元気になる感じもして「いい子が来てくれたなあ」と思った。

それから座板の高さを合わせるために赤ちゃんに座ってもらった。
まだ8か月の赤ちゃんなので、座面は一番上のほう。でもそのうち座板がどんどん下がって、ベビーセットもとれて、ってなるんだよなあと思いながら、左右の長さを定規で測って位置を決め、六角レンチでネジを閉める。

新しい椅子に座った赤ちゃんは、百貨店で座ったことがあったはずなのに「なにこれ?!」という怪訝な表情をしていた。このあと、夜の離乳食でいよいよデビューになる。長い付き合いのはじまり。仲良くなってくれるといいな。

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